高2「総合探究」中間発表会を行いました。
令和6年12月12日(木)6・7校時、高校2年生の総合的な探究の時間「総合探究」にて、中間発表会を実施しました。

本日の中間発表会では、総合探究コースの高2生徒、183名が、4月以降取り組んできた研究内容をスライドにまとめ、分野ごとに分かれた教室でグループ発表を行いました。
「総合探究」では、自身が将来学びたい学問分野に関する研究テーマを定め、個人で探究活動を行ってきました。その際、同じ分野を志す生徒同士が小グループを編成し、協働しながら活動を深めました。
生徒たちは、それぞれ5分間の発表を行い、質疑応答を行って交流し、相互に探究を深めました。



さらにその後は、発表者に向けた「アドバイスシート」の記入を行いました。シートには「プレゼンテーション」と「内容」に関する項目があり、生徒達は真剣に発表を聴き、活発に質疑を行い、感想や指摘事項を丁寧にシートに記入していました。
グループ全員の発表終了後には、多くの感想や指摘が書かれたシートを見て、今後の活動を修正する姿も見られました。


生徒たちは、これまでの自身の研究を振り返り、他者に伝わるよう工夫してスライドにまとめ、緊張感をもって取り組んできました。自身の探究内容だけではなく、スライドの作成方法、発表方法を学び、プレゼンスキルを向上させていました。
中間発表会直前には、「まだ間に合わない」「この資料が不足している」等、不安の声も多く聞こえましたが、発表会が終わった際には、「うまくプレゼンできて良かった」という声があちこちから聞かれました。また、各グループで司会やタイムキーパーを務め、運営に協力してくれたみなさんの働きも、頼もしいものでした。

今回の「中間発表会」は、個人の研究に対して客観的な意見を得る貴重な機会であったと同時に、他者の研究や手法について学ぶ有意義な時間でもありました。
この経験を通じて、今後それぞれのテーマに対する研究がさらに深まることを期待しています。

以下は、本日の発表テーマの一部です(順不同)。
文学
「翻訳の過程で、文化的な違いがどのように言語的な表現の違いを生むのか?」
「なぜ言語は思考へ影響を与えるのか」
「日本の英語教育の改善策」
歴史学・国際関係学
「秋田に外国人観光客を増やすには」
「国際連合における拒否権の乱用を防ぐためには」
「募金などで得た資金を使って効率よく発展途上国にきれいな水を届けるには」
教育学
「教員減少を食い止めるためには」
「コロナ明けの教育現場が抱える課題を解決するには」
「秋田のサッカーのレベルをあげるには」
法学
「女性の社会参加・政治参加の推進には何が必要か。」
「虐待の原因と解決方法」
「少年犯罪主に窃盗をなくすためにはどうしたらよいか」
経済学・経営学
「地域格差のないスポーツマネジメントを提供するには」
「日本のオーバーツーリズムを解決するにはどうしたらよいか」
「経営の観点からプロ野球人気の維持に貢献できるか」
心理学・社会学・スポーツ科学
「流れは存在するのか、流れを掴むには」
「最高の睡眠をするためにどうすればよいのか」
「応援にはどのくらい効果があるのか」
農学・水産学・生物学
「異常気象に適応した農業」
「スマート農業が普及できない理由、普及させるには」
「フラワーロスの削減」
医学・看護学・薬学
「チーム医療における看護師の立場と責任とは」
「養護教諭を目指す人を支えるには」
「万能薬は作れるのか」
理学・工学
「ダイラタンシーが日常で活躍するには」
「エコなエアコンを実現・普及させるには何をすべきか。」
「脱炭素な都市交通」
生徒たちの課題意識や興味関心は多岐にわたっています。
今回の発表会は、中間発表でした。
探究活動は、高3の夏まで続きます。