「秋田南エンパワーメントプログラム」レポート(3日目)
8月9日(火)、国際教育研修「秋田南エンパワーメントプログラム」も3日目となりました。
今日の最初のクラスは、プレゼンテーションについて学びました。
これまでのプログラムの中でも、プレゼンテーションの場面は数多くありましたが、明日の最終日には、参加生徒全員が一人ずつ、プレゼンテーションを行います。
良いプレゼンテーションを行うため、様々な形態でトレーニングしました。
ペアで。
遠くにいる相手に向かって。
歩きながら。
相手のプレゼンをシャドーイング。
様々な手法で、楽しみながら取り組みました。
続いては、Leadershipについてのディスカッション。
お互いの考える、Leadershipの要素を出し合って、考えを深めることができました。
午後のクラスでは、自分の将来の目標についてディスカッションしました。
1日目に聞いたグループリーダーたちのプレゼンテーションや、また自分自身の自己分析の内容を振り返りながら、自分自身を見つめ直します。
そして、そのゴールに到達するための手段についても。
互いのゴールを語り合うことで、自分自身の将来や進路について、改めて考える機会ともなりました。
最後のコマは、グループでのプロジェクトワーク。
SDGsのひとつ、「質の高い教育を Quality Education」について、皆で考えました。
そして、教育の重要性について、グループで演劇を作成することに。
配役、脚本、台詞、小道具、稽古・・・用意するもの、取り組むべき作業はたくさんあります。
どのグループも、一丸となって取り組みました。
そして、いよいよ発表です。
どうやら本日の舞台は、あのブロードウェイのようです!
どのグループも、堂々と、そして楽しそうに演じながら、教育の重要性を訴えていました。
これで3日目の日程は終了。
いよいよ明日は最終日です。
3日目の生徒の振り返りの一部を紹介します。
「昨日よりもっとたくさんの留学生の方とコミュニケーションをとることができてとても楽しかった。そして何より、周りのみんなの表情が本当に明るくなっていて、より充実したプロジェクトになったと感じた。」
「プレゼンのトレーニングは、明日にもこれからにもとても役立ちそうだったので常に頭に入れておきたい。」
「もう3日目が終わった。初日の緊張を忘れるくらい、充実した活動内容だった。少しずつ、喋ろうという意識が定着してきたように感じる。」
「当たり前のことではあるが、自分が話した英語が伝わるとものすごく嬉しい。しかし伝わらなかった時は悔しい。今日はその事を改めて再確認できました。英語は自分の考えを伝えたり,新しい事を学ぶ為のツールでしかないと実感しました。また,日本語しか知らないと日本人としか交流できないが、英語を話せるようになる事で世界中の人と交流できるようになることを、身を持って感じ、英語を学ぶ上でのモチベーションになりました。」
「初日は英語を日本語に翻訳しようと必死になっていましたが、だんだん日本語に翻訳しなくても、英語のまま、スーっと情報が入ってくるようになって、とても不思議な感覚です。」
「ジェスチャーの大切さを再確認できました。練習をした時に英語だけじゃわからないところがところどころあったので明日のプレゼンテーションではジェスチャーをしっかり入れて聞き手がききやすいような工夫をしていきたいです。」
「今日の教育の大切さについてのディスカッションや発表を通して、このSDGsの問題に興味が湧きました。改めて自分の環境が当たり前ではないことを実感し、とても恵まれているなと思いました。面白い工夫に溢れた各グループの発表を見るのがとても楽しかったです。」
「3日目を終えて帰り道に雑談していると、頭の中で言おうとしていることが英語で浮かんできて、英語と日本語の違いがなんとなくわかった気がしました。」
「今日は劇をして教育の大切さを説明した。今日学んだデリバリースキルを活かして演じることができたと思う。他のグループの発表も参考になることが多かった。明日のプレゼンテーションに取り入れていきたい。」
「歩きながら話したり、遠く離れた場所にいる人に大きな声で伝えたりしたことで、自分のスピーチに自信を持てるようになった。劇をつくるのは大変だったが、リーダーからのアドバイスをもとにグループで話し合って工夫し完成させることができた。」
「ディスカッションではリーダーシップについてメンバーと考えたが、もし自分がリーダーである場合、自分に必要なことは何なのか改めてわかった。」
「今日で3日目となったこのプログラムだが、1年生の時からあればよかったなということを一番に思う。このプログラムを通して、様々な国の人と話して、発音など微妙に違いがあって聞き取るのは大変だけど、自分が思っている以上に、話していることを聞き取り、理解することができるのだなと感じた。」
「このプログラムの中で様々な世界の問題について考える機会が多く、各国さまざまな問題があることを知るのはとても興味深く、楽しいと思った。」
「最後の演劇では、メインテーマである『教育の大切さ』だけでなく、間違いを恐れないこと、恥を捨てることが、人にものを伝えるうえでどれだけ大切かわかった。」
「今日のプロジェクトを通して日本人はあまり日本のことを知らないなと改めて感じました。スリランカの先生はスリランカの国旗の色や絵の意味を詳しく説明してくれましたが、日本の国旗について聞かれた時、なんで日の丸が日本の象徴なのかわからず答えられなかったからです。また国歌の意味も知らない人がほとんどだと思いました。この経験から私はもっと自分の国について調べて他の国の人に説明できるようになる必要があるし、なりたいと思いました。」
「参加する前は、4日は長いと感じていたが、実際に活動してみるとあっという間で、もう残り1日しかないのだと寂しい気持ちになった。明日は心残りのないように精一杯頑張りたい。」
「最終日の明日は、みんなが満足できれば大成功だと思う。積極的に会話したり、質疑応答やアドバイスをしたりして成功させたい。」