【中等部】9月の給食
本校中等部で9月に実施した給食をご紹介します。
9月は秋らしいメニューが続々登場しました。
<給食献立予定表>
<給食便り>
9月3日(火)
「背割りコッペパン 牛乳 チキンチャウダー カリーブルスト 枝豆入りサラダ オレンジゼリー」
「カリーブルスト」は、ドイツ料理の一つです。「カリー」は「カレー」、「ブルスト」はドイツ語で「ソーセージ」の意味で、焼いたソーセージに、トマトケチャップとカレー粉を混ぜたソースをかけて食べます。
ドイツには、カリーブルストの博物館があるほど大人気の料理で、ドイツの街中では必ず売られているそうです。給食の時間、生徒たちは背割りコッペパンに挟んで楽しそうに食べていました。
9月9日(月)
「ご飯 牛乳 五目中華スープ 油淋鶏 野菜のごま和え」
油淋鶏は、中国発祥の料理です。鶏肉を油でカラッと揚げ、刻んだ秋田県産長ねぎをたっぷりと入れた甘酸っぱいタレに絡めていただきました。ごま油が入った香ばしい風味のタレは揚げた鶏肉に良く合い、ご飯が進む人気の一品でした。
五目中華スープは、たけのこやえのきたけ、小松菜、とうもろこし、にんじんなど、色とりどりで見た目にも鮮やかでした。
9月10日(火)【世界の料理:フランス編】
「米粉パン 牛乳 キャラメルクリーム コック・オ・ヴァン ミートオムレツ キャロットラペ」
今年、フランス パリでオリンピック・パラリンピックが開催されたことにちなみ、フランス料理を提供しました。
「コック・オ・ヴァン」は、ワインの名産地、ブルゴーニュの郷土料理です。フランス語で「コック(coq)」は鶏、「ヴァン(vin)」はワインという意味があります。鶏肉を赤ワインで煮て、仕上げに煮汁を煮つめてソースにします。給食では、鶏肉をじゃがいもやにんじん、玉ねぎ、マッシュルーム、ブロッコリー、トマトなどたくさんの野菜と一緒に煮込み、香りづけ程度で赤ワインを使用しました。
「キャロットラペ」は、フランスの家庭料理の定番で、にんじんを千切りにしてオリーブオイルと酢で和えるシンプルなサラダです。「ラペ」とは、フランス語で「せん切り」「細切り」を意味します。
給食では、食べやすいよう、にんじんの他に玉ねぎやコーン、ツナを加え、レーズンでほんのり甘さを出しました。
食を通してフランスの食文化に触れることができました。
9月17日(火)【お月見メニュー】
「さつまいもご飯 牛乳 みそけんちん汁 うさぎ型ハンバーグ キャベツの塩こんぶ和え お月見デザート」
今年の十五夜は9月17日でした。十五夜は1年で最も美しいとされている「中秋の名月」を鑑賞しながら、秋の収穫に感謝する行事です。
この日は秋の味覚である「さつまいも」を使った「さつまいもご飯」を提供しました。さつまいものほくほくとした舌触りと甘みがあり、鮮やかな黄色が食欲をそそりました。生徒からも「さつまいもが甘くておいしかったです」という声が聞かれました。
ハンバーグは、お月見メニューにちなみ可愛らしいうさぎの形をしていました。生徒たちも喜んでいました。
9月19日(木)
「横手風焼きそば 牛乳 わかめスープ りんごあんみつ」
横手焼きそばは、「B1グランプリ」で全国一を獲得した料理です。給食では、焼きそばは太麺ではなくノーマルな焼きそばの麺を使用し、福神漬けは食塩摂取量をカットする目的でつけていないため、「横手風」としました。目玉焼きをくずしながら、焼きそばと一緒にいただきました。
デザートの「りんごあんみつ」は、秋田県産りんごのシロップ漬けを寒天、白玉団子、みかん、こしあんと合わせました。さっぱりとした甘さで食後にぴったりでした。
9月20日(金)
「さんまの蒲焼き丼 牛乳 豚汁 小松菜のおかか和え」
旬のさんまを使った「さんまの蒲焼き丼」を実施しました。給食では片栗粉を付けたさんまを油で揚げ、調理室で手作りしたタレをかけて提供しました。さんまには、血液をサラサラにする効果のあるEPAや、脳の活性化に効果のあるDHAが豊富に含まれています。
「豚汁」は、さつまいもやごぼう、大根、にんじん、長ねぎ、こんにゃく、油揚げなど、具だくさんで食べ応えのある豚汁でした。
9月27日(金)【2年生英語コラボ給食 Food Travels around the World】
「横濱レトロカリー 牛乳 海そうサラダ マスカットゼリー」
2年生の英語で学習する題材「Food Travels around the World」にちなみ、日本の「横濱レトロカリー」を提供しました。日本や外国の料理を知り、食文化の歴史や変化について考える題材です。
日本のカレーライスはインドから伝わったと思う人が多いかもしれませんが、実際には、インドからイギリスへ、さらにイギリスから日本へと伝わった料理です。給食では「インド→イギリス→日本」と3回にわたって、国ごとのカレーライスの味の違いを確かめてみることにしました。
今回は、6月に提供したインドの「インド風カレー」、8月に提供したイギリスの「チキンティッカマサラ」に引き続き、最終回として日本の「横濱レトロカリー」を提供しました。
イギリスから日本にカレーが伝わったのは、日米修好通商条約が締結された翌年の1859年6月2日、横浜港が開港したときという説があります。
完熟トマトや玉ねぎをたっぷりと使い、甘味と酸味を効かしたマイルドな味わいの「横濱レトロカリー」は、日本ならではのどろっとした食感でなじみ深いカレーでした。
9月に実施した給食献立をご紹介しました。
本校では今後もおいしい給食の提供に努めてまいります。
来月もどうぞお楽しみに!