海外フィールドワーク通信(その5)
今回のレポートは、3日目の様子です。いよいよ、タイのバンコク市内にある様々な団体や企業を訪問し、自分たちの研究に関する情報を得たり、質問や討論などを通して考えを深めたりする活動に取り組みます。
まず最初に訪問したのはJICA(ジャイカ)バンコクとタイ国政府観光庁。この写真はJICAで撮ったものです。
2カ所に訪問した私たちは合流し、丸紅バンコクを訪れました。
丸紅は、言うまでもなく日本企業のトップを走る総合商社。タイをはじめ東南アジア、全世界を舞台に活動する企業です。
先方からの企業説明のあと、こちらからの質問に答えて頂く形式で、話合いは進められました。担当の方たちは実に誠実に、私たちの質問に答えてくださいました。
特に私たちが研究する「発酵」や「旨味」に関する質問をした際には、事前準備の内容や視点のユニークさに関して評価していただきました。例えば、「タイ人の方々には『旨味』の概念はあるのですか。」といった質問を通して、タイと日本の共通性や相違性、それを踏まえた食品流通の戦略などについて深く考えさせられる時間となりました。
その後も、JETRO(ジェトロ)バンコクや国連アジア事務所など、たくさんの場所を訪問させていただき、とても充実した一日となりました。
明日は、バンコク市内の病院やクリスチャンカレッジなどを訪れる予定です。