【中等部】1月の給食
本校中等部で1月に実施した給食をご紹介します。
<給食献立予定表>
<給食便り>
1月11日(木)
「ご飯 牛乳 小松菜と豆腐のすまし汁 さばみそ煮 五目きんぴら マスカットゼリー」
冬休みが明け、学校に活気が戻ってきました。
「すまし汁」は、昆布と鰹節で取っただし汁に具材を入れ、薄口醤油・みりん・食塩を用いたことで、だしの旨みをじっくりと味わうことができました。すまし汁には秋田県産の小松菜を使用しました。
「五目きんぴら」は、ごぼう、にんじん、ピーマン、干ししいたけ、豚肉などの食感を楽しみながらいただきました。
1月12日(金)【給食献立コンテストメニュー:第10弾】
「タコライス 牛乳 コーンスープ 和風野菜サラダ」
「タコライス」は3年3組 坂本弥也さんの考案メニューです。
タコライスは、ご飯の上にタコスの具をのせた沖縄発祥の料理です。タコスとは、薄いピザのような生地にひき肉、トマト、レタスなどの具材をはさんだメキシコ風アメリカ料理です。戦後、タコスがアメリカから沖縄に伝わり、具材をご飯にのせたことからタコライスが生まれました。
坂本さんのレシピは、ひき肉の代わりに、大豆を使っています。給食では、より肉の食感に近づけるために、大豆からできた大豆ミートを使用しました。肉と比較して、大豆は高たんぱく質・低脂質で、ビタミンやカルシウム、食物繊維などが豊富です。
「タコライス」だけでもボリューミーかつ多くの栄養素を摂ることができ、給食献立コンテストのテーマ「朝食の献立」にふさわしい一品でした。全校でおいしくいただきました。
1月15日(月)
「マーボー丼 牛乳 ほたての貝柱スープ みかんのジュレ」
「マーボー丼」には、ひき肉の他に、砕いた大豆やいりごまを加え、カルシウムを多く補給できるようにしました。味付けには、甘辛みそのテンメンジャンと、唐辛子が原料のトウバンジャンなどを用いたことで、より本格的な一品に仕上がりました。青森県産ほたて貝柱をメインとしたスープは、一口飲むと、ほたて貝柱の上品なうま味が感じられ、生徒や先生方から大変好評でした。
1月16日(火)【給食献立コンテストメニュー:第11弾】
「バターロール 牛乳 メープルジャム 栗いもシチュー ミートボールのトマト煮 いぶりがっことパプリカのコールスローサラダ」
「栗いもシチュー」と「いぶりがっことパプリカのコールスローサラダ」は2年3組 館岡 采香さんの考案メニューです。本来は昨年11月に提供する予定でしたが、提供日が臨時休校となり、実施できなかったため、今回ようやくリベンジとなりました。「栗いもシチュー」は、栗やさつまいもの自然な甘さが引き立つシチューで、食缶を開けた瞬間、ふわっと甘い香りが漂いました。
「いぶりがっことパプリカのコールスローサラダ」には、その名のとおり、秋田の郷土料理である「いぶりがっこ」が入っていて、そのスモーキーな風味とパリッとした食感が良いアクセントになっていました。
給食献立コンテストのテーマは「朝食の献立」。寒いこの季節、朝から体がほっと温まりそうなメニューで、お家でも作りたくなるようなメニューでした。全校でおいしくいただきました。
1月17日(水) 【日本の料理:北海道編】
「ご飯 牛乳 いももち入りみそ汁 ザンギ 野菜のごまサラダ」
北海道にちなんだ献立を提供しました。
北海道では鶏の唐揚げのことを「ザンギ」と呼びます。給食では、鶏肉をにんにく・生姜・しょう油・ごま油などにつけこみ、片栗粉をまぶして揚げました。片栗粉を多めにまぶすことで、カリッとした食感になりました。
「いももち」は、北海道を代表する農産物のじゃがいもを使い、家庭で手軽につくれる郷土料理として浸透しています。給食では、「いももち」を豚肉や根菜などの具材が入ったみそ汁に入れていただきました。ボリュームたっぷり、食べ応え抜群のみそ汁でした。
1月19日(金) 【あきたday】
「とうもろこしご飯 牛乳 県産白舞茸のみそ汁 ハタハタフライ 里芋のそぼろ煮」
毎月19日は「食育の日」です。本校では、秋田県の料理や食材を豊富に使った給食を提供し、味わいながら食について学べる機会としています。
今月は、秋田県の県魚「ハタハタ」をサクッとしたフライにした「ハタハタフライ」、秋田市産の白舞茸をふんだんにつかった「白舞茸のみそ汁」をいただきました。ご飯は、秋田県産「秋のきらめき」と「めんこいな」をブレンドした米を炊き、甘塩っぱく味付けした、とうもろこしを混ぜ込みました。香りが良く、光沢と適度な粘りがある「秋のきらめき」と、米粒が大きくて丸く、香りも優れ、粘りがやや少なくさわやかな食感の「めんこいな」両方のおいしさを味わいました。
1月23日(火)【給食献立コンテストメニュー:第12弾】
「サバキャベチーズトースト 牛乳 コンソメスープ 照り焼きチキン ブルーベリータルト」
「サバキャベチーズトースト」と「コンソメスープ」は3年1組 菊地真明子さんの考案メニューです。
「サバキャベチーズトースト」は、食パンの上に、ごま油で炒めたサバの缶詰とキャベツ、チーズを乗せて焼き、最後にケチャップをトッピングしていただきました。炭水化物、たんぱく質、ビタミン、カルシウムを摂ることができる栄養満点メニューでした。
「コンソメスープ」は、ソーセージのうま味、じゃが芋のホクホク感、コーンの甘味が感じられ、こちらもおいしくいただきました。給食献立コンテストのテーマ「朝食の献立」にぴったりの手軽に作れるメニューでした。全校でおいしくいただきました。
1月24日(水)【学校給食週間メニュー】
「あいがけ神代カレー 牛乳 大根サラダ はちみつゆずゼリー」
1月24日から30日は「全国学校給食週間」です。本校ではこの期間中、秋田県の郷土料理や食材を多く取り入れた給食を提供しました。
初日は、「あいがけ神代カレー」が登場しました。「神代(じんだい)」とは、秋田県仙北市にある稲作が盛んな地域のことです。「神代カレー」は観光と農業を結び付けようと地元の人々が作ったカレーで、「昔風カレー」と「現代風カレー」の2種類を「あいがけ」で一緒に楽しめるようになっています。色の薄い「昔風カレー」は魚肉ソーセージ入り、色の濃い「現代風カレー」は豚肉とデミグラスソースを使用した欧風カレーになっています。給食ではそれを再現してみました。本場、神代地区では「温泉卵」と「いぶりがっこ」が添えられます。
給食時間にはプリントを一読し、給食の歴史にも触れました。
1月25日(木)【学校給食週間メニュー】
「だまこ鍋(うどん入り) 牛乳 秋田みどり大豆コロッケ 県産小松菜のごまマヨ和え」
秋田県の郷土料理「だまこ鍋」を提供しました。方言でお手玉のことを「だまこ」と呼んでいたことから、その名前がついたとされています。
「あきたみどり」は秋田県で育てられている青大豆です。甘みが強いため枝豆によく似て食べやすく、生徒からも人気でした。旬の県産小松菜は甘みがあり、ごまマヨネーズと良く合いました。
1月26日(金)【学校給食週間メニュー】
「比内地鶏の親子丼 牛乳 厚揚げのみそ汁 野菜のおかか和え」
比内地鶏は噛むほどに旨みを感じる、弾力のある肉質が特徴です。「親子丼」には比内地鶏からとったスープも使用し、箸が止まらなくなる美味しさで、残菜はほとんどありませんでした。
秋田県が日本一の生産量を誇る特産品「とんぶり」を使った「とんぶりのおかか和え」を提供する予定でしたが、昨年の猛暑の影響により、令和5年度産のとんぶりを仕入れることができず、急遽、「野菜のおかか和え」に変更となりました。旬の県産ほうれん草をたっぷり使ったおかか和えは、濃厚な親子丼の箸休めにぴったりでした。
秋田市で作られた厚揚げ、仙北市産のキャベツ、能代市産のねぎを使った「みそ汁」も一緒にいただきました。
1月29日(月)【学校給食週間メニュー】
「しょっつるチャーハン 牛乳 男鹿産めかぶのスープ 米粉ぎょうざ フルーツ杏仁風プリン」
秋田県の伝統的な調味料、「しょっつる」を使ったチャーハンが登場しました。
しょっつるは秋田県の県魚、「ハタハタ」を発酵させて作ります。ハタハタは漢字で「魚」へんに「神」で、「鰰」と書きます。漢字の由来は、普段全く姿を見せない魚が、正月前に突然、大群で押し寄せてくることから、神様の恵みの魚であるとした敬意の証(秋田県漁業協同組合HPより)だそうです。しょっつるは、「しょっつる鍋」などの汁物に使われることが多いですが、今回はしょうゆの代わりにチャーハンの味付けに使用しました。具材に用いたイカ、ほたてはしょっつるとの相性が抜群でした。
また、「男鹿産めかぶのスープ」に入っている「めかぶ」、「ぶなしめじ」、「ねぎ」は秋田県産。「米粉ぎょうざ」の「米粉」や「大豆」も秋田県産品を使用しました。
1月30日(火)【学校給食週間メニュー】
「本荘ハムフライバーガー 牛乳 米粉入りクリームスープ 県産りんご」
由利本荘市のソウルフード「本荘ハムフライ」をバーガーパンに挟んでいただきました。また、秋田県産米から作られた「米粉」を使った「米粉入りクリームスープ」と、湯沢市産のさわやかな甘みが特徴の「りんご」をいただきました。
千切りにしたキャベツと人参をすりごま入りのマヨネーズで和えたサラダを「本荘ハムフライ」と一緒にパンに挟みました。ベストマッチでした。
1月に実施した給食献立をご紹介しました。
本校では今後もおいしい給食の提供に努めてまいります。来月もどうぞお楽しみに!