中等部2年生にTDK歴史未来館出張授業を行いました。
令和6年2月22日(木)、中等部2年生を対象に、TDK歴史未来館出張授業を行いました。
2時間目に2年2組、3時間目に2年3組、4時間目に2年1組がボビンコイルを作り、電磁誘導を体験する実験を行いました。
ホビンコイルを作る際には、TDK歴史未来館の4名の方々が、丁寧に分かりやすく、ご指導くださいました。生徒たちは、イヤホンという身近なものから、電磁誘導の仕組みについて、楽しく学ぶことができました。
6時間目には、来年度に控えているクリエイティブサイエンスに向けた講話をリモートで行いました。TDKの技術部門で働く、秋田南高校出身の安井啓道(やすい たかみち)さんから、お話を伺いました。
安井さんからは、TDKが作る電子部品、技術職という仕事やその魅力などについて聴くことができました。
質問タイムでは、ものづくりに関する質問が積極的になされました。
講話を聴いた生徒の感想の一部を掲載します。
「TDKという企業の凄さを改めて認識しました。電子部品を作る会社ということしか知らなかったため、製品の製造過程、歴史などについて知ることができ、とても楽しかったです。TDKで作られている最小の電子部品の大きさにも衝撃を受けました。地元にこのような先端技術をフルに活用した企業があるということに嬉しさを感じました。」
「今日の講話の中で、特に今後の生活に生かしたいと思ったことは、『グループワーク力を身に付ける』ということです。普段の授業内でグループワークを行うことは多くありますが、なかなか意見がまとまらなかったり、意見が出ずに話合いが止まってしまったりすることが多くあります。今すぐ身に付けるということは難しいかもしれないですが、意識して取り組むことで、少しずつ身に付いてくると思うので、普段のグループワークの時間を大切に取り組んでいきたいです。」
「今回お話を聞いて心に残ったのは、技術者の魅力の一つである『世の中を便利にしているというやりがいを感じられる』というところです。他の企業ではなかなか感じられない、社会の変化に対してのやりがいであるというところが素晴らしいと思いました。作業をする上で大切にしていることは、精度と効率と聞いて、どちらも保ちながら行うことの難しさを一度体感したことがあったので、日頃からこなしていると思うとすごいなと思いました。」
今回の出前授業を通して学んだことや考えたことを来年度のクリエイティブサイエンスはもちろん、普段の生活でも役立ててほしいと思います。
安井さん、TDKの皆様、誠にありがとうございました。