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探究活動部

高1国際探究にて、特別講座Ⅰを行いました。

7月13日(木)、高校1年生の国際探究において、「特別講座Ⅰ」を行いました。


この講座は、国際探究の研究テーマであるSDGsの1つである再生可能エネルギーについて、秋田県立大学客員教授の久保馨先生をお招きし、今週と来週の2回に分けて講話をしていただくものです。

今日は、その1回目でした。


久保先生は、トヨタ自動車にて、ハイブリッドカーの研究開発に携わっておられた方で、現在は秋田県立大学と秋田大学が共同で設立した、電動化システム共同研究センターにお務めです。


今回の講座では、トヨタで用いられていた「問題解決」の手法をご紹介いただきました。

生徒たちは、探究活動の進め方についてのヒントをもらうことができたようです。



講話後の生徒の振り返りを、いくつか紹介します。 


「最も心に残ったものは、資料を一枚の紙にまとめることです。一枚にまとめると、一目で内容が分かり順序立てて書くことで流れも明確になるのでとても大切だと感じました。また、聞き手を意識する前にまず自分が理解できることを優先してまとめることが重要なのも凄く納得しました。問題を解決するには頭の中を整理することが大事で、そのためには見やすい資料作成が必須なのだと思いました。」


「今日の講座では、問題解決手法について学ぶことができた。問題とは、『あるべき姿と現状のギャップ』だと知った。また、『自分が問題だと感じていることが、必ずしも相手も問題に感じているとは限らない』という話が心に残った。確かに、自分にとっては大事な問題でも、周りの人にとっては大した問題ではなかったという経験があり、なるほどと思った。問題を解決するには、すぐに諦めたり、よく考えずに行動したりするのではなく、問題を明確化し、現状を把握してから目標を設定することが大切だと思った。」


「『問題解決』について学び、それは簡単にできるものではないけれど段階を踏んでいくことで繋がっていくことがわかりました。今まで私は問題を解決する際にあまり深く考えないでいましたが、より真剣に向き合うことでいろいろな答えがでることも気づきました。

話を聞いた中で一番心に残ったのは、現状把握の概説です。可視化をしたあとに「優先順位」をつけることが大事だとわかりました。その時その時で最も必要なことに全力で取り組んでいきたいなと強く感じました。来週はもっと深く話が聞けるのでとても楽しみです。」


「世界的に問題となっている地球温暖化と秋田の武器を踏まえて再生可能エネルギーに着目していることに納得した。トヨタの問題解決手法ではPDCAのうちPlanが重要視されていた。今まで全体の流れをあまり意識せず研究が行き詰まることがあったのでPlanをできるだけ細かく立てることを意識したい。また、A3用紙1枚だけのトヨタの資料を見たが、流れが分かりやすくデザインもシンプルでより内容が頭に入りやすいと感じた。これからのレポート作成のときだけでなく、スライドを作るときにも生かしていきたい。国連の動画の人類は環境問題によって絶滅してはいけないという内容が印象に残った。」



久保先生、誠にありがとうございました。


なお、翌週7/20には2回目の講座Ⅱを予定しておりましたが、秋田県内の大雨被害の影響で、講座Ⅱの開催は残念ながら延期となりました。



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