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高校2年部

高2「灯台下暗し旅行」を行いました。

11月8日(日)~9日(月)、高校2年生は修学旅行の代替旅行に行ってまいりました。


もともと本校では国内コースとして京都・大阪方面と、海外コースとしてオーストラリアへの旅行を予定しておりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、本校の今年度の修学旅行は中止となりました。


しかし、修学旅行は高校2年生にとって高校生活の思い出となる最大の学校行事のひとつ。何とか修学旅行に変わる代替の行事ができないか、教員も、生徒同士でも意見を出し合い、話合いを重ねました。関係各所とも協議した結果、代替の旅行・集団宿泊的行事として、感染者がほぼ出ていない地域である秋田県内及び隣県への1泊2日の代替旅行を行うことといたしました。


「地元秋田や東北について改めて学び、その魅力を再発見しよう」、「クラスや学年の友人たちとの活動を通じてさらに絆を深めよう」。これらのねらいのもと、この旅行は生徒たちの発案で「灯台下暗し旅行」と名付けられました。


感染を防止しながら安全に旅行できるよう、修学旅行委員を中心に話合いを重ね、マスク着用や消毒の徹底などのルールを確認し合って計画を練り、旅行は少人数のコースに分かれて行うこととなりました。

いずれのコースも、初日は秋田県内の名所をめぐり、県内に宿泊し、2日目は岩手・山形の観光地を訪れるコースとなりました。


旅行の様子を写真で紹介します。


出発前の11月6日(金)、アリーナにて出発式を実施しました。


各クラスの代表から、「東北のよさを再発見し、皆で感染予防に気をつけながら、素晴らしい旅行にしましょう」、「当初の計画とは違いますが、旅行に行けることになったことに感謝しつつ、存分に楽しんできたいです。そして、旅行後はもう受験生です。しっかり切り替えてがんばります」など、出発の挨拶がありました。


そして、11月8日の朝、いよいよ出発です。


検温や消毒を済ませ、バスに乗り込みます。



初日は各コースとも県南地域を中心に、秋田県内の観光名所を廻ります。

天気予報は雨だったのですが、どのコースも目的地に到着すると、不思議と雨も上がって絶好のお天気に。きっと、普段の行いのおかげです。




小安峡や角館は、紅葉シーズン真っ盛り。その美しさに感動のため息が漏れました。







増田のまんが美術館や横手のふるさと村にも行きました。





地元の郷土料理にも舌鼓を打ちました。






宿舎では、友人たちとの時間を満喫しました。




田沢湖では、なんと早朝に積雪が!

秋田市内とは違う気候に、秋田県の広さを改めて実感します。


2日目は、岩手や山形の観光地を訪れました。

美しい景色や歴史ある建造物に、見聞を広めました。







また、家族の方の職場の事情などで旅行参加を見合わせることとなった生徒たちも、「仁井田コース」として学校で活動しました。各自で計画して学習活動を進めるとともに、体育の授業としてバレーボールやバドミントンで交流しました。




事後のアンケートより、生徒たちの感想を一部掲載します。


「今年の修学旅行は行けないと思ってたので、1泊2日と規模が大幅に縮小した形だったけど、できてほんとによかったと思ったし、企画してくださったり楽しませようと頑張ってくださったりした方々に感謝しています。行くことができてよかったです。」


「今回の旅を通して、東北の良さを改めて感じたり、同じコースの友達と絆を深めたりすることができたと思う。過去に行ったことがある場所も多かったが、改めて訪れることで、最初は気づかなかったことを発見したり、以前とは違う角度から観光したりと、新たな学習をすることができたので良かった。」


「今までとは違った修学旅行でグループに分かれた活動となり、クラス全体の活動ができなかったことが、少し残念でした。しかし、この状況で修学旅行ができたことに感謝したいです。」


「普段の生活では気付くことのできない東北の新たな魅力をたくさん発見することができた。東北に何もないのではなく、何かいいところを意識的に見つけようとしていないのだと思った。今回の旅行を機に違う視点からの地域の良さをさらに見つけていきたい。」


「旅行前まで、県内や隣県には魅力が少ないと決めつけてしまっていた。身近なところにも素晴らしいスポットがあり、それを探そうとすることが大切だと思った。」


「ゆっくりとした気持ちで回れた。小さい頃に家族といった思い出などを思い出して回れたのも良かった。」


「東北の他県の景色も素晴らしいが、秋田の自然や食は、他県と比べても誇れるものがあると感じた。」


「故郷の隠れた美しさ。 そんなところがあったのか!というところが多かった。東北だと気づかないくらい、意外できれいな思い出に残る場所を発見した。 地域の人々のつながりも身近に感じた。」


「地元の人から『どこから来たの?』と話しかけられて『秋田はいいとこね、山形も楽しんでね』と言われました。お互いの土地のいい所を分かっていて、気さくに話しかけてくださる優しいところが東北ならではのいいところだと思いました。」


「全部の食事が美味しかった。」


「たくさん美味しいものを食べて、友達との絆が深まって最高の旅になりました。」


「今回の修学旅行では、本当に『灯台下暗し』で、東北の今まで知らない、行ったことのないところに行くことができました。紅葉が綺麗だったり、たくさん美味しいものを食べたり、とても東北を満喫することができました。」


「普段、文理混合クラスで、同じクラスでも学校生活の中で関わることができる機会が少ないので、この修学旅行を通してたくさん話せて嬉しかったです。また、楽しく過ごす方法をみんなで考えて準備して、ホテルでも良い時間を過ごせたのがよかったです。」


「たとえオーストラリアやUSJじゃなくても、友だちと過ごした2日間は最高の思い出になりました。クラス全員で行くことはできなかったけど、ストーリーで他のコースの様子を見たり、お土産交換ができたりなど、複数のコースだからこその楽しみもありました。旅行を計画してくださった先生方に感謝したいです。」


「コース別れて少人数になって他クラスと合同で行動できたから、他クラスとの交流にもなった。クラスの人の優しい一面にもふれられた。」


「県内、隣県旅行になったことで、自分たちでどうしたら楽しめるか考えることが出来て、宿舎の時間も大変有意義に使うことが出来た。楽しい2日間だった。」


「正直オーストラリアに行きたかったという気持ちは消えないが、この情勢の中でいかに修学旅行を楽しむかということを、自分、そして班員のみんなで工夫して充実した楽しい2日間にすることが出来たという思い出は、ある意味貴重で一生忘れないものになるだろうと感じた。関わってくれたすべての人に感謝したい。」


(仁井田コース)

「普段出来ていなかった、でもこれからに必要なことに集中して取り組めました。体育の時間は皆で楽しむことが出来て、とてもいい思い出になりました。コロナウイルスの影響で予定していた行程ではありませんでしたが私にとっては貴重な体験になりました。」


(仁井田コース)

「一足先に受験生となって、たくさん勉強がんばりました。また、体育も他のクラスの人と色んな競技をできて楽しかったです。」


(仁井田コース)

「2日間、受験生になる自覚を持って勉強に取り組めたと思います。2日間とも計画を立てた通りにきちんと進めることができて良かったです。体育の時間に友達とバドミントンをしてしっかり楽しむことも出来ました。 旅行に行けなかったのは本当に残念だったけど、お土産や差し入れを貰ってとっても嬉しかったです。これからもきちんと勉強を頑張りたいです。」


(仁井田コース)

「時間を有意義に過ごせた。 普段とは違う学校生活になり、新鮮で楽しかった。」



多くの生徒にとって、たくさんの学びや発見のある活動となったようです。


今回、このような形で旅行が実施できましたのは、ご理解くださった保護者の方々や、実施にご尽力くださった旅行業者や訪問先各所の方々のご協力のおかげです。この場を借りて改めて感謝申し上げます。誠にありがとうございました。



※記事中の写真の一部は、生徒が撮影しました。

(撮影や食事のために一部マスクを外しているものがあります)





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