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総務部

新学期スタート! ~新任式、始業式~


 昨日までのぐずついた天気が、嘘のように晴れ渡りました。まるで、わたしたちの新しいスタートを祝福してくれているようです。

 中等部2、3年生と高校2、3年生が一堂に会し、新任式と始業式を行いました。

 3月23日に離任式で先生方をお送りしてから寂しい思いをしておりましたが、今日の新任式で、20名の先生方をお迎えし、新しい学校生活をともに創っていこうという思いを新たにしました。

 続いて行った始業式では、4年目を迎えた佐藤利正校長から次のようなお話をいただきました。

「明日の入学式で、わたしたちは新高1生、新中1生を迎える。中高一貫教育校となり、いよいよ6学年がそろう年になる。生徒数は、中高合わせて947名。全県で最も生徒数の多い公立学校となる。」

「わたしたちの目指すリーダーは、独裁者ではない。仲間と考え、検討し、判断できる人である。本校では、そうしたリーダーに必要とされる探究力や協働力を、SGHなどの探究活動を通して培ってきた。今年度、中等部3年生で新たにスタートするクリエイティブサイエンスも、こうした力が育つ学びである。」

「わたしは、自分の想像を遙かに超えてみなさんが成長しているのを目の当たりにして、気付いたことがある。わたしは今まで、教師として、例えば『盆栽の木を育てる』ように生徒たちに接してきたのではないだろうか。つまりは、自分の手の届く範囲で、美しく、ていねいに、育ててきたのではなかっただろうか。しかし、鉢の中の木を原野に解き放ったなら、その木は想像以上に伸び伸びと、さらにたくましく成長していくことだろう。探究的な活動は、正に、生徒にそのような成長をもたらす活動なのではないか。」

「探究活動を進めていく上で、ひとつ、問題がある。それは時間がかかるということ。学校での授業時数は限りがある。その限られた時間の中で、探究のベースとなる知識や技能もあわせて身に付けていくことも大切になってくる。」

「この悩みを解決するには、どうしたらよいだろうか。わたしは、知識や技能は家庭学習でしっかりと身に付けることで解決できると考える。家庭での勉強は孤独だが、それはとても大切で必要な学習である。家庭学習で分からなかったことや身に付けた知識などをもち寄り、学校で、仲間とともに探究的に解決していくのが理想的である。」

「今年1年間の学校生活を通して、誰かに誇れる『心に残る風景』を見つけてほしい。そして、その風景の中に、かけがえのない仲間とともに学び合い、高め合う一枚があることを祈っている。みなさんに、今年最初の、英語のメッセージを贈る。 To master some knowledge or skill makes you happy. To use the knowledge or skill with others makes you happier. To use the knowledge or skill for others makes you the happiest. 」

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