【中等部】8月の給食
本校中等部で8月に実施した給食をご紹介します。
<給食献立予定表>
<給食便り>
8月19日(金)【あきたday】
「しょっつる塩焼きそば 牛乳 たまごとほうれん草のスープ 米粉ぎょうざ 秋田県産ブルーベリーゼリー」
夏休みが終わり、学校に生徒たちの活気が戻ってきました。給食再開初日は、毎月19日の「食育の日」にちなんだ「あきたday」献立を提供しました。
ハタハタの魚醤「しょっつる」を使用した塩焼きそばや、秋田県産卵とほうれん草を使ったスープ、秋田県産のブルーベリーを使用したゼリーなどを提供しました。
大潟村産の米粉が使用されている「米粉ぎょうざ」は、米粉の皮のパリッとした食感が味わえるよう、素揚げしました。いつも生徒たちに人気のメニューです。
本校の給食では、毎月1回、秋田県産食材を使用した「あきたday」献立を提供するなど、地産地消に積極的に取り組んでいます。
8月20日(火)
「米粉パン キャラメルクリーム 牛乳 トマトとレタスのスープ バジルチキンカツ 花野菜のごまサラダ」
「バジルチキンカツ」は、鶏胸肉を塩こしょう、白ワイン、薄力粉、マヨネーズ、水を混ぜ合わせたバッター液につけ、最後にバジルの粉末を混ぜたパン粉をまぶして揚げました。バッター液を使用すると、小麦粉と卵を付ける工程を省くことができる上、衣がはがれにくくなります。大量調理を行う学校給食では、卵を使用しないことで、衛生面においても優れています。
手作りする分、調理作業は大変ですが、できあがった「バジルチキンカツ」はサクサクッとした食感でとにかくおいしい!給食時間中、生徒たちに「今日のバジルチキンカツは手作りだよ」と伝えると、目を丸くして驚きながら「おいしいです!」と言って食べてくれました。
8月21日(水)
「ご飯 牛乳 かぼちゃ入り根菜汁 いわしの蒲焼き すき昆布炒め煮」
この日から始まった学級対抗。スポーツをする際には、身体を動かすエネルギーがより多く必要になります。そのため、エネルギー源となる「炭水化物(糖質)」を多く含む「ご飯」の他、糖質の多い「かぼちゃ」をみそ汁に入れるなど、エネルギーを多く補給できる献立を提供しました。
かぼちゃの入った根菜汁は、かぼちゃの甘さと味噌のコクが合わさり、ほっと落ち着く味わいになりました。
副菜の「すき昆布炒め煮」に使用した「昆布」は、「カルシウム」や「マグネシウム」、「鉄」などのミネラルが豊富に含まれており、スポーツ時の筋肉のつりやけいれんの予防に効果があります。この日は豚肉や大豆、さつま揚げ、人参、糸こんにゃくと一緒に炒め煮にしました。
8月22日(木)
【2年生英語コラボ給食 Food Travels around the World】
「チキンティッカマサラ 牛乳 にんじんドレッシングサラダ フルーツゼリーミックス」
2年生の英語で学習する題材「Food Travels around the World」にちなみ、イギリス発祥のカレー「チキンティッカマサラ」を提供しました。日本や外国の料理を知り、食文化の歴史や変化について考える題材です。
日本のカレーライスはインドから伝わったと思う人が多いかもしれませんが、実際には、インドからイギリスへ、さらにイギリスから日本へと伝わった料理です。給食では「インド→イギリス→日本」と3回にわたって、国ごとのカレーライスの味の違いを確かめてみることにしました。
今回は、6月に提供した「インド風カレー」に引き続き、イギリス発祥の「チキンティッカマサラ」というカレーを提供しました。給食では、スパイスに漬け込んでおいた鶏肉をオーブンで焼き、トマトとクリームベースのカレーの上にトッピングしていただきました。カレーは、スパイスが効きつつもほんのりとクリーミーな味で、残暑が続き、食欲が落ちがちなこの時期にぴったりでした。
8月23日(金)【世界の料理:ベトナム編】
「コムスン 牛乳 県産米粉めんのフォー ココナッツ白玉」
ベトナム料理は、やさしい味付けで、野菜をたくさん使ったヘルシーな料理として日本でも人気があります。「コムスン」は、にんにくやニョクマム(魚醤)、レモングラスの効いた甘辛だれで漬け焼きした豚肉を、ご飯にのせて食べるベトナムの定番料理です。目玉焼きや野菜なども一緒に、ワンプレートご飯として朝食や昼食によく食べられています。給食では、ニョクマムの代わりにナンプラーを、レモングラスの代わりにレモン果汁を使って味付けしました。ナンプラーの深いうま味の中にレモンのさやわかな酸味が効いており、さっぱりと食べることができました。
また、同じくベトナム料理の「フォー」を秋田県産米粉めんを使って提供しました。鶏肉から出ただしとシャキシャキッとしたもやし、香味野菜のニラ、つるつるっとした食感の米粉めん、レモン汁の酸味が合わさり、暑い中でもするすると食べることができました。
給食時間中にクラスを回っていると、実際にベトナムに行ってフォーを食べたことがあるという生徒がいました。給食のフォーについて「本場のものよりも食べやすく、おいしいです」という感想をくれました。給食を通してベトナムの食文化に触れ、生徒たちは楽しそうに味わっていました。
8月28日(水)
「麦ご飯 牛乳 チンゲン菜のスープ いかと野菜のアーモンドがらめ 海そうサラダ」
「いかと野菜のアーモンドがらめ」は本校で初めて提供しました。玉ねぎや赤・黄パプリカ、アーモンドを入れたケチャップベースの甘辛いたれを作り、その中に片栗粉をまぶして揚げたいかを入れてよく絡めました。いかやアーモンドの歯ごたえがよく、甘辛い味付けでご飯も進みました。
それに対して「海そうサラダ」は、酢の効いたさっぱりとした味付けで、箸休めにぴったりでした。海そうサラダには、「わかめ、赤つのまた、青つのまた、昆布、白きりんさい、茎わかめ」の6種類の海藻を使いました。腸の健康に欠かせない「食物繊維」の多い海藻ですが、日々の食生活の中で不足しがちです。生徒たちが海藻を食べる機会を少しでも増やすために、給食ではサラダや煮物、汁物などに海藻を取り入れています。
8月に実施した給食献立をご紹介しました。
本校では今後もおいしい給食の提供に努めてまいります。
来月もどうぞお楽しみに!