真っ白いピアノ、すてきな音色。
- 総務部(中等部)
- 2018年5月2日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年1月14日
5月2日、中等部のアリーナに、真っ白いピアノが常置されることになりました。
寄贈してくださったのはわたしたちのOB、OGの先輩方。今日は、新しいピアノをお迎えする式と記念演奏会を行いました。

記念演奏に先立って行った贈呈式で、今回、わたしたちにピアノを贈ってくださった大仙市協和の茂木さんからお話しいただきました。

茂木さんは現在、大仙市で土木建設業に携わる会社を営む社長さんで、秋田南高校のOBでもあります。
「卒業してからずっと、何らかの形で母校の役に立ちたいと考えてきた。それが今回、このような形でかなえられてうれしい。このピアノはもともと、秋田南高校とほぼ同じ年月を過ごしてきているもの。浜松のピアノ工房が、ていねいに手をかけ、素敵なピアノによみがえらせてくださった。きれいにお化粧直しもして、譜面立てには校章を入れてくださった。どうか、あなたたちの学校生活のひとコマに役立ててくれることを願っている。」
茂木社長さんのお話を伺い、有り難い気持ちで胸が一杯になりました。

生徒の代表がお礼を述べました。
「私は、学校にピアノが来るときき、きっと黒いピアノが来るのだろうと思っていました。今、真っ白いピカピカのピアノを見て、とてもびっくりしています。これから、このピアノを使っていろいろな行事ができる事を考えると、とてもうれしくなりました。本当にありがとうございます。」

続く記念演奏では、1年生男子と3年生女子2名のあわせて3名が演奏してくれました。

3人の演奏はどれも素晴らしく、わたしたちは演奏に目と耳を奪われました。一曲一曲、演奏が終わるごとに、演奏者と白いピアノに惜しみない拍手を送りました。

このピアノはとても柔らかい音を奏でます。きっと、長い年月を経てきたその歴史が、音にも表れているのだろうと思います。

演奏会の最後には、ピアノ教室を主宰されている茂木さんの奥さん(この方も秋田南高校のOGです)から、校歌の弾き語りをプレゼントしていただきました。
校歌の2、3番は、わたしたちも茂木さんと一緒に歌いました。
「私は、このピアノを通じたみなさんとの出会いや触れ合い、それに、みなさんの素晴らしい演奏に涙が止まらない。この、優しい音のピアノと一緒に、これからの学校生活を素敵なものにしてほしい。」
中等部アリーナ全体が、とてもあたたかい空気に包まれました。
茂木さん、今回は本当にありがとうございました。
わたしたちはこのピアノを、いつまでも大切に使わせていただきます。