元ホンダ技術研究所常務取締役の保坂武文先生からお話を伺いました(GT講演会)
昨年度に引き続き、今年度も江守正多先生(国立環境研究所)や藤崎一郎先生(全国日米協会連合会会長)など、様々なGT(グローバルティーチャー=グローバルなものの考え方や見方などについて、わたしたち秋南生に考える機会を与えてくださる先生方です)の方々をお迎えし、講演会を行ってきました。
6月28日、世界にその性能の高さを知られるホンダエンジンの、開発の中心的役割を担ってこられた保坂武文(ほさかたけふみ)先生にお話を伺う機会をいただくことができました
保坂先生は、私たち秋田南高校の卒業生であり、先輩です。講演会には、中等部1、2年生160名と、工学系の進路を目指す高校3年生が参加しました。
先生からは、自動車開発の歴史や自動車の未来のお話、人間の暮らしを豊かにするロボットの今とこれからについてなど、ご自身のこれまでのご経験に基づいた興味深いお話がありました。
お話の中で、保坂先生は、「基礎的な学力をしっかりと身に付けること」「外国語を話せる力を身に付けること」「様々な一般教養に関心をもち、素養を高めること」「クラブ活動をしっかりとがんばること」を私たちに勧めてくださいました。
「夢をもつことは大切。そして友達を作ることも大切。あなたには夢がありますか。」の問いには、大勢の生徒が手を挙げていました。保坂先生は大いに驚かれ、感激されました。
講演の後の質問タイムでは、たくさんの生徒から手が挙がり、予定していた時間では足りなくなるほどでした。
私たちは、保坂先生から宿題をいただきました。今は亡きホンダの創始者、本田宗一郎氏が大切にしていた言葉「Live Outside The Box」の英語の文章を、日本語に訳してみることです。その中にきっと、わたしたちがこれからどのように生きていくべきかのヒントがかくされているのだということを、しっかりと感じ取ることができました。
お忙しい中、わたしたちに深く考える機会を与えてくださった保坂先生、本日はありがとうございました。