学校紹介
校長より
ごあいさつ
秋田県立秋田南高等学校・秋田県立秋田南高等学校中等部のウェブサイトを御覧いただき、ありがとうございます。
新しい年度を迎え、ここ仁井田の校舎も、生徒たちの元気な姿と明るい笑顔に包まれております。
本校は、昭和37年に創立され、以来、学業・文化・スポーツなど多方面にわたる活躍とともに歴史を刻み、昨年度、創立60周年記念式典を挙行し、本年度は創立62年目の高校であります。創立以来の卒業生は2万2千人余りを数え、県の内外はもとより、世界を舞台に活躍する人材を多数輩出してまいりました。また、平成28年には中等部が設置され、中高一貫教育校としての新たな歴史を刻み始めました。その中等部一期生は令和4年3月に本校を卒業し、今年3月、二期生が卒業しました。
去る4月6日に行われた入学式では、80名の中等部新入生及び228名の高等学校新入生を迎えることができました。式辞の中で、新入生の皆さんに対して「密度の濃い時間を過ごし、仲間との切磋琢磨を通して、主体的に自分づくりに励んでほしい」とお願いしました。一人一人の持つ、まだ秘められた能力を、本校での友との学びの中で、開花させてほしいと切に願います。
一方で、本校の校訓「獨立自尊」とは、「人に頼らずに自己の人格と尊厳を保つ」との意味と解され、自らの意思で地に足を着け、主体的に自我をつくり上げていく営みの尊さを表した言葉であると考えます。周囲との協力や協働の意義を十分に理解しつつも、個として自立的に自らの尊厳を育むことは、相反する概念に思えるかもしれませんが、他の影響なく生活することなどできないこの世の中において、どうしても身につけてほしい資質であると考えます。
生徒たちの本校での学校生活が充実したものになるよう支援することが、我々、教職員に求められています。この学舎で過ごす数年間は、長い人生の中のわずか数年にすぎませんが、人格形成において極めて貴重な期間であると思います。保護者をはじめとする本校に関わるすべての人々の期待に応えることができるよう、教職員一同、精一杯努めて参りますので、引き続き、本校教育に対する御理解と御協力をお願い申し上げます。
令和5年4月20日
秋田県立秋田南高等学校
秋田県立秋田南高等学校中等部
校 長 佐 藤 進