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令和6年度 高1「国際探究」成果発表会を行いました。

  • 探究活動部
  • 3月11日
  • 読了時間: 8分

更新日:3月20日

令和7年2月27日(火)、高校1年生「国際探究」成果発表会を行いました。

午前中は、教室発表として高1のすべてのグループが、午後からはステージ発表として、代表6グループが、これまでの研究成果を発表しました。


 

本校は、文部科学省スーパーグローバルハイスクール(SGH)ネットワーク参加校として、「総合的な探究の時間」において、全校生徒が「現代的諸課題の解決と学術の探究」を掲げ、探究活動に取り組んでいます。

特に高校1学年では、国際社会が掲げる、持続可能な開発目標(SDGs)に関わるグローバル課題について、自らテーマを設定し、主体的・協働的に解決に取り組むグループ探究活動を行っています。

 

このたび、これまでの探究活動の集大成として、研究の成果をプレゼンテーション形式で発表しました。

 


午前の教室発表は、5教室に分かれて、代表6班を除く40班が発表しました。

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各グループとも、それぞれ自分たちが設定したテーマについて、フィールドワークなどの調査活動をもとにグループで話し合って解決策を考え、提案する発表を行いました。

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今年度も、各教室には学術探究コース2年生の先輩たちがアドバイザーとして入り、発表を参観し、コメントをしてくれました。

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これまでの経験を活かした鋭い指摘や、温かいアドバイスをもらいました。

 

午後からは、中等部体育館棟アリーナにて、代表6グループがステージ発表を行いました。


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 会場には、保護者の方々、フィールドワークなどでご協力いただいた事業所・研究機関の皆様、県内各高校の先生方、秋田県教育委員会の方々など、多くの皆様方に参観いただきました。

また、高1生徒のほか、高2学術探究コース生徒、進路が決定している高3生徒、中等部3年生も参加し、質疑応答を通して、相互に学びを深めました。

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審査員は、以下の5名の皆様にお務めいただきました。

 

秋田県立大学 生物資源科学部 副学部長・教授 長濱健一郎先生

秋田県教育庁高校教育課 英語教育推進チーム 指導主事 高橋輝享先生

秋田南GSO(本校高校56期・秋田大学大学院1年) 川上穂佳さん

秋田南GSO(本校高校57期・国際教養大学4年) 櫻田一史さん

本校 校長 佐藤 進先生


※秋田南GSO(秋田南 Graduate Support Organization)とは、本校の卒業生たちがつくった、後輩の探究活動のサポートをする団体です。発表会の審査員や講座の講師など、様々な場面で本校の探究活動に協力してくれています。

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今回、ステージで発表を行ったのは、先に行われた中間発表会で代表に選ばれた6グループです。

 

司会進行も生徒自身が行いました。

前半の司会を務めてくれたのは、伊藤花音さん(1D)と斉藤京介さん(1F)です。


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発表を行った6グループは、以下の通りです。

 

27班「未来をつくる働き方改革への挑戦」

柴田和奏(1F)、大森光結(1C)、田中盛翔(1E)、建部風希(1F)


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37班「火力?水力?いや、これからはウナギ力だ!〜エネルギー問題をビリビリ解決〜」

赤津裕芽子(1D)、池田俊晴(1B)、藤井奏太(1C)、坂本弥也(1D)

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17班「ジェンダーギャップを減らすために」

松浦彩那(1B)、宇佐美心寧(1B)、髙橋優亜(1B)、熊谷 奏(1D)、奈良瑞希(1D)

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後半の司会を務めてくれたのは、佐々木康平さん(1A)と及川里桜さん(1E)です。

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9班「赤ちゃんに平等な未来を〜発展途上国の乳幼児死亡率削減〜」

菅原凜子(1E)、越 麗夏(1A)、畠山幸優(1A)、木村美月(1E) 

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12班「Building Knowledge,  Building Community」

門脇大和(1F)、松川ひなた(1A)、髙橋優月(1D)、菊地真明子(1D)、佐藤友南(1E)、高橋篤樹(1F) 

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24班「小規模水力発電の導入で電力を地産地消へ」

須藤龍生(1E)、伊藤香瑛(1A)、村松諒亮(1A)、栁橋開人(1B)、堀井航太郎(1D) 

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各グループとも自分たちの研究してきた内容について、どうしたら良く伝わるか、工夫を凝らした発表を行いました。

 

また、それぞれ発表後には質疑応答を行いました。

会場の生徒たちからはたくさんの手が上がり、時には鋭い質問もありましたが、代表班の皆さんは真摯に回答し、質疑応答は大変盛り上がりました。

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この質疑応答を通して、代表の生徒と参観生徒たちが互いに内容を深めることができました。また、新たな興味や関心にも繋げることもできていたようです。



ステージ発表の終了後は、午前中の教室発表について、優秀発表班の表彰がありました。

 

8班 「救急外来の混雑を緩和させる」

大隅稟子(1C)、佐々木優芽(1C)、岡見星祈(1D)、川邉優空(1D)、玉井孝太郎(1E)

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20班 「ジェンダー問題を政治で解決する」

山崎陽愛(1F)、佐藤幸音(1C)、伊藤花音(1D)、茂木よしの(1D)、岩崎優奈(1F)

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21班 「安全な水を世界中に」

澤田石桔平(1F)、西坂 陸(1C)、畠山涼凪(1C)、北嶋泉実(1D)

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42班 「AKHSPROJECT〜ホットスポットで秋田をホットスポットに〜」

尾山葵風(1D)、伊藤和奏(1B)、三浦健誉(1C)、佐藤蒼空(1F)

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45班 「循環で結ぶもみがらと社会」

佐藤宇清(1C)、髙橋侑大(1A)、阿部圭吾(1C)、佐藤瑛太(1C)、髙橋魁人(1C)、飯島周平(1E)

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最後は、閉会行事です。

 

審査員の秋田県立大学 長濱健一郎先生、そして高校教育課 高橋輝享先生からご講評をいただきました。

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また、本校の卒業生である秋田南GSOの川上穂佳さん、櫻田一史さんからは、後輩たちへのあたたかいコメントをいただきました。

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そして、高校1学年主任の大久保龍太先生より、審査結果が発表されました。

代表グループの審査結果は以下の通りです。

 

最優秀賞 24班 「小規模水力発電の導入で電力を地産地消へ」

優秀賞  9班 「赤ちゃんに平等な未来を ~発展途上国の乳幼児死亡率削減~」

第3位  12班 「Building Knowledge, Building Community」

 

最優秀賞を受賞した24班には、佐藤校長先生より賞状が授与されました。

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今回のステージ発表の動画を、本校Webサイトにて公開しています。

どうぞご覧ください。

 

 

なお、動画の画面キャプチャ、SNSへの投稿などによる複製・頒布等は、生徒の肖像権等の保護のため、一切禁止とさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。

 

 

生徒の振り返りコメントの一部を紹介します。

 

「各グループとも、現代社会の問題に着目して新たな視点から解決策を提示していてとても勉強になりました。教育格差の問題と発展途上国と先進国との格差に興味が湧きました。自分でも調べてみて、さらに学んで理解を深めていきたいです。」

 

「グループでテーマを決めて、そのテーマについての問題背景や研究仮説、調査などから解決策を導き出すことは、とても難しいことだと感じました。小規模水力発電の導入がまだ進んでいないので、研究を進めていけば、更に電力を地産地消できると考えます。」

 

「代表の班の発表と自分たちの班の発表を比較して、自分たちには何が足りないのかや、改善できること、また問題解決のための方法の見識を広めることができた。これからの総合探究や進路活動などに向けて役立てていきたいと思った。」

 

「今日のステージ発表を見て、ステージ発表をしている班はスライドの構成やグラフや図、提案が具体的ですごいと思いました。また、提案にもデメリットを考えることができていたので、いいなと思いました。来年度もグループでの探究活動をするので、今回のステージ発表の構成や内容を参考にして、次の探究活動をより良いものにしたいと思います。」

 

「どの班も発想が斬新で、考えたことのないようなことがたくさんあり自分ももっと多面的な視点から物事を見て考えられる能力をつけていきたいと思った。そして質疑応答の際も素早く丁寧に答えられており、来年の自分の探究活動に活かして行きたいと思った。」

 

「斬新なアイディアや実用性が高い提案を聞いて、どの班も発想力がすごいと思いました。テーマの内容だけでなく、発表の仕方も工夫が凝らされていて、聞いている人に訴えかけるような発表でした。高度な質疑応答のやり取りに圧倒されました。」

 

「発表構成や相手への伝え方などがすごく参考になり聞いていて頭に入りやすいという印象を受けた。それぞれの班が発表したことに関して自分の中でできそうなことを考えて取り組み、SDGs達成にすこしでも貢献したい。」

 

「多くの人の前で発表した代表班の方々はすごいと思いました。質疑応答などで私たち聞き手も参加することが重要なのだと感じました。」

 

「どの班の発表も素晴らしかった。明確に問題提起がされていて、問題の背景の説明がわかりやすかった。問題に対する解決策も斬新なアイディアが多くてとても興味深かった。スライドのまとめ方も参考になった。発表の声の大きさや速さも聞きやすかった。とても勉強になった。」

 

「質疑応答の場面で、どのような視点で考えればよいのかなど、参考になるところをたくさん見ることができました。一年を通して、多様な視点で物事を考える力を養うことができたと思います。来年度からもこの力を活かして研究していきたいです。」

 

「課題解決に向けて、グループで一から方法を考えていくことは、最初はとても難しいと感じました。ですが、様々な研究データを見たりフィールドワークを行ったりしていくうちに、自分たちでも解決策を立てることができるのではないかという自信につながっていきました。発表ではスライドをどのようにしたら発表を聞く人たちによく伝わるか、ということを班の皆で話し合って取り組むことができました。この経験をこれからの活動に活かしていきたいと思います。」

 

「今回のグループでの活動を通して、どうしたら聞く人にとって明瞭で矛盾のない内容になるのかを考えることが大切なのだと思った。班で仮説を立てて、解決方法を考えるときはそこでどんな問題が生じるのかも考えておくことが大切だと思った。次回は、このような問題を踏まえたうえで頑張りたいと思った。」

 

「他のグループの発表を通して、世界には様々な課題があると感じた。自分の解決したい問題だけではなく、いろいろな方向にも目を向けて課題解決に繋がることが大切だと思った。他のグループには自分たちのグループにはない考えも多くあったので、来年の探究活動などに取り入れていきたいと思いました。」

 


高校1学年の「国際探究」の活動は、これで一区切りとなりますが、来年度から生徒たちは、「総合探究コース」・「学術探究コース」に分かれて、それぞれの探究活動に取り組みます。新たな活動に向けて、生徒たちの意欲も高まっているようです。


生徒の探究活動を支えてくださった皆様、ご来場ご参観いただいた皆様に改めて御礼申し上げます。

誠にありがとうございました。








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