新たな伝統の継承へ。~国際探究Ⅱ「公開成果発表会」で高2生が活躍~
10月31日(火)、県民会館を会場に、国際探究Ⅱ「公開成果発表会」を開催しました。
これは、本校独自の学校設定科目である国際探究Ⅱを選択する高校2年生38名が、七つのグループに分かれて進めてきた研究の成果を英語で発表するものです。
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発表会には、高校1~3年生合わせて500名程の他、来賓、一般のお客様をお迎えしました。
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これまで、高校1年生時に国際探究Ⅰで進めてきた課題研究の専門性をさらに深めることを目的として、秋田県立大学の先生方のご協力をいただきながら研究を進めてきました。
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自分たちが主張したい内容の方向性や妥当性、さらに、どのようにプレゼンをすれば聞き手に効果的に伝えることができるのかなど、発表の高2生たちは、発表直前まで検討と準備を進めました。
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今日の発表会では、いずれのグループも、自分たちに与えられた20分間(質疑応答含む)を有効に使い、最高のパフォーマンスを披露しました。
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質疑応答では、「SGH1期生」の高3生や、現在国際探究Ⅰに取り組む高1生から、英語による質問が続々と出されました。各グループのメンバーは、しっかりと英語で受け答えをして、その態度は堂々と立派なものでした。
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スイスから本校に留学しているレオさんは、私たちが英語で発表するのと同じように、彼にとっての外国語である「日本語」で、実にしっかりと自分の考えを主張してくれました。
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素晴らしい発表と心地よい緊張感の中、2時間半の研究発表および質疑は、あっという間に時間が過ぎました。10分間の休憩をはさみ、いよいよ審査結果の発表および講評です。審査結果は次のとおり決定しました。
【最優秀賞:第3グループ「巻き起こせ!地中海食ブーム~食と健康の再考~」伊藤羽美、大友優実、奥田夏帆、桐生理央、茂内佳奈、髙橋杏佳】
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【優秀賞:第1グループ「食に対する意識改革~家庭からの食品ロス削減のために~」伊藤光海、猪股公暖、北川楓夏、今野亜美、能美寧々、長谷部結衣】
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【優良賞:第4グループ「学校給食におけるジビエの活用」工藤晴夏、斉藤萌加、佐々木捺子、佐藤歩佳、鈴木公美子、柳澤瑞希】
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講評では、佐藤登審査委員長から「発表者の主張する内容や発表の仕方、聴衆生徒からの質問など昨年度からさらにクオリティが上がっている」と、お褒めの言葉をいただきました。
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受賞グループは今後、さらに研究や発表に磨きをかけ、「SGH甲子園」をはじめ様々な場所で学校の代表として活躍する予定です。高3生の作りあげた「秋田南のSGH研究」という新たな伝統を、高2生が継承していきます。