【中等部】2月の給食
本校中等部で2月に提供した給食をご紹介します。
2月は給食委員会の企画を取り入れた給食を実施しました。3種類のデザートから1種類を選択できる「バレンタインセレクトデザート」や、今年度中に実施した給食の中でもう一度食べたいメニューをリクエストする「リクエスト給食」を提供しました。
また、1年生の家庭科の授業で、食品ロス削減をテーマとして考案した「大根料理」を提供しました。
<給食献立予定表>

<給食便り>

2月4日(火)
「手作りピザトースト 牛乳 ABCスープ ビーンズサラダ 鉄分葉酸ヨーグルト」

「手作りピザトースト」は、1年1組、1年2組、2年3組、3年生全クラスからのリクエストでした。リクエストの票数が最も多く、中等部人気ナンバーワンに輝きました。
トマトと玉ねぎ、ベーコン、ピーマンが入った具を厚切りの食パンにのせ、チーズをかけてオーブンで焼き上げます。カリッとしたパンの食感と、トマトとチーズの良い香りが口の中に広がりました。
2月10日(月) 【1年2組家庭科コラボ給食 SDGsな大根料理店】
「大根の皮と豚肉の甘辛炒め丼 牛乳 白菜のみそ汁 海藻青じそドレッシング和え」

「大根の皮と豚肉の甘辛炒め丼」は、昨年12月に1年2組の家庭科の授業で、「給食の食品ロスを減らす方法を考えよう」という学習目標のもと、生徒たちが考案した料理の一つです。普段捨ててしまいがちな大根の皮をむかずに使った、環境にもお財布にも体にもやさしい料理でした。
皮の硬い食感を生かすため、せん切りにして豚肉やごぼう、人参(こちらも皮つきにしました)、こんにゃくなどの食材と一緒に炒めました。
大根の皮がほどよい歯ごたえを生み、甘辛い味付けでご飯が進みました。
こちらは以前、中等部の給食で出た、大根の皮の生ごみになります。

大根2本分の皮、重さにしてたった300グラムですが、こういった食材廃棄の積み重ねが大量の食品ロスへと発展していきます。
料理をする上で、どうしても野菜や果物の皮などの生ごみは発生してしまいます。しかし、野菜のへたを大きく切り取りすぎたり、野菜の皮を厚くむきすぎたりなどの「過剰除去」をしていないか見直したり、あえて野菜を皮ごと料理に使ってみたりなど、工夫次第で食品ロスを減らすことは可能かと思います。ご家庭でも、食品ロス削減のためにできる行動の一つとして、実践してみてはいかがでしょうか。
2月13日(木)
「ごま香る野菜たっぷりにんにくしょう油焼きそば 牛乳 わかめとたまごのスープ フルーツ杏仁」

「ごま香る野菜たっぷりにんにくしょう油焼きそば」は、2年2組、2年3組、3年3組からのリクエストでした。この焼きそばは、「令和5年度給食献立コンテスト」に入賞した作品で、現2年2組の秋由 誠一郎さんが考案したものです。今でも生徒に根強い人気があります。
給食時間、リクエストしてくれたクラスの生徒たちに「ごま香る野菜たっぷりにんにくしょう油焼きそばのどんなところが好きなのか」聞いてみたところ、「このにんにくの香りがたまらない」「やみつきになる美味しさだ」と男子生徒を中心に絶賛していました。中等部給食の定番メニューになりそうです。
2月14日(金)【バレンタインメニュー】
「ハートのハンバーグカレー 牛乳 ハートのサラダ バレンタインセレクトデザート」

バレンタインにちなみ、「ハート」をふんだんに取り入れた給食を提供しました。
ハート型のハンバーグをトッピングした「ハートのハンバーグカレー」、ハート型のパプリカと人参を使った「ハートのサラダ」、そして給食委員会の企画による「バレンタインセレクトデザート」です。デザートはチョコレートプリン、いちごのハートカップ、米粉のカップケーキの中から全校生徒が1人1つ選択し、楽しみながらいただくことができました。「ハンバーグカレー」は1年生全クラスのリクエストでした。
サラダに入れた、ハート型のパプリカと人参は、調理員が生徒のみなさんへ思いを込めて、一つ一つ型抜きしました。



生徒たちから「全部おいしかった!」との感想をいただき、調理員とともに「頑張ってよかった!」と嬉しく思いました。
2月19日(水)【あきたday献立】
「ご飯 牛乳 県産白舞茸のみそ汁 八幡平ポークのかりん揚げ 県産キャベツのおかか和え」

毎月19日の「食育の日」にちなみ、「あきたday献立」を提供しました。「八幡平ポーク」は、秋田県鹿角市の銘柄豚です。この日の給食では、八幡平ポークを棒状に切り、片栗粉をまぶしてカリッと揚げました。その後、甘辛いたれに絡めて、まるでお菓子の「かりんとう」のような見た目でした。汁物の「県産白舞茸のみそ汁」には、秋田市産の白舞茸を使用しました。一般的な黒舞茸と違い、色落ちせず、煮汁が黒くならないという特徴があります。白舞茸の良い香りと歯ごたえを存分に味わえました。
2月20日(木)【世界の料理:イタリア編】
「ボローニャ風ミートソース 牛乳 ズッパディファジョーリ(豆のスープ) イタリアンサラダ」

イタリアの北部に位置する都市 ボローニャ発祥のパスタ料理「ボロネーゼ」を日本風に食べやすい味付けにアレンジしました。ボロネーゼは合びき肉に、にんにく・玉ねぎ・にんじん・セロリなどの香味野菜を合わせて煮込んだソースで、パスタと合わせて食べられています。イタリアでは、平たい「タリアテッレ」というパスタが使われますが、給食では、スパゲッティを使用しました。ボロネーゼソースがスパゲッティとよく絡んでいました。
「ズッパディファジョーリ」は、イタリアの色々な豆が入ったスープで、イタリアの中部、トスカーナ地方の料理です。給食では、「レンズ豆」「白いんげん豆」「ひよこ豆」の3種類の豆を使用しました。豆の素朴なおいしさを味わえたのではないかと思います。生徒たちはこの機会にイタリアの食文化に触れることができました。ちなみに、レンズ豆やいんげん豆には、中学生の時期に意識して摂りたい栄養素「鉄」が多く含まれています。ぜひ豆類を食生活に取り入れ、貧血対策に活用してほしいと思います。
2月26日(水)
「ご飯 牛乳 根菜汁 たらガーリック竜田 すき昆布炒め煮」

たらは漢字で「鱈」と書きます。冬が旬で、雪が降る季節にとれることからきています。脂質が少なく、低エネルギーで淡泊な味わいのたらを、カリッと揚げて竜田揚げにすることで、コクを出しました。また、ほんのりとガーリックの風味が香り、食欲もそそられました。
副菜の「すき昆布炒め煮」に使用した「昆布」は、「カルシウム」や「マグネシウム」、「鉄」などのミネラルが豊富に含まれています。豚肉や大豆、さつま揚げ、人参、さやいんげん、糸こんにゃくと一緒に炒め煮にしました。様々な具材のうま味が融合した「すき昆布炒め煮」は、生徒たちに人気のあるメニューの一つです。ご飯と一緒によく食べられていました。
2月27日(木)
「鶏白湯ラーメン にらまんじゅう 大学芋」

「鶏白湯ラーメン」は2年1組、3年1組、3年3組、「大学芋」は2年1組、2年2組からのリクエストでした。
「鶏白湯ラーメン」は、にんにくと生姜で下味をつけた鶏肉と、もやし、人参、キャベツ、ねぎなどを合わせ、鶏がらだしの白濁のスープで煮ました。トッピングで、ゆでたほうれん草を加え、緑黄色野菜もしっかり補っています。味わい深いスープが人気でした。
大学芋は、さつまいもを乱切りし、素揚げした後に黒みつと黒ごまを絡めました。さつまいもの表面のカリッとした食感と、中のホクホクとした食感が味わうことができました。
2月に実施した給食献立をご紹介しました。
本校では今後もおいしい給食の提供に努めてまいります。来月もどうぞお楽しみに!