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  • 探究活動部

社会人の方々の人生に学ぶ。「まるべにせんせいプログラム」を開催しました。

3月11日(月)、中等部3年生と高校1年生の合同行事として、「まるべにせんせいプログラム」を行いました。


株式会社丸紅およびグループ会社の社員17名が本校を訪れ、「せんせい」として特別授業を行ってくれました。


このプログラムは、県外の総合商社で働く社会人の人生のストーリーに触れることを通して、キャリアの選択肢を増やし、失敗を恐れず一歩前に踏み出すきっかけをつくることを目指すものです。また、グローバル企業で活躍する社会人との懇談を通して、自身の大学進学やその後のキャリア形成についての意識を高めることもねらいとして実施しました。

 

今回実施したこのプログラムは、丸紅洋上風力開発株式会社能代運転管理事務所 所長の菅井幸来 氏より企画・提案いただいて開催したものです。


菅井氏は、9月に秋田県立大学電動化システム共同研究センター 地域人財開発部との連携により実施した、高2生徒を対象とした講演会を行っていただきました。その際の本校生徒とのやりとりを通して、高校と企業を結び付けた教育支援事業を発案し、会社に働きかけてくださって、今回のプログラムが実現しました。



プログラムは、先日卒業式を終えたばかりの中等部3年生と、高校1年生を対象として行いました。

まずは中等部体育館棟アリーナでの全体会からスタート。


進行を務めてくださったのは、株式会社NEXCENT 代表取締役の小澤 悠 氏。


アイスブレイクを交え、丸紅社員の皆さん、つまり「まるべにせんせい」を紹介してれました。




菅井さんからは、総合商社が社会の中でどんな仕事をしているかについても、お話しいただきました。



そして、各クラスを担当する「まるべにせんせい」と、教室にてクラス別ワークショップです。


テーマはなんと、「しくじり先生」。

「まるべにせんせい」の皆さんが、これまでの人生や仕事の上でやらかしてしまった「しくじり」のエピソードをお話ししてくれました。





「失敗してもいいんだよ」と、明るく「しくじり」をお話ししてくれた「せんせい」たち。


「まるべにせんせい」の皆さんの人生から、チャレンジすることの大切さを学びました。




最後に、再びアリーナで、各教室での学びを全体で共有しました。





さらに、プログラム終了後の放課後には、もっと「まるべにせんせい」と話したい生徒たちのために、大教室にて座談会を行いました。


今回のプログラムには参加できなかった、中高の他学年の生徒もたくさん参加しました。



仕事、勉強、大学生活、就職、留学・・・、世界を舞台にグローバル企業で活躍する「まるべにせんせい」の皆さんから、様々なことを教えていただくことができました。





先日卒業した高校3年生の姿も。

進学先の大学の先輩を見つけて、たくさん質問していました。



プログラム終了後の、生徒たちの振り返りの一部を掲載します。


「今の社員の皆さんは、自分から見たらすごく立派な大人に見えたけど、過去にあったたくさんの失敗があるからこそ、今があるということばが印象的でした。たくさんのことを教えてもらいました。」(高1)


「大学受験・クラス替え・日に日に難易度が上がっていく勉強・理想と現実とのギャップ…etc。高校生活の悩みは絶えず、この先の将来に不安は募るばかりでした。しかし、まるべにせんせいの皆さんはとても前向きで明るい人柄の方たちばかりで、真摯に相談に乗ってくれたり、終始笑顔を絶やさず質問に答えてくれたり、とてもお話しやすく、楽しかったです。仕事を頑張っている大人の方々とお話する機会はあまりなく、さらに素敵な丸紅の方たちで特に考え方の面でとても勉強になりました!挑戦することが大事で、失敗しても今後どうするかで失敗ではなくなるんだ、というお話が心に残っています。ありがとうございました!」(高1)


「高校生活で、やっておいたら良かったことをお聞きすると、思い出を写真で撮っておくことや行事に熱心に取り組むことを挙げておられたので、私も後悔しないようにこの学びを活かした高校生活を送りたいと思いました。また、難関大に合格した方が、高校3年生はもう二度と繰り返したくないとおっしゃっており、私も覚悟を決めるよい機会になりました。プレッシャーに潰されないよう、早めに受験勉強を始めたいと思います。」(高1)


「家に帰った後もう一度じっくり考え直したら、私は『学ぶ場所』を作りたいのだと思いました(年代、性別、国などに関係なく)。私自身が学ぶことやチャレンジすることが好きなので、他の人達にも『やりたい』と思ったことに取り組める場所を作りたいです。先生がエジプトでの驚いたことを話してくださったように、私も海外で自分の中の『当たり前』という感覚をなくしたり、知りたいことがたくさんあったりするので、『好奇心』という端から見たら頼りない理由になりますがその気持で海外の大学を目指していきます。」(高1)


「まるべにせんせいの皆さん、進路相談をしてくださり本当にありがとうございました。まだまだ『ほわほわ』っとした進路ではありますが、先生方にお話を聞いて頂く前より、確実に今やることや、大学、その後の進路が明確になってきました。」(高1)


「海外留学について経験したことがある人に実際に聞いて具体的に考えることができた。興味を持ったらとりあえず挑戦するべきというアドバイスを貰ったので国際系のイベントがあったら積極的に参加しようと思う。自分の将来のビジョンがより明確に定まった気がしたし、留学をしたいという気持ちが強まった。」(高1)


「夢へ向かう道はひとつではなく、回り道や足踏みをするほど、その過程は充実したものになり、夢にたどり着いた時に自分自身の大きな力になると分かった。どんなに紆余曲折しても夢を見失わずに追い続けることが大切だと感じた。」(高1)


「まるべにせんせいのお話に加えて、高3の人の話も聞くことができて良かった。先輩とのつながりが大切だと実感した。目標を高く持ち、なりたい自分になれるように頑張りたいと思った。」(高1)


「入試に失敗してしまった話や、自衛官になれなかったという人生の中での辛い経験を乗り越える自分のモチベーションの高め方を学びました。私は失敗に怯えて何も出来ないことが多かったので失敗しても前を見て頑張ろうと思います。そして、失恋してしまったり周りの人を見下していた自分から抜け出したという話も印象的です。周りの人の目を気にせずに行動する大切さを学びました。」(中3)


「実際に働いている会社員の方の話を聞くことで、将来に対するイメージがより鮮明になりました。また、社会で働くうえで大切なことを感じ取ることができました。」(中3)


「大学でなにを学ぼうか悩んでいたので、放課後に相談に乗ってもらえてとてもうれしかったです。また、苦手とすることにも一歩踏み出してみようと思える授業で面白かったです。」(中3)


「まだ何になりたいのかも明確に決まってなく焦っていましたが、今日の活動を通して、自分がやりたいことにどんどん挑戦して、挫折して、また挑戦して...というのを繰り返していけば自分の世界は広がるし、自分も強くなれるし、そして何よりも自分が何をしていくべきか見つけることができるのでは...!とポジティブな考えが出来るようになりました。」(中3)


「座談会に参加して、世界で活躍する社会人の方々の話を聞くことができてよかった。自分の第一志望である国際教養大学を卒業された方から、詳しくお話を伺えたのがとても嬉しかった。進路実現のための情報を得ることができたので、これからどのような心持ちで過ごすのかしっかりと定着させていきたい。」(高2)



「まるべにせんせい」の皆さんから、素晴らしい学びの機会をいただきました。

丸紅社員の皆さん、菅井さん、小澤さん、本当にありがとうございました。


是非また、秋田南高校、秋田南高校中等部においでください。






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