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探究活動部

高3「総合探究」代表発表会を行いました。

7月6日(木)、高校3年生の「総合探究」代表発表会を行いました。


発表を行ったのは、5月に行ったクラス内発表会を経て、代表に選出された高校3年生総合探究コースの36名です。これまでの約1年半、自分が将来学びたい学問分野や仕事にしたいことについて、個人でテーマを設定し、探究してきた成果をまとめ、高校の全生徒に向けて発表しました。


今年度は、対面とリモートを組み合わせた参観方法として3交代入れ替え制で高校の全学年が対面で参観できる機会を設けました。




代表生徒の研究テーマ(発表タイトル)は以下の通りです。

阿部蒼生「AIで伝統工芸品を伝える」

柏木春紀「人工知能と道徳」

佐藤時絃「出生前診断の意義と寛容なコミュニティの形成 ~すべての子どもが望まれて生まれてくるために~」

佐藤弥恵「有用性の高い動物実験代替法の開発 ~ヒトデの自切行動を利用した毒性評価の提案~」

菅生琢巳「世界で最も安全な国はどこか」

福岡心美「オゾン層の人工形成を提案」

五十嵐怜南「ペットの健康について ~歯周病とその予防~」 

大関健介「人間の可能性 ~人類最速を更新する~」

小野将「SNS上で話題を作るための要素 ~SNS運用における課題~」

金澤泰子「なぜ食品添加物は嫌われるのか?」

佐藤蒼羽「ストレスとうまく付き合うために~私たち高校生に出来ることとは~」

野呂このは「食べる幸せをみんなに ~私達で社会づくりを推進しよう!~」

佐藤希香「もしも人類が不老不死になったら ~不老不死の実現性と必要性~」

佐藤優衣莉「秋田の酒を世界に ~海外輸出におけるマーケティング戦略~」

小熊ユミナ「女子トイレの混雑をサインデザインで解決する」

菊池陽介「入試デジタル化の提案 ~マークミスを無くすために~」

髙橋和慧「これからの日本の医薬品開発研究」

半田花音「フォルマントによる難聴の改善 ~母音を作る~」

山田菜桜「リフィル処方箋の利便性を図る」

小玉智也「『なんでやねん』なのなんでだよ ~2人漫談における東西アクセントの優位~」

島﨑萌恵「笑顔の値段 ~経済における笑顔の価値~」

穴倉友理江「文字に色が見える!? ~共感覚について~」

佐藤彩来「家庭教育の『異常』」に気づくために ~"子どものため"と"親の自己満足"~」

清水太朗「生産性の向上と健康的なライフスタイルを両立する ~社内ポイントの可能性~」

永澤璃子「コロナ禍やマスクが及ぼした教育への影響 ~表情と直接的コミュニケーションの重要性~」

山田凰介「台灣危機、どう止める 有事を起こさせないために」

渡辺日溜「多様化社会における教育の在り方 ~自己肯定感を育む教育の需要と方針~」

佐々木沙彩「国語の授業の意味」

小笠原胡春「日本のギフテッド教育について」

川越はな「こどもの好き嫌いを克服するためには?」  

佐々木智那「アンドラの他国との関係性」

佐々木穂乃「非対称がもたらす魅力」

白川大翔「怨霊について ~崇徳院を添えて~」 

菅野百花「きょうだい児を支える方法を考える」

松本大翼「秋田県内農家を救うために ~農家の未来やいかに…!?~」

宮本なな子「行動経済学に基づくレストラン構想」


それぞれの興味・関心や進路志望に基づいて、多様なテーマが並びました。


対面参観の生徒からも、リモート参観の生徒からも積極的に質問があり、質疑応答を通して互いの学びをさらに深めることができました。






生徒の振り返りの記述の一部を紹介します。


「将来食品関係の仕事に付きたいと思っていたので、この探究を通して考え方や新しい知識を得るきっかけとなりました。また客観的に考えることで出てくるさまざまな疑問をどんどん解決していくスタイルで一つ一つ丁寧に探究していくことができました。途中で深く掘り下げすぎてテーマから外れてきてしまうなど難しい部分もありましたが、視野を広げて物事を考える良いきっかけになりました。発表に関してはリモートだとスライドに頼らざるを得ないので、とにかく一目で何が言いたいのか理解できるように分かりやすいスライドを心がけました。3年間でかなりプレゼンテーション力はついたように思いますが、改めて多くの人に自分の探究を伝える難しさを感じました。(高校3年・発表者)


「スライドの作り方にそれぞれ工夫があって魅力的でした。自分がたてた仮説を何回も検証したりフィールドワークに行ったりしていて内容の濃い発表ばかりで素敵でした。」(高校2年)


「ペットの歯周病について今まで考えたことがなかったので非常に興味深かったです。歯周病はサイレントディジーズと呼ばれるほど気づくことが難しい病気なので一次予防が本当に大事なことだと思いました。私は犬を飼っているので今日から歯磨きをさせてあげたいと思います。私も総合探究で歯周病について扱うので参考にしたいです。焦点が絞られた内容が多く、自分はまだおおまかな内容しか決まっていないので、今からでも自分の調べたい内容を絞っていきたいと思いました。」(高校2年)


「3年生の先輩方の発表内容がそれぞれとてもおもしろく、1つも重なっているものがなかったのがすごいなと思った。参観した6つのうち『なんでやねん』についての発表がとくに興味深かった。お笑いという身近な内容でありながら、東京弁と大阪弁を比較しつつ大阪弁がなぜ漫談に使われやすいのかを順序よく説明していてわかりやすかった。先輩方ほとんどが、自分の研究結果のみを発表するだけでなく、自分の結論の問題点を自分で考え、それをさらに解決できるように考えていたのと、今後の課題として最後に発表していたのが印象に残った。自分も今後探究活動をしていく際に、自分で導いた結論を多角的に評価しながら考えを深めていきたい。」(高校1年)


「不老不死は、夢の話だとおもっていましたが、今回の話を聞いて、可能性はあることがわかり、とても興味がわきました。人類の世界最速については、将来には四足走行で陸上競技が行われるというのは、陸上部員としても驚きました。食事に関しても、自分には特別に食べられないものはありませんが、身近にアレルギーを持つ人がいるので、今回で聞いた提案はすべての人が美味しくかつ安全に食事ができていいなと思いました。オゾン層の話では、これからの自分たちにも大きく関わる話で面白かったです。全体を通して、発表者が堂々と発表していたので自分も見習いたいです。また、内容に関しても聞き手に興味をもたせる内容でした。」(高校1年)


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