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(旧)探究部国際教育班

海外大学の学生による進学セミナー「留学キャラバン隊2019冬」を開催しました。


12月18日(水)の放課後、本校会議室にて、特定非営利活動法人「グローバルな学びのコミュニティ・留学フェローシップ」の方々を講師にお招きして、進学セミナー「留学キャラバン隊2019冬」を開催しました。

このセミナーは、もともと6月19日(水)に開催する予定でしたが、前日に山形県沖で発生した地震の影響により講師の方々が来校できなくなり、延期となっていたものです。このたび、主催者である「留学フェローシップ」の皆さんのご尽力により、改めて本校で開催できることとなりました。 「留学フェローシップ」とは、海外大学に進学・留学した日本人学生による、同じ志を持った高校生を応援する団体です。毎年「留学キャラバン隊」として全国を回り、海外進学セミナーを行っています。 留学フェローシップ (外部リンク)

このたびの本校でのセミナー開催は、本校卒業生である原田雄生さん(2018年卒、米デポー大学在学)の尽力によるものです。原田さんは、現在、アメリカ・デポー大学の2年生。政治学と歴史学を専攻しています。 これまで本校から直接、海外大学に進学したケースが少ない中、自分の経験を後輩たちにも役立ててもらえれば、という思いで、今回の進学セミナー「留学キャラバン隊」開催に尽力してくれました。 6月のセミナーの時には、来校できなかった留学フェローシップの皆さんに代わって、ひとりでセミナーを開いてくれていました。 注目記事 - アメリカの大学に進学した先輩からアドバイス。海外進学セミナーを行いました。 ただ、大変残念なことに、アメリカからの飛行機が雪で遅れ、今回は、原田さんは本セミナーに参加することはできませんでした。

今回、留学フェローシップからは、代表を務めている髙島崚輔さん(ハーバード大学)のほか、鈴木出帆さん(ノースウェスタン大学)、冨髙碧惟さん(ノックス大学)の計3名の大学生の方々が来校してくださいました。

セミナーには、中高合わせて24名の本校生徒が参加しました。 髙島さんや冨髙さんによる、海外大学に進学するまでの経緯や大学での学びや学生生活についてのプレゼンテーションから始まりました。

そして、「留フェロらじお」。

3人のメンターの方々がラジオのパーソナリティ風に、参加生徒からの質問に答えてくれました。


留学フェローシップでは、こうしたラジオ番組形式で、さまざまな情報発信を行っているそうです。 留学フェローシップ - 留フェロらじお

その後は生徒たちがペアになってのワークショップ。 中等部生と高校生も一緒に活動しました。

ブレインストーミングを通してそれぞれの興味や関心を掘り下げることで、主体的な進路選択に活かす手法を学ぶことができました。

約2時間のセミナーでしたが、あっという間に終わりの時間となりました。 終了後もたくさんの生徒たちが、講師の方々を取り囲んで、質問していました。

参加生徒の書いた「振り返り」の一部を紹介します。 ・これまで海外大学にあまり興味がなかったので参加してなかったが、今回まず思ったのが、「もっと早くから知って、参加しておけば良かった!」ということ。大学生の方々のお話を聞いて、世界を広げることはとても有意義で貴重なことだと感じた。皆さんの話を伺って、自分の世界を広げていきたいと思うようになった。(高2) ・将来のことを考える際、「近い将来や、いま興味があることを考えると良い」ということが強く印象に残った。自分は、大学進学を含めて将来何をして良いか分からなかったが、今回のセミナーは良い経験になった。(高1) ・将来について不安を抱えていたけれど、大学生の方々も同じように悩んでいたと聞いて少し安心した。そして、自分の好きなこと、ずっと続けていること、ワクワクすることなどから自分自身を見つめ直し、将来の仕事にもつなげられるというアイデアに感動した。学校外の活動や短期留学などにチャレンジしては、というアドバイスをもらったので、積極的に挑戦したい。(高1) ・留学について知りたいと思っていたことを聞くことができた。数学や英語など、勉強で何が大切か良く分かった。これからまだまだ取り返せるので、勉強を頑張っていこうと思った。(高1)

・高校に入学したら留学したいと思っていたのにいつの間にか12月になっていた。このままで1年を終わらせたくないと思って今回参加した。高校に入って、周りの人の影響もあって、English Village やAIUの「ふろぷろ」などに参加した。大学生の方から、「自分から参加するだけでもすごいと思う。高1は、色んな行動を起こすのはまだ遅くないよ。がんばろう!」と言っていただいて、自分に少し自信が持てたし、もっと色んな活動に積極的に参加したいと思った。冨髙さんがプレゼンの中で言っていた「分からないから動けないのではなく、動かないから分からないんだ」というのが、胸にずしりときたので、動くところから始めたい。(高1) ・このセミナーを通して、自分の意見をしっかり持つことが重要だと感じた。印象に残ったのは、大学生らは「自分の好きなこと」「自分の学びたいこと」を大事にしていること。大学生の方々と話していると、3人ともとても生き生きしていて、海外での学生生活を楽しんでいるように見えた。私も「まだ中3」という考えを捨て、中高一貫校であることを活かして、これから自分が何をしたいのか、具体的に考えていきたい。まずは自分が本当にやりたいことが何なのか、今回のワークショップでやったように、視野を広く持って情報を集めていきたい。(中3) ・海外進学について考えたことはほとんどなかったが、先日、東大生の話を聞く機会があり、自分の考える将来の幅が広がった。今回も、絶対に得るものがある、良い勉強になる、と思って参加した。大学生の皆さんは、3人とも僕が思っていたよりずっと社交的で、勉強に限らずスポーツにも楽しく取り組んでいたことにまず驚いた。プレゼンからは、とにかく「挑戦すること」の大切さを学んだ。また、学校外の様々な活動に取り組むことで、自分の視野を広げることができると分かった。将来の夢を決められなくても、自分のやりたいことや追究したいことの目標を定めて、その実現のために大学に行って学ぶこと…など、本当にこれからの生活においてためになる話だった。中3のうちに聞くことができて、本当に良い経験になった。(中3) ・留学ということを、しっかりと考えたことはなかったが、本当に小さな理由でも、行きたい、頑張りたいという気持ちや意欲があれば留学できるということを学んだので、興味を持てた。今回のセミナーに参加して、得たこと、発見したことがたくさんあった。自分とは違う意見もあったけど、納得できるものばかりだった。参加して良かったと思った。(中1) ・今回、大学生の皆さんが何度も言っていた「自分が興味をもったことはとことん調べる」ということを聞いて、自分もそういう意欲をもって、勉強に対しても、全教科に興味を持てるようにしたいと思った。(中1) ・今回のワークショップを通して、自分でも分からなかったことを友達に聞いてもらうことで、自分の長所や性格について気付くことができたと思う。自分自身を知っていくことで、これからの進路につながる気がした。とても貴重な機会となった。(中1)

参加した生徒の皆さんは、今回のセミナーを通じて、海外進学に限らず、自分らしい進路選択について考えを深める良い機会となったようです。 セミナーを開催してくださった留学フェローシップの皆様、本当にありがとうございました。

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