【中等部】11月の給食
本校中等部で11月に実施した給食をご紹介します。
11月から生徒考案献立が給食に登場します。これらの献立は給食委員会の企画による「給食献立コンテスト」で採用されたメニューです。
このコンテストは家庭科とのコラボ企画で、家庭科の夏休み課題で調理に取り組んだ料理や献立をコンテストに応募する(中3は専用応募用紙)というものです。採用献立は給食委員が決めました。
考案した生徒からのコメントを給食便りに掲載していますのでぜひご覧ください。
<給食献立予定表>
<給食便り>
11月1日(金)【給食献立コンテストメニュー:第1弾】
「台湾からwelcome 秋田!スタミナつけますルーロー飯 牛乳 ルオボータン マンゴープリン」
「ルーロー飯」は1年3組 遠藤 大和さんの考案メニューです。
「ルーロー飯」は、台湾の屋台や食堂でよく食べられる人気料理の一つで、豚肉をしょう油やオイスターソースで煮込み、ご飯の上に乗せて食べます。卵や小松菜・にんじんなどの野菜も一緒にトッピングし、彩り美しく仕上げてくれました。また、1年生家庭科の夏休み課題のテーマ「いろいろな切り方に挑戦」に沿って、豚肉は「角切り」、にんじんは「せん切り」、小松菜は「ざく切り」など、様々な切り方で食感の違いを出すようにと工夫されていました。
給食の時間が始まると、生徒たちは、一生懸命にゆで卵の殻をむいてご飯の上にトッピングし、自分だけのルーロー飯を作っていました。本場の味を楽しむことが出来ました。
11月5日(火)【給食献立コンテストメニュー:第2弾】
「たまごサンド(セルフ) 牛乳 ミネストローネ ブロッコリーのコーンみそバター いちごヨーグルト」
「たまごサンド」と「ミネストローネ」は、2年1組 佐藤 結花さんの考案メニューです。結花さんは、6つの基礎食品群が全てそろった、栄養バランスのとれた朝食の献立を考案してくれました。たんぱく質やビタミンA・D・Eなど栄養豊富な卵を使った「たまごサンド」は、まさに1日の始まりである朝食にぴったりな一品でした。生徒たちは各自で食パンにたまごサラダをはさんでいただきました。
「ミネストローネ」には、じゃが芋、にんじん、キャベツ、にんにく、トマト缶などの野菜だけでなく、肉団子を入れることで、より多くの栄養がとれるよう工夫されていました。
みなさんも朝食に作ってみてはいかがでしょうか。
11月6日(水)
「菜飯 牛乳 おでん いわしの梅煮 ごぼうサラダ」
「おでん」が美味しい季節になりました。本校の給食のおでんは、鰹節と昆布でじっくりとだしを取った煮汁に、大根や人参、ちくわやさつま揚げなど、様々な具材を入れて醤油とみりんで味付けしています。
おでんは日本全国で親しまれている料理ですが、例えば北海道では昆布だしベースに海の幸を入れたおでん、愛知県では八丁味噌をベースにした味噌おでんといったように、それぞれの地域で多種多様なおでんが食べられています。
給食調理室の大きな釜も、このように、おでんだねでいっぱいになりました。
調理室中が、だしのおいしい香りに包まれました。
給食の時間、生徒たちも「あったまる~!」と言いながら、食べてくれました。
11月7日(木)【給食献立コンテストメニュー:第3弾】
「かきたま生姜うどん 牛乳 かぼちゃとさつまいものコロッケ キャベツと海苔の塩だれサラダ」
「かきたま生姜うどん」は、3年1組 戸井田 葵さんの考案メニューです。
生姜は、特有の香りと辛味を持つ薬用効果の高い野菜です。生姜に含まれる「ジンゲロール」という成分には、血行をよくする働きがあり、風邪の予防や冷え対策などに効果があります。
葵さんは、「かきたま生姜うどん」におろし生姜を使い、寒い季節に体が温まるようにと工夫してくれました。卵のほどよいとろみと生姜の香りで、生徒たちの箸が進みました。体が内側から温まり、ほっとする味わいでした。
11月8日(金)【給食献立コンテストメニュー:第4弾】
「麦ご飯 牛乳 野菜スープ 栄養たっぷりハンバーグ きゅうりの塩こんぶ和え」
「野菜スープ」、「栄養たっぷりハンバーグ」、「きゅうりの塩こんぶ和え」は、2年3組 坂巻 芽さんの考案メニューです。
「栄養たっぷりハンバーグ」は、日本人に不足しがちな海藻類「ひじき」や、カルシウム・食物繊維・鉄を豊富に含む「切り干し大根」、畑の肉と言われるほど、良質なたんぱく質を含む「豆腐」などを使用し、料理名のとおり「栄養たっぷり」なハンバーグでした。給食では、鉄板に肉だねをのばし、スチームコンベクションオーブンで焼いてから1人分の大きさにカットするため、丸いハンバーグではなく、四角いハンバーグになりました。ハンバーグには、きのこのうま味がぎゅっとつまった和風ソースがかかり、秋らしさいっぱいの一品となりました。「きゅうりの塩こんぶ和え」や「野菜スープ」もあわせていただき、野菜を豊富に摂取できました。
11月19日(火)【あきたday献立】
「バーガー型コッペパン 牛乳 鶏肉としめじの米粉チャウダー 県産キャベツメンチカツ ビーンズサラダ あきたどっさりすりおろしりんごゼリー」
毎月19日の「食育の日」にちなんだ「あきたday」献立を提供しました。「県産キャベツメンチカツ」は、県産豚肉を使用した、ふっくらジューシーなキャベツメンチカツでした。他にも、小麦粉の代わりに県産米粉でとろみをつけた「鶏肉としめじの米粉チャウダー」や、県産大豆・枝豆がたくさん入った、かみごたえ抜群の「ビーンズサラダ」、県産すりおろしりんごを使ったゼリーなど、秋田県産食材を存分に味わいました。
11月20日(水)【お米食べ比べ 3days 1日目】
「ご飯(秋のきらめき・めんこいな) 牛乳 けんちん汁 さばのごま衣焼き さつまいものきんぴら」
11月24日は、いい日本食の日「和食の日」です。和食の基本であり、日本人の食事になくてはならないお米をしっかりと味わってほしいとの願いから、11月20日(水)から、22日(金)までの3日間、お米の食べ比べを実施しました。初日は「秋のきらめき」と「めんこいな」を5割ずつブレンドしたお米をいただきました。実は、中等部の給食でいつも食べているお米がこの「秋のきらめき」と「めんこいな」のブレンド米です。生徒にこのことを伝えると、「へぇ~!どうりで食べ慣れている味だと思った!」とさすがの返答でした。
11月21日(木)【お米食べ比べ 3days 2日目】
「ご飯(あきたこまち) 牛乳 たまごスープ 豚肉とチンゲン菜のオイスターソース わかめサラダ」
お米の食べ比べ2日目は「あきたこまち」でした。「あきたこまち」は、秋田県を代表するお米で、親であるコシヒカリ譲りのうま味や甘みを持ちながらも、味や香りのバランスがよく、ツヤツヤと輝く透明感があります。
生徒に「あきたこまち」を食べた感想を聞くと、「もっちりとした粘りがある」、「デンプン質を感じる、おいしい」という声がありました。
11月22日(金)【お米食べ比べ 3days 最終日】
「ご飯(サキホコレ) 牛乳 小松菜のみそ汁 塩こうじの鶏唐揚げ 根菜の煮物」
お米の食べ比べ最終日は「サキホコレ」でした。今年度も昨年度に引き続き、秋田県の事業により、中等部の給食で提供することが可能となりました。
「サキホコレ」は、白さとつやに優れており、口の中で一粒一粒が感じられるふっくらとした食感が特長です。甘み、粘り、香りのバランスがよく、ご飯だけでもおいしく味わうことができます。
この日は、中等部の人気メニュー「塩こうじの鶏唐揚げ」に合わせました。
普段食べる機会の少ない品種のお米のためか、いつも以上に残量が少なく、ご飯についてはほとんどありませんでした。
給食時間中に教室を回り、お米の食べ比べを3日間やってみて、どのお米が自分好みだったかを生徒に聞きました。すると、「あきたこまち」が一番好きだと答える生徒が大半でした。その理由を聞くと、「家でもあきたこまちを食べていて、食べ慣れている。いつもの味だから」「もっちりしているから」という意見が出ました。もちろん、「秋のきらめき・めんこいなをブレンドしたお米」や「サキホコレ」が一番おいしかったと答える生徒もいました。
お米食べ比べ3daysを通し、お米の味や香り、食感の違いなどを比べてみることで、いつも以上にお米をおいしく味わうことができたのではないかと思います。
11月25日(月)【給食献立コンテストメニュー:第5弾】
「バターライス 牛乳 アイントプフ バウエルンフリューシュトック ザワークラウト風サラダ」
「バターライス」、「アイントプフ」、「バウエルンフリューシュトック」、「ザワークラウト風サラダ」は、2年2組 糸田 美穂さんの考案メニューです。
美穂さんは、「ドイツの家庭料理」をテーマに、栄養バランスのとれた朝食の献立を考案してくれました。
「バウエルンフリューシュトック」は、スクランブルエッグのように作る野菜料理で、じゃが芋、玉ねぎ、ベーコン、卵を使いました。「アイントプフ」は、じゃが芋、にんじん、玉ねぎ、レンズ豆、ひよこ豆、ソーセージを鍋で煮込んだスープで、食物繊維が豊富な豆をおいしく味わうことができました。「ザワークラウト風サラダ」は、小松菜やキャベツ、ツナを使い、酸味の効いたさっぱりとした味付けで、箸が進みました。みんなでドイツの家庭料理を堪能しました。
11月26日(火)【給食献立コンテストメニュー:第6弾】
「パラパラチャーハン 牛乳 春雨スープ 麻婆キャベツ」
「パラパラチャーハン」は、1年1組 中村 文さんの考案メニューです。
文さんは、1年生家庭科の夏休み課題のテーマ「いろいろな切り方に挑戦」に沿った「パラパラチャーハン」という料理を考案してくれました。
豚肉は「乱切り」、長ねぎは「みじん切り」、にんじんは「さいの目切り」にし、様々な食感を味わうことができました。また、にんじんの「赤」、長ねぎの「緑」、卵の「黄」の3色の彩りも良く、食欲を増進させるような見栄えでした。味付けには、主に白だしや塩などを使用したため、素材の味を活かしつつもうま味のある味付けとなり、いつもの給食のチャーハンとはひと味違いました。給食の時間、パラパラチャーハンの入った食缶にはおかわりの列ができていました。
11月27日(水)【給食献立コンテストメニュー:第7弾】
「わかめご飯 牛乳 ツナじゃが 鶏肉のねぎ塩レモン ほうれん草のごま和え」
澪奈さんは、1年生家庭科の夏休み課題のテーマ「いろいろな切り方に挑戦」に沿った「ツナじゃが」を考案してくれました。
じゃが芋は「乱切り」、玉ねぎは「せん切り」、にんじんは「半月切り」と「輪切り」にし、ツナを入れて煮込みました。給食では、キハダマグロを使ったツナを使用しました。キハダマグロは、脳や神経を作る大切な栄養素「EPA」や「DHA」、貧血予防に必要な「鉄」、骨をつくるために欠かせない「ビタミンD」など様々な栄養を含むため、成長期のみなさんにとってほしい食材の一つです。
ツナのうま味がしみこんだ、ホクホク食感の「ツナじゃが」を味わいました。
11月に実施した給食献立をご紹介しました。
本校では今後もおいしい給食の提供に努めてまいります。
来月もどうぞお楽しみに!