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  • 教育情報部

高1国際探究がスタート。探究スキル講座を行いました。

4月14日(木)、「総合的な探究の時間」に、各学年の探究活動が始まりました。


高校1年生は「国際探究」と題した活動です。SDGsなどグローバルな課題の解決に向けて、生徒自身がテーマを定め、仲間と協働しながら、決まった答えのない課題に取り組んでいく学習になります。


初回となる今回は、「探究スキル講座」として、探究活動を進めるうえで必要となる資質・能力について学びました。


今回のテーマは「協働力」。

探究活動をはじめとして、本校では学習活動の多くの場面で、他者と協働して活動に取り組む機会があります。「協働力」は、グローバルリーダーに求められる大切な資質・能力の一つです。



講座では、さまざまな演習を通して、協働で活動する際のポイントについて学びました。


初めに、円滑なコミュニケーションについて、挨拶の仕方による簡単な演習です。

体育館を歩き回りながら、出会った人と色んなバリエーションで挨拶し合いました。



無表情で挨拶するのと、元気よく笑顔で挨拶するのでは、相手に与える印象が大きく異なることに気付きました。


続いては、グループでの演習。

今回は、できるだけ話をしたことのない人とグループを作るようにしました。


まずは自己紹介。


行ったのは、防災学習などでも用いられるクロスロード演習というグループワーク。

SDGsに関わるいくつかのシチュエーションを想定した「お題」について、各自で「Yes/No」で答えを選びます。

そして、その理由についてそれぞれの考えを述べ合いました。





同じ答えを選んでいても、その根拠となる考え方は人それぞれ。

多様な考えがあることを改めて認識しました。


そして、ここまでの演習で学んだことを踏まえ、グループで話合いをするうえで大切なことは何か、意見交換しました。



ここでも、さまざまな意見が出てきます。


最後に、それぞれのグループで出た意見をまとめ、発表しました。





たくさんの生徒から手が上がり、自分たちのグループの考えを堂々と発表していました。


それぞれにさまざまな気付きや学びがあったようです。




講座終了後に生徒たちがClassiを用いて記入した、活動の振り返りの記述の一部を紹介します。


「今回の講座では、周りの人との意見の交換の仕方や、意見が違った時の解決方法を、楽しい活動によってしっかり学ぶことができました。特に意見が違ったときには多数決で決めがちですが、今回の講座によって、少数意見を尊重することはとても大切だとわかりました。今回学んだことを生かしてこれからの探究活動に取り組んでいこうと思います。」


「コミュニケーションにおいて表情が与える影響は大きいと知り、僕は早速みんなで討論のときに実践してみました。結果、なんだか初めての人とも仲良くなれたような感じがしました。討論では、相手の意見をよく聞くのはもちろん、意見が違う人でもまずは相手の意見をよく聞いた上で自分の意見を提案するような形で議論を進めました。でもまだ話したことがない人が大勢いるので、更に多くの人と仲良くなりたいです。」


「知らない生徒といきなりグループを作って話すという慣れない活動を通して、誰とでも連携して取り組むための協働力を少し養えたと思う。こういった場で大事なのは、間違いを恐れないことと間違いを気にしすぎないことだと思うので、積極性や主体性を持って交流していきたい。」


「初対面の人やあまり喋ったことのない人と挨拶を交わすだけで心が通じ合って、挨拶の凄さを改めて実感した。グループ活動では、自分の考えていなかったことやたくさんの面白い考えに触れることができて、探究活動などでは意見を共有できるグループ活動が必要なんだと感じた。」


「みんな違う人だから全く考えが同じということはあまりないと思う。そのなかで、人の考えを否定したりせず、共通点を見つけたり見方を変えてみたりしてお互いに尊重し、理解し合うことが大切になってくると思った。国際探究を進めるうえで、『協働』を意識しながら頑張っていきたいと思った。」


「複数人でディスカッションするときはそれぞれの立場、思想が違うことを考慮することが大切だと感じた。これからの国際探究の時間にグループディスカッションをするときはしっかりと相手の話に耳を傾ける姿勢を大切にしたい。」


「今回の講座を受けて、話合いを行う上で大切なことを実際にディスカッションしながら学ぶことができた。問題はどれもはっきりした正解がなく、グループのメンバーの意見も視点が違ったり重要視することがことなったりとなるほどと思うものが多くあった。話合いにおいて相手の立場を尊重することは大切なことだと分かっていたつもりだったけど、今回の話合いで身をもってより深く理解できたと思う。今回の講座を生かして、一年間の国際探究の授業を積極的に頑張っていきたいと思う。」


「話したことがない人とのグループディスカッションで始めは緊張や不安がありました。しかし、会社のエアコンの設定温度についてのお題では、温度を下げるべきだという意見が多かった一方で、その日の仕事を休みにするほうがいいという意見もあり、様々な角度から物事を見ることの面白さを感じることができました。これからの生活では、自分の考えを持つことや自分とは異なる考えを知ることを大切にしていきたいです。」


「初対面の方と意見を交換し討論する時は、自分の考えをしっかりと持つこと、コミュニケーション力を持っていることが大切なんだなと改めて思いました。また、ある程度の予備知識がないと良い討論に発展しないと思うので、時事問題にも目を向け、世界の現状を把握していきたいです。」


「グループ活動の大切さがよくわかり、自分の意見の主張をしっかりすることも大切だとわかりました。さらに自分の会話の引き出しを増やしていきたいと思いました。」


「今日の活動を通じて、仲間と協働していく上で大切なことを考えることができました。入学してまだ1週間しか経っていませんが、これから色々な人と交流を深め、時には競って高め合いつつ、協力してさまざまなことに取り組んで行けたらいいなと思いました。国際探究の授業では今日の経験を活かし、課題の解決に向けて協働しながら頑張っていきたいです。どんなものができ上がるのかとても楽しみです。」


「私は今回の活動を通して、人見知りが少し克服されたのではないかと感じました。人と話すのが苦手でしたが、あまり話したことのない人と挨拶をしたり話合いをしたりして、緊張をほぐすことができたので良かったです。これからの探究活動では知らない人とグループになることもあると思うので、今回学んだことを活かして、自分の意見を発信し、他の意見も尊重して、楽しく取り組みたいと思いました。これから頑張っていきたいです。」


「これまで少し怖いなと思って距離をとっていた中等部の方々と活動したけど、とてもいい人ばかりで話合いがスムーズに進みました。自分の考えをしっかり持って参加したので、相手の意見との共通点が見つけやすかったです。相手の意見に対して批判したり先入観を持って聞いたりするのではなく、お互いの意見を尊重し合うことを意識しました。これからも大切にしていきたいと思いました。」


「国際探究は他者とのコミュニケーションから始まる事が、今回の活動を通して理解できました。教室の壁によって高入生と中入生の間に距離があったように感じていましたが、最初に行った『こんにちは』の挨拶で数人と言葉を交わせた事で、高入生に対する距離感をほとんど払拭できました。笑顔と明るさは心を開いてもらう一番の材料だと思います。また、次に行ったグループでの活動では、何度か意見が割れてしまいましたが、自分の考え、他者の考えを共有し、頷きや同意の言葉を送り合う事ができました。ディスカッションを行う上で『相手の話を遮らず最後まで聞く』という事は、より良い意見交換の場を生み出すと考えます。今はまだ、国際探究を通してどのような内容を深く知りたいか思い浮かびませんが、探究活動に限らず、どんな場面でも今回の活動を活かしてコミュニケーションをとっていきたいです。とても充実して楽しかった1時間でした!」






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