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教育情報部

探究の足跡を、自分の言葉でしっかりと伝える ~クリエイティブサイエンス校内発表会~

1月24日(木)、本校中等部アリーナを会場に、クリエイティブサイエンス「校内発表会」を行いました。


クリエイティブサイエンスは、本校中等部が独自に取り組んでいる教科です。日常生活や社会との関わりなどから数学や理科に関する課題を見付け、探究的な学習のプロセスを通して課題の解決に取り組むことで、数学や理科への関心を高めるとともに、科学的な思考力や表現力を養う学習です。


中等部3年生が、週1時間の授業をはじめ放課後や長期休業を使って、年間を通して活動してきました。「校内発表会」は、その研究の成果をみなさんに伝える晴れの舞台です。


1期生80名が臨んだ「校内発表会」には、中等部1・2年生160名や保護者、加えて高校3年生の先輩方も多数参加してくださいました。


これが今回の発表題(研究テーマ)一覧です。80名が理科系14、数学系11の班に分かれ、こうした問いを立てて探究してきました。普段の生活から何気なく見つけた問い、自分が熱中して取り組んでいる活動を通して感じた問い、先生方や仲間との学習の中で見つけた問い。深く学ぶことの楽しみが広がる感じが、この発表題からも伝わってきます。


午前は理科系のグループによる発表を行いました。


発表はプレゼンテーションソフトを使って行います。各班のプレゼンは工夫にあふれ、実に堂々としたものでした。


これまで積み重ねてきた調査や実験、観察などの結果が効果的に伝わるよう発表原稿の推敲や話し方の練習などにも取り組みました。


8分間の発表時間の全てにわたって発表原稿に一度も目を落とすことなく、身振り手振りを加えながら聴衆に伝える班もありました。


午後の数学系グループによる発表も、非常に素晴らしいものばかりでした。


普段、目にする現象などを数学的に解き明かす楽しみにあふれた発表が続きます。


「発表して終わり」ではなく、そのあとの質疑応答の4分間も実に素晴らしいものでした。


するどいつっこみや質問に対し、自分の見解や反論、これからの研究に向けた抱負などをしっかりと話す3年生の姿に頼もしさを感じました。


卒業に向けていろいろと忙しい中、時間を割いて聴講してくださった高3生の先輩方。実に40名近い先輩方が、最初から最後までじっくりと発表に耳を傾けてくださいました。質疑応答の場面でも、より高いレベルで質問やアドバイスをしてくださいました。先輩方の言葉の一つ一つがとても温かくありがたいものでした。


発表を聴きに来てくれた1・2年生の後輩たちも、様々な感想や意見をお話してくれました。そこからは「きっと来年は、先輩たちに負けない研究をして堂々と発表するぞ」という思いがよく伝わってきました。


この後、研究成果をレポートにまとめていきます。今年度から始まったクリエイティブサイエンスの学びは、とても実り多いものになりそうです。



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