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  • 秋田県立秋田南 高等学校・中等部

~高校54期卒 原田 雄生先輩に聞く~ 探究活動で得た英語コミュニケーション能力を活かした進路選択


 J.E.Communicationの授業の一環として、昨年度本校を卒業し、直接アメリカのリベラルアーツ大学(デポー大学)へ進学した原田 雄生さんに「探究活動で得た英語コミュニケーション能力を活かした進路選択」と題して中等部3年生に向けてお話して頂きました。

 原田さんは始めに生徒達に向けて「もし、キャラメルマキアートを飲みたいと思ったら、どうする?」と問いかけました。

それに対して生徒は「まず秋田駅に行って、スタバに行って、注文してお金を払って購入して飲みます。」と応えました。

原田さんは、「キャラメルマキアートを飲みたいと思ったときに考えられる行動は、次の4つ考えられると思う。」と続けました。

  • スタバに行く人

  • 諦めて、自販機で済ませる人

  • 自販機がスタバより良いと考える人

  • スタバを知らずに、自販機で買う人

 原田さんは続けます。「今応えてくれたけど、本当にキャラメルマキアートを飲みたいと思ったら①の行動を取りますよね?自分から見ると②と④の行動はちょっと残念なだと思ってしまいます。③は良いと思うんです。自販機が自分にメリットがあると思った上での行動ですから。

なぜこんな話をするのかというと、自分がキャラメルマキアートを飲みたいと思ったら、①の行動を取れば良いのは、皆さん分かりますね?」

 原田さんはこれを「アメリカの政治を学びたい」と思ったときの行動と比較しました。

  • アメリカに行く人

  • 諦めて、日本で学ぶ人

  • 日本がアメリカより良いと考える人

  • アメリカ(で学ぶという選択肢)を知らずに日本で学ぶ人

「キャラメルマキアートの時に話したように、①や③の行動を取るのは良いと思うんですが、②や④のような行動を取ることをどう考えますか?」

「特に④はすごく残念ですよね。こういう選択肢が存在すること自体知らないって言うのは、情報を手に入れられていないと言うことですね。」

 そして「さっきキャラメルマキアートを飲みたいと思ったら、お金を払って買う、と言ってくれましたが、このお金を払うっていうのも自腹で払う以外に、おごってもらう、という選択肢もありますよね?」と続けました。

「実は、アメリカの大学進学の場合、このおごってもらう=奨学金をもらうことができます。しかもこの奨学金は、返却の義務のない奨学金なのです。」

そしてアメリカの大学の奨学金制度や、海外進学にむけた各種団体の奨学金について紹介してくれました。

 アメリカの大学の授業の様子や、1日の過ごし方についても説明してくれました。

「アメリカの大学の場合、授業数はすごく少ないけど、1つの授業を受けるための準備がすごく大変。事前に大量の本を読んでおかないと、ディスカッションに参加することができない。」

 原田さんは、毎日夜の2時まで図書館で勉強していると話していました。

「僕はよく、図書館に住んでいるって言われる(笑)けど、それは自分が日本から行っているから勉強を苦労しているわけではなくて、現地から進学した学生も同じように普通に遅くまで図書館で勉強しています。」

 生徒達はメモを取ったり、うなずいたりしながら真剣に聞いています。

 昼休みや放課後には交流会を行いました。

「高校1年生からやっておいた方がいいことは何ですか?」

「英単語の上手な覚え方はありますか?」

「人前で話をする機会が多いんですが、緊張しないようにするにはどうしたらいいですか?」

 次々と質問が出てきます。原田さんは一つ一つの質問に、自分の経験を元にアドバイスをしてくれました。

 原田さん、今日はありがとうございました。

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