令和4年度 卒業証書授与式を挙行しました。
3月1日(水)、令和4年度の卒業証書授与式を中高合同で挙行しました。
高等学校59期229名、中等部5期80名が卒業を迎えました。
式典は、吹奏楽部の演奏で卒業生入場から始まりました。
高等学校、中等部の順に堂々と入場します。
今年の卒業式は、国や県の方針に則って、卒業生と卒業学年の教員は、原則マスクを外しての出席となりました。
卒業証書授与です。
最初は、高校の担任による卒業生呼名点呼です。
高校卒業生代表は、船木璃空さん。
続いて、中等部卒業生です。
中等部卒業生代表は、畠山ひなさん。
続いて、校長式辞。
「高校生・中等部生ともに、これまで本校での学校生活を通して、さまざまな力を身に付けてきました。
それは、情報を正しく理解する力。論理的に考察を深める力。自分の考えを的確に表現する力。仲間を思いやり、協働する力など・・・社会を生きる上で、大切な力です。皆さんがもっているこれらの力は、全国的に見ても高いレベルにあります。
いまお渡しした卒業証書は、皆さんが元気に学校に通い、仲間と支え合い、困難を乗り越え、勉強に、部活動に、学校行事や生徒会活動に励んだことの証です。一人一人が、秋田南高校、および中等部の生徒として卒業に値する成長を遂げたことを証明するものです。
どうか、自信と誇りをもって、新たな一歩を、力強く踏み出してもらいたいと思います。」
来賓を代表して、PTA会長 五十嵐敦志様より祝辞をいただきました。
続いて、中等部卒業生代表、塚田大翔さんの「卒業のことば」です。
「秋田南高校中等部で過ごした3年間は充実していました。友人と過ごした学校生活は忘れられません。
私たち中等部5期生は、先輩たちからよき伝統を受け継いできました。後輩の皆さんには、この伝統を引き継ぎ、皆さんの手でさらに発展させ、秋田南高校中等部をよりよい学校に創り上げてほしいと思います。
中等部の3年間をともに過ごしてきた、5期生の皆さん、この個性豊かな学年は、大きな気付きや学びを与えてくれました。
4月からは高校生として、改めて、皆さんと学校生活を送ります。これまでのように、さまざまな経験を、また一緒に積み重ねていきましょう。」
在校生を代表して、高校生徒会長の佐藤弘徳さんから送辞が述べられました。
答辞は、高校前生徒会長の斉藤一輝さんです。
「コロナ禍で様々な行事が制限されてきた日々を経て、こうして無事に卒業の日を迎えられたことを嬉しく思います。
思えば、入学式からマスクを付けて始まった高校生活でした。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、入学後わずか数日で約一か月の休校となり、クラスメイトと話すことすらできませんでした。
卒業生の皆さん。これまでともに過ごしてきた高校生活は、今日で終わりを迎えます。互いに支え合い、高め合い、励まし合った日々を、私たちは忘れません。壁にぶつかることも、悩み、落ち込むこともありました。思うように行かなかったことの方が多かったかもしれません。
しかし、新型コロナウイルスのパンデミックが私たちに与えたのは、困難や絶望だけだったでしょうか。私は、そうではないように思います。大きな災いではありますが、私たちの成長を強く後押ししたとも、思うのです。困難や制約の中で、私たちは新たな方向を模索し、日常をプラスに変えていく力を身に付けてきました。前例を踏襲する選択肢がなくなった分、課題を自分たちの力で乗り越え、新たな「かたち」を作る経験ができたと思います。
この先も待ち構えているのは決して平坦な道ではないでしょう。しかし、希望という光を見失うことなく、逆境に立ち向かう気概を持ち、前に進んでいきたいと思います。
In the middle of difficulty, lies opportunity.
困難の中に、チャンスがある。
獨立自尊の精神と、誇りを胸に、私たちはみずから指揮をとり、グローバルリーダーとして、社会を牽引する人材を目指して、未来を切り開いていきます。」
卒業生退場です。
吹奏楽部の演奏をバックに、卒業生が式場を後にしました。
卒業生の皆さん、保護者の皆様、ご卒業、誠におめでとうございました。
在校生ならびに本校職員一同、卒業生の皆さんの門出を心よりお祝い申し上げます。
(記事中の写真の一部は、高校写真部が撮影しました。)