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探究活動部

高3総合探究コース 代表発表会を行いました。

7月4日(木)1~3校時、第一体育館にて、高3総合探究コースの代表発表会を行いました。


高校3年の総合探究コースの代表生徒60名が、2年生の春から続けてきた探究活動「総合探究」の成果をポスターセッション形式で発表しました。


探究活動は、生徒自身がテーマを定めて探究する学習活動であり、各学年、毎週の「総合的な探究の時間」に行っています。


特に、「総合探究」コースでは、自分自身が将来学びたい学問分野について個人でテーマを定め、同じ学問分野を選んだ仲間と協働しながら研究を進めてきました。今回の代表発表会では、先日のクラス発表会で選ばれた60名の代表生徒が、探究活動の成果を発表しました。



発表を行った代表生徒と、研究タイトルは以下の通りです。


<数学(工学情報系含む)>

鈴木 隆之介 「インターネットに浮かぶ雲?クラウドのこれから」

菊地 遥斗 「最短距離、最短効率について考える」

長谷部 央 「エネルギーを再生可能にする方法」

東海林 佑 「AIと医療」

上野 亮 「AIの責任は誰が取るのか」

佐々木 悠空 「マイクロプラスチックの適切な処理方法の検討」


<生物学・農学>

後藤 慈尚 「牡蠣殻で海を中和する」


<医学・歯学・薬学>

池田 優奈 「バイオ医薬品の可能性と薬価削減への改善策」

稲葉 美帆 「歯髄細胞による再生医療の現状と課題」

菅原 望乃 「癌の放射線治療」

杉本 実優 「薬と心理の相関性を活かして」

堀 柚葉 「薬剤師とAI~共存への道~」

松橋 海斗 「AIで秋田の医療を救う」

小笠原 理子 「スマホによるオーバーフロー脳」

菊地 祐太郎 「突然死を“突然”でなくする」

高橋 咲妃 「産婦人科からこどもの虐待防止を考える」

玉井 優太郎 「ポリファーマシーを防ごう!」

福岡 愛桜 「患者を素早く病院に収容する」

進藤 悠花 「秋田の子どもの生活習慣病を減らす」

鈴木 康太 「男性看護師を増やすために」

吉田 美優 「看護とAIは共存できるのか?」

杉山 長駿 「日本の癌の放射線治 ~現在の放射線治療の現状・課題について~」


<スポーツ・健康科学>

佐々木 芳 「身体に障がいのある人がスポーツを通して人生を楽しむには」

鈴木 白哉 「老後を楽しむ」

髙橋 湊羽 「人生100年時代あなたはどう生きる?」


<経済学・経営学>

堀井 望愛 「人が死なない経済形成」

升屋 紗季 「チョコレートからフェアトレードの推進をはかる」

照井 蓮 「音楽サブスクでアーティストを支える」

小野 柊二 「なぜ今増税するのか」

佐々木 快晟 「老後は楽しく暮らしたい」

堀川 健太 「秋田への外国人観光客の誘客」

真壁 心春 「人は見た目が100%?」

武藤 龍平 「少子高齢化を抑えよう」

加藤 琴華 「日本のキャッシュレス化」

佐藤 めばえ 「経営を成功させるには」

中島 蓮実 「GUCCI vs LOUIS VUITTON -経営戦略における競争-」

渡部 真奈 「秋田県を活性化するには?」


<心理学・教育学>

渡邊 俊平 「新しい授業の提案」

熊地 優佳 「推しへの気持ちの伝え方」

船木 美波 「他国教育から学んで日本教育をも~っと良くする」

渡邊 敬周 「ストレス解消法について最も健康的で効率の良いものはどれか?」

嶋田 ゆきな 「秋田県における高齢者の自殺予防対策」

石黒 夏菜 「学校での悩みを解決するために」

大野 咲子 「不安や悩みに勝つ方法」

小川 苺香 「LiD/APDって何? ~学校でできる支援法~」

鈴木 瑛斗 「経済発展の鍵は教育にある」

赤根谷 月美 「秋田の婚姻率を上げたい」

金子 もも 「集団がもたらす心理現象とその対処法」

佐藤 凛大 「幼少期における家庭環境と犯罪との関わり」

松田 光希 「アンコンシャス・バイアスと向き合う幼児教育」


<文学・芸術>

佐藤 凜実 「現代アートの存在意義の再提唱」

鈴木 かえ 「聴覚障害と音楽」

佐藤 華音 「言葉の変遷 ~正しい言葉とは~」

塚田 莉央 「古典文学から学ぶ日本人に根付く「美しさ」」


<法学・政治学>

椿 慎太郎 「AI時代における裁判 ~司法のAI利用の可能性~」


<歴史学・地理学>

中村 遼 「歴史的観点から見る差別問題と向き合いたい」


<国際関係学>

保坂 愛来 「真のグローバル人材とは何か ~グローバル化する社会で必要とされる人になる方法~」


<社会学・文化人類学>

糸屋 拓憲 「秋田に新たなデートスポットを ~倉庫に学ぶリノベーション~」

安藤 愛弥 「持続可能なまちづくり」

船木 美優 「虐待から障がい児を救うために」



それぞれ、自身の関心や進路志望などに基づいて、1年半にわたる探究活動の成果をポスターにまとめ、発表しました。

昨年度までは、各教室にてプレゼンテーション形式で発表を行い、下級生にリモート配信していましたが、今年度は、広い第一体育館を会場に、研究成果をまとめた大判ポスターを掲示して口頭発表を行いました。


会場では、高1から高3の生徒約600名と、約30名の保護者の方々が参観しました。



また、代表以外の生徒のポスターについても縮小版を掲示しました。


ポスターセッション形式とすることで、一度にたくさんの研究ポスターを掲示することができ、大勢の発表を見てもらうことができました。



発表を行った代表生徒の皆さんは、それぞれ、自分がこれまで取り組んできた研究内容を、できるだけ分かりやすくオーディエンスに伝えるべく、身振り手振りを交えたり、具体例を挙げて説明したりしながら発表していました。










発表後には、参観者とのあいだで質疑応答の時間があり、それぞれ活発に質疑が行われました。






また、自由にポスターを見て回り、発表者と交流できる時間もありました。





互いに探究を深め合い、高校1・2年生にとっては、これからの探究活動の参考にもなったことでしょう。


参加した生徒の、振り返り記述の一部を紹介します。



今回の活動は、自分の知らない分野を知れる良い機会になったと思います。また、自分自身が調べた内容と重なる部分もあって、聞いていて面白かったです。多くの人の探究を聞けて、すごく刺激になりました。(高3総合探究コース)


発表者の研究発表では、自分でも調べてみたいと思うきっかけを与えてもらったと感じている。発表者は、テーマについて多く調べ、知識を増やしていったことと思う。今までの探究の過程を感じさせられるような発表を聞いて、私ももっと様々な見地を広げたいと思ったし、自分の意見を持つためにも正確な情報収集をしてみたいと思った。(高3総合探究コース)


様々な発表を聞いて、それぞれデータなどの情報を集め、根拠のあるプレゼンをしていてとてもわかりやすかった。また、ポスターも字だけでなくグラフや表を活用して工夫してあってとてもみやすかったと感じた。良い部分を参考にこれからの活動に活かしていきたい。(高3総合探究コース)


半日を通して多種多様な発表を聞き、学びを深めることができた。様々な研究がとても興味深く、自分で研究するだけでなく友達の研究を聞くことも一種の大切な学習であると実感した。これからも探究心を強く持って日々の学習に励んでいきたい。(高3総合探究コース)


ポスターの工夫によって発表の理解度がかなり変化し、提案の筋道が分かりやすくなるのだなと思った。また、今日の発表にあった内容をこれから自分で意識してみたり、どのように政府などが発達させようとしているのかなどを見てみたりするのも面白そうだと思った。(高3総合探究コース)


様々な面白い発表が聞けて楽しかった。ポスター1枚にまとめるのは大変そうだったが全員見やすくまとめられていてどの発表も理解することができた。また、原稿を見ないで発表している人やレベルの高い質疑応答が聞けて、探究内容だけでなく発表への態度ども含めて非常に学びの多い発表会だったと思う。(高3学術探究コース)


それぞれ興味を持った分野に対して深く探究していて、興味深い発表がたくさんあってどれを見ようかとても迷いました。日常にありふれているものでも少し追求してみると様々な疑問が浮かんでくると思うので、それについて考えてみることを大事にしたいと思いました。(高3学術探究コース)


様々な分野の探究成果を見る・聴くことができました。興味のある分野もそうでない分野も、楽しんで理解することができたと思います。中には調べた事柄を自分で分析し、傾向を見つけている人もいて、探究として素晴らしいなと感じました。自分の生活に直接関わるような内容の発表は、自分と照らし合わせて聴くことができたのでより参考になったなと感じます。総探コースの活動は、学探とは違って個人での探究ですが、一人の力とは思わせないような内容のものもたくさんありました。(高3学術探究コース)


同学年の探究発表を聞いて、現代の課題をテーマにしたものが多く、わかりやすくまとめられているため理解するのが容易だった。AIと共生していくための課題が山ほどあることを知り、自分も解決策を考える必要があるなと感じた。新たな知識や方法を知る機会となった。(高3学術探究コース)


口頭での発表を聞くことができた4人も、それ以外も、自分の興味を更に深めてくれたり、新たな視点を与えてくれたりするものばかりだった。これをきっかけに今後の自分の行動をより良いものに変えていこうと決心できたこともあったので、今日学んだことをしっかりと心に留めておきたい。発表に選ばれなかった探究についても、廊下に掲示してあったポスターから色々な情報を得ることができ、見ていて楽しかった。やはり、みんなの探究を見ることはとても刺激的でワクワクするので、今後も、このような機会を大切にできたらいいなと強く思った時間だった。(高3学術探究コース)



自分の研究したい内容に似たものも多くあり参考になった。先輩方を先行研究としてさらに自分の研究で発展させたいと思う。また、発表形式も実際に体験させる方法をとったり、身振り手振りを加えたりしているものがあり、学びになると感じた。私もそのような発表ができるよう、工夫を考えたいと思う。(高2総合探究コース)


3年生の代表の方のお話を聞いて自分たちが今行っている総合探究よりとても深く、具体的に考えていてすごいなと思いました。人前で話すことは緊張することだと思いますがわかりやすく、笑顔でお話していただいたののでとても充実した時間になりました。先輩たちを参考に自分も良い研究ができるように頑張りたいです。(高2総合探究コース)


今回代表発表会で先輩の話を聞いて、どの発表も説得力があるなと思いました。その理由として、実際に取った数値やアンケート結果、実際に聞いた話をわかりやすくグラフや表にまとめているからだと考えました。私は今、芸術学で広告のデザインについて探究していますが、主観的な話になりやすく説得力を持たせるのが難しくて行き詰まっていたので先輩がLINEのオープンチャットを使って話を聞いたというのを聞いて感銘を受けました。芸術学はネットでデータを見つけるのが難しい分野だと思うので実際の話やアンケートを中心に説得力のある探究にしたいと思っています。また、先輩方の発表の仕方にも参考にできる点がたくさんあると思いました。特に、老後を楽しむという発表をしていた先輩の質疑応答時間の質問が出なかった際の対応がすごいと思いました。自分から聞いている人に答えやすい質問を投げかけてうまく自分の発表に結びつけていて私も発表する機会があったら是非参考にしたいと思いました。(高2総合探究コース)


ポスターから発表まで全部3年生のレベルが高く、どれも面白かったです。特に教育学についての発表をたくさん聞いたのですが、障害の問題から教育環境の改善について考えたり、外国と比べて日本の教育を考えたりととても興味深い内容ばかりで解決策などが早く実現してほしいと思いました。考え方がそれぞれ違ってとても面白かったです。来年は私達が今日と同じ場所で発表していると思います。今日学んだことを活かして総合探究に活かしていきたいです。(高2総合探究コース)


様々な発表を聞き、ポスターを見て、似たようなタイトルであっても解決策に相違が見られたり、内容が似ていても発表の仕方やポスターに違いがあったりして、個性が出ていて面白かった。自分が元々興味関心のある分野で自分の学びが深まったのはもちろん、興味とは少し離れている分野のポスターや発表も新しい気付きや発見になった。3年生のみなさんは、現状を「端的に」まとめたうえで、解決策を「明確に」されていて、それは簡単そうに感じるけれど難しいことなのでまとめ方や調べ方を工夫されていた。これらの気づきを学術探究や様々な学習につなげていきたい。(高2総合探究コース)


興味深いテーマ選び、ポスター、話し方など勉強になりました。すべての場所を見てまわることはできず残念でしたが想像以上に分野が多岐にわたっていて、しかも、どの研究発表も丁寧にくわしく研究されており面白かったです。フリー観覧のときは心理学・教育学をテーマに選んでいるのを見ました。特にそれらの先行研究の使い方は学探にも活用していけると思いました。(高2学術探究コース)


問題の解決に向けて多角的な視点から方法を模索していくことが大切だとわかった。自分の調べている分野とは全く関係のないところにも問題解決のヒントは隠されていると気づいた。より柔軟な発想を視野に入れながら、学術探究の活動を頑張っていきたいと今日の活動を通して思った。(高2学術探究コース)


聞き手に手を上げてもらう場面や、無言の時間を作らないように意識しているのが伝わってきた。ポスターも簡潔にまとめられていて分かりやすかった。(高2学術探究コース)


文理を問わず幅広い分野のテーマに触れることができてとても有意義な時間になった。学探の参考にもなった。(高2学術探究コース)


どの研究内容も非常に興味深く、ポスターも分かりやすいよう工夫されていて面白かったです。発表しているときもとても堂々としていて私もこれから先、先輩たちのようになっていけるように努力したいと思います。(高1)


興味のある発表を聞くことができ、自分にも新しい考え方が生まれたので良かったです。また、発表するときの話し方や図の示し方、資料の活用方法などもとても参考になりました。みんなフレンドリーで嬉しかったです。(高1)


自分の興味ある分野、興味のない分野など色々な分野の発表を聞いて、考えが少しでも深まった気がします。また、今まで考えて来たことでも、3年生の先輩方のお話を聞いて、自分とは違った視点での意見や考えを聞くことができて本当に良かったと思います。発表で学んだことをしっかり取り入れて、自分の探究活動がより良いものになるように頑張りたいです。(高1)


信頼性のある資料を見つけるだけでなく、そこから情報を読み取り、オリジナルの考察や対策を考えていて面白かったです。まちづくりや世界の経済の回り方に関して自分とは違う考え方がとても参考になりました。(高1)


特にバイオ医薬品についての話がとても興味深かったです。自分の学びたい分野だというのもありますが、自分自身がバイオ医薬品についてわからなかったので、色々知ることができて面白かったです。高2になったらあたらしく探究が始まるので、参考にしていきたいです。(高1)


今回の発表を見て、どの先輩も調べる内容の定義付けをしっかりしていることが印象に残りました。また、解決すべき問題点を見い出したり、解決策を考える過程で専門の方や本職の方に相談したりしている先輩もすごく多かったように思います。個人で行う研究ではありますが、問題解決やその解決策のさらなる発展に有識者の知恵を借りるのは非常にいいことなのだとわかりました。多くのことを学べ、自分が総合探究をするときには参考になると思いました。(高1)


様々な分野の発表を見て、それぞれ自分がテーマとしているものについて詳しく調べ、その課題を解決するための解決策を自身が集めたデータから考えていてすごいと思いました。また、解決策もひとりひとり工夫があって面白いと思いました。今回見た発表の調べ方やデータの集め方を参考にしたいと思いました。(高1)


3年生の発表を聞いて自分の行きたい学部ではどんなことを学びたいかの大まかな構想ができた。私も筋の通った発表をできるようにしたい。(高1)


高3の人たちの代表発表を聞いて、探究のクオリティの高さに驚いた。自分たちの今行っている国際探究は、まだまだ初歩の段階に近いが、今回の発表を受けて、探究のゴールがはっきりした気がする。これからの国探の活動に活かしていきたい。(高1)


自分の探究したことを思う存分発表できました。質問されてもっと調べたいと思ったし、探究したいことが増えました。(高3総合探究コース・代表発表者)


計2回の発表を無事終えました。想像以上に多くの人が発表を聴きに来てくれてとても嬉しかったです。質問や意見もたくさんもらい、今まで自分の中にあった視点とはまた別の角度から掘り進められそうだと感じました。「わかりやすかった」「面白かった」というコメントももらい、モチベーションが上がりました。また、他の人の発表を聴きに行ったり、ポスターを見に行ったりもしましたが、自分とは全く別のテーマのものからも、仮説の立て方やポスターのレイアウトなど、学ぶことがたくさんありました。(高3総合探究コース・代表発表者)


大勢の人の前でのポスター発表は初めてで緊張したが、質疑応答が予想よりも活発になって安心した。今までのようにスライドを用いて発表すると、人で混雑することなく説明の順序がわかりやすいと思うが、今回のようにより近くで発表を聞いてもらうことで表情もわかり、反応を確かめながら発表できて良かった。しかし、同時に発表する人数が多かったため、後ろの方の人に声を行き届かせるのが大変だった。他の人の発表を聞き、課題と解決策がわかりやすいものがあったため次にこのような機会があるときにはさらにわかりやすいものを作りたい。(高3総合探究コース・代表発表者)


今回代表者として発表して、一番感動したことは保護者の方で本物の男性看護師の方に聞いてもらうことができたことです。本物の看護師の方に聞いていただけてとても光栄でした。体育館での発表は声が響かず大変でしたが、大きな声でよりわかりやすく聞いている人の気持ちを考えて伝えることができました。今までの研究の成果を伝えることができてよかったです。(高3総合探究コース・代表発表者)


1年あまりの研究の成果をしっかり発表できてよかった。この経験を糧に大学での研究に活かし、頑張りたい。(高3総合探究コース・代表発表者)



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