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教育情報部

創立60周年記念行事「ピア・サポート講座」を実施しました

創立60周年記念事業として、昨年度から、日本赤十字秋田看護大学 准教授 齋藤和樹先生よりご指導をいただいています。


ピア・サポートは、仲間や同輩が互いに支え合い、課題解決を行う活動です。


この講座は、自他を理解し、人間関係についての問題解決能力やコミュニケーションスキルを高め、自分自身の生活や対人関係を豊かにすることができるようになることをねらいとして実施しました。今年度の講座は9月9日(金)・14日(水)、10月12日(水)の計3回実施し、講話とロールプレイを通して、ピア・サポートとは何かを中・高合わせて17名の生徒が学習しました。


初めに、アイスブレーキングとして、初対面など緊張した場面で、アクティビティを通して和やかな雰囲気づくりを体験しました。


1回目と2回目は講話を聴きました。

ピア・サポートについて支援と援助の違いや、支援するために必要なことが分かりました。


3回目には、ロールプレイを通して、実際に話を聴くときの位置関係について、話しやすい、聴きやすい位置はどこなのかを体験してみました。


シナリオ・問題解決ロールプレイでは、話を聴くときに、どのような言葉を返したら解決に向けての意識付けになるのか。また、ピア・サポーターとして、実際に問題解決するためにどうしたらよいかを体験しました。


この後、講座に参加した高校1年生4名が全校に向けて「ピア・サポート講習会」の報告をします。この報告を通して全校生徒が、仲間同士支え合えるようになり、問題解決能力やコミュニケーションスキルが高まることを期待します。



参加者の感想の一部を紹介します。


「人との関わり方について改めて考え直すよい機会になった。困っている人がいたら代わりに困りごとを請け負うのではなく、その人が自力で乗り越えるためのアドバイスが必要と知り、そのためには自分もアドバイスの根拠となる知識や経験が欠かせないと思った。」


「『みる・きく・つなぐ』の3つのことを大切にして、支援するということを学びました。相談相手が解決できるよう支援したり、相手のことをよく考え共感したりすることが大切だということがわかった。」


「カウンセリングとは、積極的に相談者にアドバイスを行うものだと思っていた。今回の講話で、相談者の意志をしっかりと感じ取って、話を聴くことが本来のカウンセリングだということを知った。」


「相手のためを思ったアドバイスでも、相手に実行する意欲や時間がなければ、ネガティブサポートになり得るということがわかった。」


「仲間を助けるときは、援助のように相手ができないことを代わりにやってあげるのではなく、自分で問題解決ができるように支援する人になりたいと思った。」



講師をお務めいただいた齋藤先生、誠にありがとうございました。





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