高校3年部の先生方へ感謝を込めて。「卯月のお茶会」を開きました。
先日、職員室の先生方の机上に、こんな手紙が届けられました。
「日頃、お世話になっている先生方へ、感謝の気持ちを込めて。」こんなうれしい言葉がけを頂き、お茶会場である新しい和室研修室に、大勢でおじゃましました。
新しい畳の香りがすがすがしい茶室。掛け軸や生け花にも、茶道部3年生の細やかな心遣いが感じられます。
「茶是常識」。『茶の湯の精神は、特別なことの中にあるわけではなく、普段の生活の中でだれもがやっていることの中にある』という教えなのだそうです。この言葉も、部員の一人が、この日のために選んでくれた言葉だとのことです。
「今日はようこそおいでくださいました。精一杯、おもてなしさせていただきます。どうかごゆっくりお楽しみください。」
後ろに控える和服の女性は、本校の卒業生であり、茶道部の「お師匠様」でもある、嵯峨裕子先生です。
この時ばかりは、むしろ、先生の方が緊張気味。思わず背筋がしゃんとします。
「このような感じでお楽しみください。先生、リラックスしてくださいね。」
凜とした空気の中に流れる温かい雰囲気。先生方がホッと喜ぶ様子を見て、思わず笑みがこぼれます。
「結構なお点前でございました。」「ありがとうございました。」
授業とは違った場面での心の触れ合いが、とても素敵に感じられたひとときでした。