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  • 教育情報部

高1国際探究「SDGs入門講座」を実施しました。

5月12日(木)、高校1年生の総合的な探究の時間「国際探究」にて、「SDGs入門講座」を行いました。

講師としてJICA秋田デスク国際協力推進員 野口聡子様をお招きし、「SDGsからつながる世界」と題して講演いただきました。


SDGsとは、2015年に国連で採択された、「2030年までに持続可能な社会を実現するための世界共通の目標」のこと。先進国も途上国も含めて、「誰一人取り残さない」という理念があります。

近年、政府や企業などで様々な取組が進められています。



講座では、「SDGsとは何か」ということから、日本や各国の取組状況や、現状と課題などについて説明がありました。

生徒たちも中学校や高校家庭科の授業などでも学んでいる内容ですが、改めて知る内容も多く、新たな気付きや学びがあったようです。


また、全国の高校生が行っているSDGsの取組について動画を見せていただきました。自分たちと同じ高校生の取組の様子に、生徒たちは大いに刺激を受けていたようでした。

講演終了後の質疑応答では、講演の内容やこれからの探究活動などについてたくさんの生徒から質問が出ました。



今日の講座で学んだことを生かしながら、SDGsについて少しずつ理解を深めながらよりよい探究活動ができるようにしていきたいと思います。

野口先生、どうもありがとうございました。



生徒による振り返りの一部を紹介します。


「SDGsと聞くと常にグローバル的な視野で考えていたが、身近にもSDGsに関連する問題がたくさんあることを知った。また、秋田県と途上国で『職業の選択肢が少ない』という共通した社会的問題があることも知り、秋田でこの問題を解決できれば、それを途上国に活用できるのではないかと思った。世界と日本を比較することで現在の日本がどの位置にいるのかが可視化され、日本が解決すべきSDGsの問題が改めて分かった。今日、学んだことを生かし、今後の国探に役立てていきたい。」


「正直、今までSDGsは自分とは関係のないものという認識が強かった。しかし今回の講話を聞いて、想像より遥かにSDGsの達成状況は深刻なものであり、私たちの生活と密接に関わっているものだと知った。野口さんのお話や研究発表の動画の中で『ひとりの力でできることは限られているけれど、その中でできることをやっていきたい』という言葉が印象に残っている。確かに私たち高校生ができること、影響を及ぼすことができる範囲は限られてくるということを理解した上で、小さなことからでも変えていきたいという考え方がとても素敵だと思った。」


「今日の講座で、日本や他国のSDGsの達成状況を知ることができ、良かったです。また高校生の取組についての動画を見て、プレゼンテーションのやり方を具体的に想像できました。探究活動では動画の人たちのように何度も調査を重ね、そこから少しずつ最善の道を見つけられるようにしたいです。日本にはまだまだたくさんの課題があることが分かったので、探究活動を通して自分なりの解決策を提示出来るように頑張りたいです。」


「今まで17の目標を同時に達成することは難しいと思っていたけれど、ある問題に焦点をあてると、他の問題に繋がっているという話を聞いて、自分にできることから始めていくことが大切なんだとわかりました。これから探究活動をしていく上で大事なことも分かったので、とても勉強になりました。青年海外協力隊で活動されたこともある野口さんの考え方や行動力は自分にはないものばかりだったので、新しい価値観を得ることができて良かったです。」


「SDGsの項目の中でも特に関心を持っているジェンダー問題について詳しく学ぶことができて、本当によかった。高校生たちが問題解決に向け懸命に活動する様子を見て、自分にもできることはないのか、真剣に考えていこうと思った。まずは自分自身がもつジェンダーに対する固定観念をなくし、皆が活躍できる社会の実現に向け、協力していきたい。」


「今までSDGsについてどこか他人事のように感じていたが、今日の講演を通して自分にもできることがあると感じ、これからの国際探究を進めていく上でとても参考になった。私も国際活動に関心があるため、自分の将来についても深く考えるきっかけになった。」


「自分と年が近い人が、SDGsについてしっかり考えていてびっくりした!高校生としてできることは考えればたくさんあると思うので考えていきたい。めったに無い機会だったので今日知ったことを糧にこれからの探究活動に取り組んでいきたい。」


「『自分ゴト』として、いかにSDGs(現在と未来)と向き合うか?という問いかけが心に残った。今回の講話で例えばジェンダー問題などSDGsが思っているより自分の身近にあることがわかったので、これからの探究活動で調べるだけじゃなく自分に何ができるのかを考えていきたい。」


「SDGsは、社会を改革できる野心的な目標であると分かりました。一人ひとりが自分ごとと捉えながら、現状と向き合い、改善策を考え、更に、考えるだけでなくアクションを起こしていくことが重要だと思いました。現状と向き合うには、問題についての基礎知識をたくさん持っていることが重要だと思うので、普段からニュースを見て、多くのことを知っておきたいです。」


「今回の講座を聞いて、SDGsについての理解が更に深まった。日本だけでなく他の国のSDGs達成度を知ることで、日本が抱える課題が見えてきた。特にジェンダー問題が深刻だと聞いて驚いた。この問題の解決には一人ひとりの固定概念を変える必要があると分かった。また、買い物によって世界を助けることが出来ることを初めて知った。自分が知らないだけで、身の回りにはSDGsに関連している商品などがあることが分かったので、これからは日々考えながら生活していきたい。」


「SDGsには中等部委員会等、数々の場面で触れて来ましたが、具体的な背景については何も知らなかったので この機会で学べて良かったです。今現在、家庭科の授業でSDGsに触れているので、参考になる部分がとても多かったです。主体となって考える重要性、利益を活用して問題解決に繋げることが全体の支援に繋がること、物事の本質を知る必要性などについて学べました。固定概念に縛られず、広い視野で物事を判断する事は、今後の探究活動に強く影響すると考えます。高校生だからこそできる柔軟な思考や行動を大切に、より良い取組をしていきたいです。」






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