[SGH]先輩たちの経験に学ぶ! 国際探究Ⅰ 前年度海外フィールドワーク報告会を行いました。
7月18日、国際探究Ⅰの時間は、前年度海外フィールドワークの報告会を行いました。
昨年度、5泊6日でタイを訪れた本校2年生20名が、英語でユーモアを交えながら、フィールドワークでの経験を紹介してくれました。
先輩の報告は班ごとに行われ、各グループの探究テーマに関連した内容も説明されました。
1班「タイと日本企業の関係」
日本との関係(経済支援)をはじめとして、タイで活躍する日本企業やJICAの活動を紹介。
国際的総合商社である丸紅バンコク支店や、イオン・マックスバリュも訪問した。
同じものでも日本より安い?1個買うと、もう1個もらえるサービスもあった。
2班「タイの文化」
タイで見つけた変わったもの。
タイのおかしや日本文化の普及について(ピカチュウが有名!AKB48の恋するフォーチュンクッキーも大人気!!)。
狂犬病が恐ろしいので、イヌがかわいくても触ってはいけない等の防疫上の留意点も教えてもらった。灯籠流しのような民俗行事にも参加!
3班「タイの食べ物」
タイと日本の食文化のちがい。
ナイトマーケットでの買い物や市場で売っていたカエル、ニワトリも話題となりました。
タイでは1日5食!タイの食べ物は辛くて、パクチーが多い。屋台の食べ物も紹介。タイ中華料理は盛り付けがとても美しい!
4班「タイの学校」
MSU(マハーサーラカーム大学)やDMSU(同大付属高校)、BCC(バンコククリスチャンカレッジ)との国際交流。
タイの高校生には日本語教師を志望する人もいっぱいいた。高校生が見せてくれたムエタイの演舞は迫力があった。
5班「タイの街並み」
歴史あるタイの寺院。ビルマ様式とタイ様式が混在し、仏像には仏教にヒンドゥー教の要素が混ざる。
市場では活気ある全体の雰囲気に圧倒された。食材の種類やその陳列の仕方が特徴的。
など、楽しかった交流活動を報告してくれました。
その後の質疑応答では、
Q:「今回紹介されなかった、タイで食べたおいしかったものを紹介して欲しい」
A:「フードコートで食べたよく名前のわからないものが美味しかった。フードコートは英語も通じなかった・・・」
Q:「宿泊で困った経験はあったか」
A:「ホテルでスマホを充電しようとしたら、部屋が停電してびっくりした。いつものことという感じで従業員の方があまり気にしている様子がないのも印象的だった」
Q:「経済格差が広がっていると感じた点はどこですか」
A:「バンコク市内のあちこちで顕著に感じた。すごく豪華な家のすぐ隣が、生活が豊かでないと感じるような家だったりして驚かされた」
Q:「生きたニワトリと調理されたニワトリが同じケージで売られていた様子を見てどう感じたのですか」
A:「少しグロテスクだと感じた。実際に解体している場面も見て、衝撃を受けた」
Q:「日本企業のスーパーは、日本と違いがないということだったが、紹介された街並みの商店街は日本とずいぶんと違うと感じたが、その点どうだったか」
A:「日本企業のスーパーには日本の食材も多く、あまり違った点はないと感じた。」
Q:「日本とは異なったタイ独特の文化があると思うが、英語と日本語の両方が通じない場合の現地の方とのコミュニケーションはどのようにしたか」
A:「ナイトマーケットでそのような場面が多かった。ジェスチャーを多用してなんとかコミュニケーションをとった。ガイドさんから少しだけ現地の言葉を教えてもらい対応した」
Q:「探究活動については、どのようなことを調査したのか。具体的な内容を教えてほしい」
A:「交流先でアンケートを実施したり、規格外野菜について大学生にインタビューしたりした。スーパーで売っているものの品ぞろえや価格も調査した。また丸紅の方に教えていただいたMade by Japanという考え方(日本で製造された商品を輸出するのではなく、日本の技術や文化などを海外展開すること)には感銘を受けた」
など、積極的な質疑応答となりました。
先輩達の自信に溢れたたくましい姿は、高校1年生にとっては、驚きだったようですが、同時に「こうなりたい」といった憧れにもつながったようです。
今年度も国際探究Ⅰでは20名の生徒をタイでのフィールドワークに派遣します。派遣生徒の選考は夏休み明けの予定です。