【中等部】1月の給食
本校中等部で1月に実施した給食をご紹介します。
1月は今年度中に実施した給食の中でもう一度食べたいメニューをリクエストする「リクエスト給食」や、11月から取り入れている「給食献立コンテスト」で採用された生徒考案メニュー、全国学校給食週間にちなんだ献立等を提供しました。
<給食献立予定表>

<給食便り>

1月9日(木)
「野菜みそラーメン 牛乳 ミニ肉まん フルーツ白玉」

冬休みが明け、学校に活気が戻ってきました。
冬休み明け初日の給食は、1年1組、1年3組、2年3組、3年3組からのリクエストで「野菜みそラーメン」を提供しました。にんにく・生姜でしっかりと下味を付けた豚肉を、人参、もやし、コーン、キャベツなどのたっぷりの野菜と一緒に炒め、ピリッと唐辛子の効いたみそ味のスープに仕上げました。
ラーメンは多くの生徒が好きなメニューです。休み明け、久々の給食がラーメンということで、生徒たちからは喜びの声が挙がりました
1月14日(火)【給食献立コンテストメニュー:第14弾】
「米粉パン 牛乳 チョコレートクリーム たまごとほうれん草のスープ 鶏肉のマーマレード焼き ジャーマンポテト」

「ジャーマンポテト」は1年3組 佐藤 真菜さんの考案メニューです。真菜さんは、給食献立コンテストのテーマ「いろいろな切り方に挑戦」に沿ったレシピを考案してくれました。
ジャーマンポテトの「ジャーマン」は「ドイツ風の」という意味で、ドイツではじゃがいもやベーコンがよく食べられていることから、この名前がついたと言われています。「くし形切り」にしたじゃがいも、「半月切り」にした玉ねぎ、「短冊切り」にしたベーコンをバターと塩こしょうで仕上げました。じゃがいものホクホクとした食感とベーコンの塩気がマッチしていて、さらに玉ねぎの甘さも加わり、とてもおいしかったです。
1月15日(水)【給食献立コンテストメニュー:第15弾】
「二色そぼろご飯 白菜とろみスープ 三色野菜のごま和え」

「二色そぼろご飯」と「白菜とろみスープ」は2年1組 白川 菜々子さんの考案メニューです。菜々子さんは、給食献立コンテストのテーマ「栄養バランスがとれた一食分の献立(朝食バージョン)」に沿って、寒い冬に元気が出そうな2品を考案してくれました。
「二色そぼろご飯」は、「鶏ひき肉のそぼろ」と「炒りたまごのそぼろ」の二色で、色合い美しい丼になりました。トッピングにブロッコリーも添えて、見た目も華やかに仕上がりました。
「白菜とろみスープ」は、旬の白菜のおいしさや、そのとろっとした食感を味わうことができました。6つの基礎食品群がまんべんなく取り入れられた献立で、栄養バランスバッチリでした。
1月17日(金)【給食献立コンテストメニュー:第16弾】
「麦ご飯 牛乳 かぶのみそ汁 鶏つくねハンバーグ キャベツの塩こんぶ和え」

「鶏つくねハンバーグ」は1年1組 伊藤 杏香里さんの考案メニューです。杏香里さんは、給食献立コンテストのテーマ「いろいろな切り方に挑戦」というテーマに沿った「鶏つくねハンバーグ」を考案してくれました。
「鶏つくねハンバーグ」には、「みじん切り」にした玉ねぎとえのきたけが入っており、その食感を楽しむことができました。「細切り」にしたにんじんと、「斜めうす切り」にした長ねぎ、「せん切り」にした大葉が入った和風ソースがハンバーグのおいしさをより一層引き立ててくれていました。
給食では、鉄板に肉だねを広げてオーブンで焼き上げた後、1人分の大きさにカットして調理したため、丸いハンバーグではなく、四角いハンバーグになりましたが、味は抜群においしかったです。
きのこが苦手だという生徒も、えのきたけが入った「鶏つくねハンバーグ」を「おいしい」と食べていました。
1月20日(月) 【日本の料理:鹿児島編】
「鶏飯 牛乳 しゅんかん(薩摩の煮しめ アセロラミルクゼリー)」

「鶏飯」は、鹿児島県奄美大島の郷土料理です。3年2組の生徒たちから「鶏飯が食べたいです」とリクエストがあったため、今回提供しました。「鶏飯」を給食で提供したのは、実は今年度ではなく、昨年度。1年越しにリクエストに挙がるということは、それだけ印象に残った料理だったのだなと嬉しくなりました。
蒸した鶏肉のささみ・しいたけ・錦糸卵・ねぎなど、様々な具材をご飯の上に盛り付け、熱々の鶏ガラスープをかけていただきました。体がホッと温まる一品でした。
1月21日(火)【給食献立コンテストメニュー:第17弾】
「麦ご飯 牛乳 孟宗汁 さばのみそ煮 切り干し大根の含め煮」

「孟宗汁」は1年2組 鎌田 夏穂さんの考案メニューです。山形県庄内地方の郷土料理である「孟宗汁」を考案してくれた夏穂さん。その名のとおり、孟宗竹のたけのこを使った料理です。たけのこの他にも、厚揚げやこんにゃく、豚肉などが入り、具沢山な一品でした。
夏穂さんは、具材の一つである「たけのこ」を、穂先は「ななめ切り」、中央部は「半月切り」、根元を「いちょう切り」にし、部位によって切り方を変化させることで、食感の違いを生み出していました。生徒たちはこの機会に山形の郷土料理を味わうことができ、貴重な食体験となりました。
1月24日(金)【給食献立コンテストメニュー:第18弾】
「ご飯 牛乳 中華スープ 鶏排(ジーパイ) 春雨サラダ フルーツ杏仁風プリン」

「中華スープ」「鶏排(ジーパイ)」「春雨サラダ」は2年3組 三浦 瑠花さんの考案メニューです。琉花さんは、台湾料理をテーマに栄養バランスのとれた一食分の献立を考案してくれました。
鶏排(ジーパイ)は、鶏肉を開いてたたきのばし、おろしにんにくやおろし生姜、しょう油、砂糖などの調味料につけこんでから片栗粉をまぶしてカリカリに揚げた料理で、台湾の夜市の屋台が発祥と言われています。現地では行列に並ばなければ買えないほど人気です。給食でも平べったくカットした鶏肉を使い、本場の鶏排(ジーパイ)に近い形になるように工夫しました。
「春雨サラダ」は、にんじんの赤、きゅうりの緑、卵の黄の3食の彩りが美しく、酢の効いた味付けでさっぱりと食べることができました。また、「中華スープ」は、わかめや大根などの具材にトマトが入ることで、さらに栄養価がアップしました。特に「鶏排(ジーパイ)」は生徒たちに好評で、「とてもおいしかった!」との感想をいただきました。
1月27日(月)【全国学校給食週間メニュー】
「ご飯 牛乳 男鹿産めかぶのみそ汁 ハタハタメンチカツ 豆きんぴら」

1月24日から30日は「全国学校給食週間」です。本校では、1月27日から31日までの5日間、「ふるさとの食を味わい、学ぼう」というテーマのもと、秋田県の郷土料理や食材を多く取り入れた給食を提供しました。
初日のこの日は、秋田県の県魚であるハタハタを骨まで丸ごとミンチにした「ハタハタメンチカツ」を提供しました。EPAやDHA、カルシウムなど、成長期の中等部生に必要な栄養素がぎゅっとつまっている一品でした。男鹿市でとれためかぶを使用した「男鹿産めかぶのみそ汁」や、秋田県産の大豆を豊富に使用した「豆きんぴら」と一緒にいただきました。
給食時間にはプリントを一読し、給食の歴史にも触れました。

1月28日(火)【全国学校給食週間メニュー】
「本荘ハムフライバーガー 牛乳 米粉入りクリームスープ 県産りんご」

由利本荘市のソウルフード「本荘ハムフライ」をバーガーパンに挟んでいただきました。千切りにしたキャベツと人参をすりごま入りのマヨネーズで和えたサラダも一緒にパンに挟みました。ベストマッチでした。本荘ハムフライバーガーは2年2組の生徒からのリクエストでした。
また、秋田県産米から作られた「米粉」を使った「米粉入りクリームスープ」と、さわやかな甘みが特徴の秋田県産の「りんご」をいただきました。
1月29日(水)【全国学校給食週間メニュー】
「あいがけ神代カレー 牛乳 大根サラダ マスカットゼリー」

「あいがけ神代カレー」が登場しました。「神代(じんだい)」とは、秋田県仙北市にある稲作が盛んな地域のことです。「神代カレー」は観光と農業を結び付けようと地元の人々が作ったカレーで、「昔風カレー」と「現代風カレー」の2種類を「あいがけ」で一緒に楽しめるようになっています。「昔風カレー」は魚肉ソーセージ入り、「現代風カレー」は豚肉とデミグラスソースを使用した欧風カレーになっています。給食ではそれを再現してみました。本場、神代地区では「温泉卵」と「いぶりがっこ」が添えられます。
給食時間中、生徒たちにどちらのルウが好みか聞いてみたところ、「現代風カレー」の方が好みだという声が圧倒的に多く挙がりました。ただ、魚肉ソーセージは常温で数か月は持つので、非常時のたんぱく源としては、魚肉ソーセージはとても便利です。実際に災害時の炊き出しでカレーを作る際に、肉の代わりに魚肉ソーセージを入れてたんぱく源を確保することもあります。魚肉ソーセージ入りの「昔風ルウ」もだしがよく出ておいしいので、ぜひ参考にしてみてください。
1月30日(木)【全国学校給食週間メニュー】
「だまこ鍋(うどん入り) 牛乳 うの花コロッケ 県産小松菜のごまマヨ和え」

秋田県の郷土料理「だまこ鍋」を提供しました。方言でお手玉のことを「だまこ」と呼んでいたことから、その名前がついたとされています。
給食のだまこは小さめの「ミニだまこ」なので、だまこだけだと炭水化物の摂取量が少なくなってしまいます。そのため、うどんを入れて炭水化物量を確保しました。湯沢市産のせりや潟上市産の舞茸の香り、そして比内地鶏スープのうま味も合わさり、とても贅沢な一品でした。
「県産小松菜のごまマヨ和え」は、旬の県産小松菜の甘みとごまマヨネーズの味付けが良く合いました。
1月31日(金)【全国学校給食週間メニュー】
「しょっつるチャーハン 牛乳 横手のきくらげ入り五目スープ 米粉ぎょうざ」

秋田県の伝統的な調味料、「しょっつる」を使ったチャーハンが登場しました。しょっつるは秋田県の県魚、「ハタハタ」を発酵させて作ります。しょっつるは、「しょっつる鍋」などの汁物に使われることが多いですが、今回はしょうゆの代わりにチャーハンの味付けに使用しました。具材に用いたイカやホタテはしょっつるとの相性が抜群でした。また、スープに入っていた「きくらげ」は横手市の高橋農園さんのきくらげを使用しました。肉厚でプリップリなきくらげをおいしくいただきました。大潟村産の米粉を使用した「米粉ぎょうざ」は油で揚げたため、中はモチモチ、外はパリパリの食感でした。
米粉ぎょうざは、1年3組と3年2組からのリクエストでもありました。
生徒たちは「全国学校給食週間」を通して、秋田県の郷土料理や食材を味わい、秋田の食文化についてさらに理解を深めることができました。
1月に実施した給食献立をご紹介しました。
本校では今後もおいしい給食の提供に努めてまいります。来月もどうぞお楽しみに!