高1性教育講座を行いました。
9月6日(火)、高校1年生を対象に、性教育講座を実施しました。
講師をお務めいただいたのは、ゆみっこ助産院 アドバンス助産師の古田由美子先生。
思春期の心と体の仕組みや、SNSとの付き合い方のほか、薬物やジェンダーについてなど、性に関する正しい知識について、さまざまな角度から教えていただきました。
生徒の書いた振り返りの一部を掲載します。
「今回の性教育講座を受けて、一人一人にはっきりとした自己が形成されていく思春期だからこそ、自分も相手も大切にする姿勢が大切なのだと感じた。また、性に関する間違った知識を得たり広めたりすることがないように、今後の生活で自分の知識を常に疑い、学んでいくようにしたい。」
「体が成人に近づいていく中こういった知識は重要なため、しっかり覚えておこうと思った。性との向き合い方について、改めて考えることが出来ました。」
「自分の悩み、特に体のことに関しては、どんなに仲の良い友達や信頼できる家族であっても、言えないことがあるかと思うので、こうしてオープンにお話ししてくださったので良かったです。また、それだけでなくジェンダーのことについても改めて考えることができた良い機会となりました。一人一人感じ方は違っていて、それでこそ社会が成り立っていると感じました。」
「私は今回の講座で、自分の命と他の命を大切にすることの大切さを学びました。改めてたった一つの命の尊さを実感しました。助産師さんは感動な場面に立ち会えるとてもいい職業だなと思いました。」
「今回の講演を通して、医療分野の中でも助産師という職業に興味を持てた。自分の生活に関わることについても改めて知れたし、将来についても考えるきっかけになった。」
「思春期の時期が身体的に一生のうちでも大切な時期だと分かりました。具体的なエピソードを伺って、今の食生活や、それ以外の生活で行っているいろんなことが、これから先の何十年という人生を生きる体になるということを実感し、きちんとした健康的な生活をおくることはとても大切なことなのだと改めて感じました。」
「家族でも友達でも恋人でも、相手を尊重する気持ちを表すために同意を得ることがとても大切だということを学びました。自分勝手に物事を進めるのではなく、しっかり相手を尊重し、その人にとって居心地の良い場所を築けるように努めたいです。」
「高校生になってから気持ちや体の変化が生まれるようになってきて不安になった時もあったけれど、みんなそう感じ始めているんだと知って安心しました。自分にも男女どちらの友達にも家族にも、それぞれの悩みを抱えているから、誰に対しても優しく接したいと思いました。」
「友達や家族、身近な人にもなかなか相談しにくい内容だったので、今日相談できる場所や相談できる内容などについて詳しく学ぶことが出来て良かったです。また命が誕生する確率はとても低いと知り、改めて命を大切にしようと思いました。」
「私は古田先生が最後に仰っていた『生きているだけで100点満点』という言葉が心に残りました。毎日生活していく中で悔しい事や良くないことが多くあり、自分を見失うこともあるかもしれませんが、そのような時にこの言葉を思い出して、初心に戻って落ち着いて行動していこうと思います。」
思春期の生徒たちにとって、普段、友人や家族のあいだではなかなか話題にしづらいトピックかもしれませんが、性について日ごろから考えておくのは大切なことです。今回の講座を通して、性について、いのちについて、自分ごととして真剣に考えるよい機会となりました。
古田先生、誠にありがとうございました。