令和6年度 高2「学術探究」公開成果発表会を実施しました。
10月24日(木)、秋田県児童会館みらいあ 子ども劇場けやきシアターにおいて、秋田南高校SGHネットワーク事業令和6年度 第2学年「学術探究」公開成果発表会を行いました。
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この発表会は、学術探究コースの生徒が4月から進めてきた探究活動の成果を発表するものです。
40名、8グループの生徒たちが、世界や地域の諸課題、学術の問題などをテーマとして、課題の解決に向けて取り組んできた研究成果を発表しました。
発表はすべて英語で行い、客席で参観する中3~高2の生徒たち、来客の皆様との質疑応答も英語で行います。
今年度も、高2総合探究コースの生徒たちが、発表会の司会進行や受付、来賓対応、会場の設営などを担当しました。
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また、ロビーには高2総合探究コースの生徒たちが現在進めている探究活動について、研究テーマ一覧を掲示しました。
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本校の探究活動の内容については、下記ページをご覧ください。
今回、審査員を努めていただいたのは以下の方々です。
秋田県立大学 生物資源科学部 アグリビジネス学科 学科長・教授 重岡 徹 氏
秋田県教育委員会 高校教育課 国際交流員 Rose Jacques〈ローズ ジャックス〉氏
秋田県立秋田南高等学校・中等部 佐藤 進 校長
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発表は全8グループが行いました。各グループのメンバーとタイトルは以下の通りです。
Group 6
Let's Keep Our Society Ready for Disasters
「災害から私達の社会を守ろう」
清水成菜、石川千尋、柏谷澄哉、嵯峨結心、江戸陽菜
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Group 1
Activate Oga through Immigration
「移住を通して男鹿を活性化しよう」
山本八雲、菅野美咲、鈴木智絵里、高橋英汰、秩父悠那
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Group 4
Remedy for lack of workforce in Akita
「秋田県の人材不足の解消」
天願 心、工藤友愛、小松雅宗、佐渡谷にこ、畠山ひな
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Group 7
For the Freedom of Dementia Patients
「認知症患者へ自由な生活を」
足利日菜乃、石橋仁琥、菅原愛花、杉山悠華、徳納隆斗、大山 凛
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Group 2
Renovate Teachers' Work
「教員の働き方改革」
今野健太、佐々木優寧、阿部小夏、小西 凜、菅原由希
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Group 5
Improve the Situation of Business Succession in Akita
「秋田の事業承継を改善する」
栗澤 玲、大友悠平、松下つぐみ、石黒星衣、鈴木柚葉
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Group 8
Amplify Akita Education
「秋田の教育をよりよくする」
田村航也、大庭美紗、小玉柊乃華、佐藤琉生
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Group 3
No More ”Akiya” in Akita
「秋田の空き家を増やさない」
加藤璃子、町本留瑛、山上史温、關 陽奈子、千葉萌
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英語で自分たちの探究活動の内容を発表することは大変ですが、生徒たちは聴衆に伝わりやすい表現で説明をしたり、スライドを工夫したりして誰にとっても見やすいようにするなど、精一杯の努力をして発表に臨んでいました。
質疑応答では、本校の高校1・2年生、中等部3年生が英語での質問に挑戦しました。各グループに対して、生徒たちが積極的に質問しており、それに対して発表者も一生懸命、英語で対応していました。
この対話を通して、互いに学びを深め合う良い機会になったのではないでしょうか。
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閉会行事では、審査員の重岡 徹 先生、Rose Jacques先生からご講評をいただきました。
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審査結果は以下の通りです。
最優秀賞:Group 6
Let's Keep Our Society Ready for Disasters
「災害から私達の社会を守ろう」
清水成菜、石川千尋、柏谷澄哉、嵯峨結心、江戸陽菜
優秀賞:Group 4
Remedy for lack of workforce in Akita
「秋田県の人材不足の解消」
天願 心、工藤友愛、小松雅宗、佐渡谷にこ、畠山ひな
第3位:Group 2
Renovate Teachers' Work
「教員の働き方改革」
今野健太、佐々木優寧、阿部小夏、小西 凜、菅原由希
最優秀賞を受賞したGroup6は、12月15日(日)に国立オリンピック記念青少年総合センターで行われる「全国高校生フォーラム」に出場します。
これまでご指導、ご協力いただいた皆様に、改めて感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
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なお、下記ページにて発表の様子を録画した動画を公開しております。どうぞご覧ください。
(動画の複製や画面キャプチャ、SNSへの投稿等による頒布等は、生徒の肖像権等の保護のため、禁止とさせていただきます。よろしくお願いいたします)
発表会を終えての生徒の振り返りの一部をご紹介いたします。
「英語暗唱で身につけた発音や、その他、課外活動で身につけたプレゼン力も存分に活かすことができたと思う。特にグループ全体で練習する時間が限られていたので、リーダーとして、グループ全体で分かりやすい発表になるよう、練習メニューを工夫した。本番直前まで微調整をし、本番ではベストパフォーマンスをすることができた。グループ活動では、一人でできることをできるうちにやっておき、改善するべき点は明確な理由とともに伝えることが大事だと再確認した。」(発表生徒)
「およそ半年の集大成として、全力を出し切ることができた。学術探究を始めてから新しいことの連続で慣れないことも多かったが、総じて言うと、とてもいい経験をすることができたし楽しむことができたと思う。私たちのグループは研究テーマがなかなか決まらず意見が割れたこともあったが、全員が納得する形で決めることができた。フィールドワークも訪問先の方に大変丁寧に対応していただき、更に研究を深めていくにはどうしたらよいか手がかりを掴むことができた。定期考査後は、本発表に向けてほとんど毎日放課後に探究を少しずつ進めた。何度も行き詰まったけれども、色んな人に支えられて本番はベストを尽くした発表をすることができた。賞を取れなかったことはとても悔しいが、何ものにも代えがたい経験ができたと思うし、クラス全体で一つの目標に向かって頑張る雰囲気がとても楽しかったなと今になって思った。ここで得た経験はこれからの自分の未来に役立っていくと思う。」(発表生徒)
「準備の成果が出た良い発表ができたと思います。緊張で言葉に詰まってしまったの少し残念でしたが、終わったあと、班での振り返りの一言目は、皆『楽しかった』という言葉でした。また、聴衆に対する問いかけを入れたことや、話し方がよかったとたくさんの人に声をかけてもらい、達成感と解放感でいっぱいでした。」(発表生徒)
「前日からすごく楽しみで、本番直前にやっと緊張し始めましたが、本番は何よりも楽しんでプレゼンすることができました。休憩時間に他の班のみんなが応援の言葉をたくさんかけてくれて励みになり自信にもなりました。プレゼンを終えた時の達成感は大きく、本当に楽しくて終わってほしくありませんでした。賞を取ることができて嬉しいです。」(発表生徒)
「今日までやってきたことを出せたと思います。スライド作るのも原稿作るのも大変だったけど自分を成長させるとても良い機会でした。自分一人じゃ思いつかないようなアイディアが出せたもの班のメンバーのおかげだと感じて、とても感謝しています。」(発表生徒)
「それぞれの観点から秋田の問題にフォーカスしていて、様々な解決方法があるのだと思いました。自分自身の行動も見直すべきところがあると考えさせられました。今まで自分が知らなかった秋田の問題も知ることが出来たので、たくさん勉強して将来自分も何かのかたちで貢献できるようにしたいです。」(参観生徒)
「秋田県の社会問題について新しく知ることが沢山ありました。空き家の件数の多さや教師の実際の問題に驚かされました。また、英語での発表でも専門用語で難しくなることはなく、理解しやすかったため工夫がよく伝わってきました。」(参観生徒)
「同じ高校2年とは思えないほど英語の発音がきれいな人がいて感動した。あの量の英語の文章を、原稿を見ることなく発表できていたのは尊敬できると思った。同級生の成長を見て、私もさらに勉学に励まなければならないと感じた。」(参観生徒)
「課題に対する解決方法が様々で面白かった。観客の興味を引くように工夫されていた。閉会行事での講評を聞いて、発表の際は、自分の意見をただただ押し進めていくのではなく、相手の立場に立ち、反対意見等も考えることで、より自分の意見の裏付けとなり、説得力が増すという点が大事だとわかった。今後の探究に活かしたい。」(参観生徒)
「わからない言葉や表現があっても、スライドや図である程度理解を補うことができたので、聴きやすい発表の仕方というのが分かった。テーマを更に突き詰めた深いところまで考えられていて、聴き応えのある発表だったと感じた。英語での応答のしかたも参考になる部分が多くあった。」(参観生徒)
「隣のクラスの皆さんが探究活動に励んでいるのを、いつも近くで見たり聞いたりしていましたが、想像をはるかに超える興味深い発表ばかりでとても感動しました。去年とは違って、友人がステージ上に立っていること、そして自分自身についても英語のスキルが向上して、発表内容を概ね理解できるようになったことで、聞いていてとても楽しかったです。」(参観生徒)
「質疑応答によって、プレゼンの内容がより明確に理解できたと思う。自分が学んできたことをわかりやすく伝えるための言葉選びやスライドの工夫を、これからの自分の探究活動にも活かしていきたいと思った。」(参観生徒)
「改善策が曖昧にならないように、ターゲットとする層を絞ったり、フィールドワークで得た有益な情報や話を有効活用したり、より効果のありそうな策を推敲したりなど、自分の探究においても参考になる点が非常に多かったです。県立大学の方がおっしゃっていたとおり、研究を一本道で進めていくのではなく、様々な考えを模索し、研究の視野や幅を広げていきたいと思います。」(参観生徒)
「学術探究の皆さんの発表のクオリティが高く、新しく学ぶことも多くあった。最後の講評で、継続的に探究することが大切であるという言葉が印象に残ったので、心に留めて自分も活動を頑張りたい。」(参観生徒)
「秋田県の課題とそれに似たような課題がある地域を比較しているところや、その地域の特性を生かしているところなど、参考になることがたくさんあった。」(参観生徒)
「中等部生が英語での質問にたくさん挑戦していて驚きました。わたしも去年より聞き取れることが多くて、発表や質疑応答を聞いているのが苦でなくむしろ楽しかったです。」(参観生徒)
「私は学術探究コースに入りたいと考えているので、勉強を頑張りたいと思います。重岡先生がおっしゃっていた自分たちの視点と対称的な視点も入れなければ行けないということと、ローズ先生が仰っていた、どこから得た情報なのかをはっきりさせるということを頭に入れて、これからも探究活動を頑張りたいと思いました。」(参観生徒)
「今回は教育について研究していた班が2つあったので、教育の仕事につきたい私にとっては興味深かったです。私は総合探究コース志望なのですが、アンケートの取り方や教員視点など参考にしていきたいと思いました。」(参観生徒)
「今後の探究活動の際に選べる題材が増えるように、日常のさまざまな事に目をむけて生活しようと思いました。普段は、関心がないためニュースをあまり見ていません。それを改善するために興味がなくても色々なものを見て、引き出しを増やしていけるようにしたいと思います。」(参観生徒)
「伝えたいことを英語で流暢に伝えられているところが、すごいと思いました。質疑応答の際には、『あなたの質問はこういうことですか?』ときちんと意味の確認をしてから回答する場面も多く見られ、母語でない英語を用い意思疎通を図ることの難しさを感じると共に、互いに寄り添い合うことの大切さや、自分の最大限の知識・思考力を生かし向き合うことの大切さを感じることができました。」(参観生徒)
「発表を通して、先輩方が相当の準備をしてきたことを感じました。ただ用意された英文を読むのではなく、自分たちで研究した内容がしっかりと頭に入っているからこそ、今日のような流暢で聞きやすい英語を話せていたのだろうと感心しました。私たちの国際探究でも、グループのメンバーと積極的にコミュニケーションをとり、有意義な活動にしていきたいです。」(参観生徒)
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(この記事の写真の一部は、高校写真部が撮影しました)