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総務部

同窓会50周年記念講演会を行いました。


 今日から後期がスタートしました。後期初日の今日は、国際教養大学の鈴木典比古学長をお迎えし「同窓会50周年記念講演会」を開催しました。

 この講演会は、本校の同窓会設立50周年を記念し、一昨年度から行っています。毎年、素晴らしい講師の方が、生徒や教員、保護者に対して熱いメッセージを送ってくださっています。

 鈴木学長は今回、「私の歩んだ道~世界に通用するリベラルアーツ教育を目指して~ 」と題してお話しくださいました。高校時代には学習内容を先取りして自分で学習を進め先生に添削していただいたことや、漢文の「史記」や古文の「太平記」を熱中して読んだこと、大学ではとにかく読書に没頭したこと、大学院では数階建ての学校図書館を活用し、ひとつの階に1時間ずつ滞在し毎日数時間自学に取り組んだことなど、自分から欲して勉学に取り組んだ数々の経験をご紹介くださいました。

 また、大学院への留学時代にはアメリカの学生に経済学入門を教える講師をしたことや、足かけ10年間、ワシントン州立大学やイリノイ大学などで教鞭を執られたご経験などもお話しになりました。

 お若い頃の勉学やアメリカでのご経験が、現在、リベラルアーツ教育に携わる上での基盤となっていることを教えてくださいました。

 その上で、会場の私たちへのメッセージとして、次の言葉を贈ってくださいました。

「先を思い煩うことなく、今日に没頭すること。」

「人との出会いを大切に。」

「勉学に遅きことなし、近道もなし、在るのは君の成長のみ。」

「失敗は成功のもと。」

「自己への投資(勉学)は『ノーリスク・ハイリターン』。こんな高利回りで安全な投資はない」

「自己に集中せよ。それしかないし、それで十分。」

 鈴木学長のお話を伺い、「学習」とは決して受け身なものではなく、自己の意思と責任において自らつかみ取るものだということを認識させられました。生徒たちは、これからも自分を磨いていきたいという思いを新たにしていました。

 『これまでの価値観や慣習から一旦自分を自由にし、その上で新しい自分を自分で創っていく』こと。私たちが目指すグローバルリーダーは、正にこうしたスタンスに立って育てられるものではないかと、強く感じました。

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