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教育情報部

東北大学オープンキャンパスツアーを行いました。

7月27日(木)、東北大学オープンキャンパスツアーを行いました。


今年度、東北大学のオープンキャンパスは、4年ぶりに来場制限なしで対面開催されました。


本校では、コロナ以前から多くの生徒が参加していましたが、今年度は中3~高3の生徒約260名が参加する、バス7台でのツアーとして実施しました。


参加した生徒たちは、文学部・教育学部・法学部・経済学部がある川内キャンパス、理学部・薬学部・工学部・農学部がある青葉山キャンパス、医学部・歯学部がある星陵キャンパスの3つのキャンパスを自由に移動しながら、オープンキャンパスに参加しました。


それぞれの学部で、模擬授業や研究室見学、実験体験、学生との懇談会などさまざまな企画が行われており、生徒たちはそれぞれの志望に合わせて思い思いにイベントに参加していました。



そして、中等部3年生たちは、東北大学在学中の本校卒業生たちの案内で、キャンパス見学ツアーを行いました。

先輩たちは、キャンパス各所を案内しながら、大学で行っている研究や、学生生活の実際などについても説明してくれました。


案内してくれた先輩方は以下の皆さんです。


・青葉山キャンパス

 三上 陽向さん(56期・工学部3年)

 斎藤 琉那さん(58期・工学部2年)

 元木 陸人さん(58期・工学部2年)

 森川 隼斗さん(58期・工学部2年)


・星陵キャンパス

 鈴木 奏音さん(57期・医学部保健学科3年)

 山正向菜子さん(58期・医学部保健学科2年)

 保坂 莉子さん(59期・医学部保健学科1年)

 長谷部 由さん(59期・医学部医学科1年)



・川内キャンパス

 三浦 真緒さん(57期・法学部3年)

 佐藤 秋華さん(57期・教育学部3年)

 加藤もえぎさん(57期・経済学部3年)

 澤田一郎太さん(57期・文学部3年)

 佐藤 萌香さん(58期・文学部2年)


中3生たちからも、大学についてさまざまな質問が出て、その進路意識の高さで先輩たちを驚かせていたようです。


先輩方、お忙しいところご案内いただき、ありがとうございました。



オープンキャンパスに参加した生徒の振り返り記述の一部を紹介します。


「広くてきれいな環境で、学生のみなさんはとても楽しそうに研究していると感じました。文学部の模擬講義での質問コーナーでは自分の好奇心や関心のあることを東北大学の仲間と研究する利点、楽しさを教えてもらいました。体験授業でのトークディスカッションにて大学生の方とお話しすることもできました。発表、展示は、自分の探究活動にも活かせそうでしたし、留学制度の充実などのお話をきいたり、学食を食べたりして、実際に体験して分かることもありました。進路決定のために、今からでも大学について積極的に動いて調べることと、進路選択の幅を広げるべくしっかり学習に取り組むことが大切だと思うので、頑張っていきたいです。」


「大学生と高校生の違いがとても大きく、一気に世界が広がるように感じた。これから東北大学や秋田大学以外の大学ももう少し深く調べてみて、視野を広げて考えていきたい。」


「物理学科の模擬講義でのダークマターにて、ダークマターの存在を確認するための複数の証拠があるのが興味深かった。自分は情報理工学のような分野に興味があったが、理系基本教科の学科を一通り見て回って、研究の仕方、面白さを再確認することができたと思う。このあとは、より数学や物理の分野を含めた学科について今後検討していきたいと感じた。」


「大学生の皆さんは明るくて、研究内容の説明もわかりやすくて聞いてて楽しかった。難しかったが、遺伝子組み換えやRNAワクチンについての研究内容がとても面白かった。それぞれの内容は生物基礎の授業で学習した内容が基になっていて、ちゃんと復習をしていたから理解できたし、自分の興味を引き立てるものだった。説明を受けていて、やはり高校の学習の内容は重要であるな、と感じた。」


「工学部の機械・知能系と人間・環境系の2つを視野に入れていたのですが、それぞれの研究室を見学したら、機械・知能系は少しやりたいこととは異なっていると気づきました。見学した中でも特に、人間・環境系のサステナブル環境構成学研究室の、太陽光を無駄なく利用して日中の電気使用量を削減する研究がおもしろかったです。またこの研究室では、企業との連携が強くて研究成果を実現できているのも魅力的でした。自分たちが3Dプリンターで作った実験装置が商品化されると、やりがいを感じられていいなと思いました。他にも、大学生活について教えてくださった学生さんが、『理系は忙しいイメージがあるけれど、機械系以外は年中忙しいというわけではない。実験期や論文作成期以外は自分の時間も楽しめる』とおっしゃっていて、大学生に対する偏見や誤解がなくなりました。」


「川内キャンパスがとても広く、緑に囲まれた過ごしやすい場所だと思った。また、図書館がきれいで、一日中勉強できると思った。南高校で東北大学の心理学の教授の講話をお聞きしたとき、興味をもったので、今回、再度心理学の講話を聞くことができてうれしかった。また、先輩たちの勉強方法や大学卒業後の進路など参考になる話も聞くことができて、とても参考になった。研究室を訪問した際には、普段の生活と人間の行動がとても密接に心理学と関わっていることが分かり、さらに心理について学びたいと思えた。また、学生と先生の仲が近く、親しい存在関係が築けられていたり、割と自由に自分の疑問に思ったことをとことん研究することができたりすることも魅力のひとつだと気付くことができた。」


「大学院生の方がしてくれたお話の中で、『好きという気持ちを大切にして欲しい。自分は何がしたいかもう一度よく向き合ってほしい』とおっしゃっていたことがとても印象的でした。また、私は一生の中で留学を経験したいという思いがあります。高校時代にチャンスがあれば挑戦したいと考えていますが、大学での留学も視野に入れているので留学に強いところがいいなと感じました。」


「大学生の方々が、自分の分野についてしっかりと熟知しており説明がわかりやすかった。また、研究資料作成の段階で仮定しながら進めていっているのがおもしろかった。大学進学や就職をまだまだ先のことだと考えて、行動を先延ばしにするのではなく、地道に将来に向けて動いていきたい。」


「大学生の雰囲気がよくて、言語化する能力がすごいと思った。難しいことの説明や色んな人への対応などがすごい上手で、参加した気管挿管は大学生たちのおかげで上手くできたし、その他にも色んなことを聞くことができた。学生のひとりになぜ東北大の医学部を志望したかと聞いたら、災害に関する研究を行なってるからと言っていて、僕も災害や救急などに興味があったので、もう一度各大学の研究や学べることなどを調べたい。また、自分の総合探究のテーマでもある南海トラフについて、もっと学んでいきたいと思った。」


「実際に大学に行ってみて、ホームページだけでは分からないことが本当にたくさんあると分かった。そのため他のオープンキャンパスも行けるところには積極的に参加したいと思う。」


「オープンキャンパスに参加してみて、東北大学の学生さんや教授の方々はただ研究するのではなく、それをいかにして社会の発展へ役立てていくのかを考えていると気づきました。東北大学の学生さんや教授の方々のように幅広い視野を身に付け、これからの社会に貢献できるような考え方をしたいです。」


「午前中に東北大学の留学制度についての説明を聞きにいったところ、選択肢の提携海外大学の数が多いことや、TGLプログラムという、グローバルリーダーの認定を目指せる制度があることがわかった。それらも踏まえて農学部の方に話を聞いたところ、まず短期留学はするべき、そこから長期を考えていくべき、という話を聞くことができた。留学制度が比較的整っているのも、東北大学の良さだなと今日改めて感じた。また、農学部農業経済コースの話を聞いて、その中のいくつかの分野はほぼ文系であると知り、私は農学部の専門的な知識を学びたいと思ったので、もしかしたらコースが違うのかなと思った。全体の雰囲気として、東北大学ならではの整った研究制度や留学制度をうまく利用していたり、それぞれの先輩が学んだことを楽しそうに話したりしていたので、学びたいことを学べる学校なんだと感じた。」


「様々な学科を周り、これから医療系を目指す上で興味をもつきっかけになることを多く学ぶことができた。大学生の雰囲気も優しくて、体験で様々なことを詳しく教えてくれたため、将来について考える参考になった。以前までは薬学部に行きたい気持ちが強かったが、今回のオープンスクールを通して医学部への興味が強くなった。これからは目標をしっかり持ち、それに向かって必要なことを高校生活三年間で培っていきたいと思う。」



実際に大学を訪問したことで、生徒たちは、自分の学びたいことを改めて考え、進路意識を高めることができたようです。








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