今年度の学級対抗は中止となりましたが…
8月24日~26日に予定されていた学級対抗(球技大会)ですが、本校では、県内での新型コロナウイルス感染症拡大の状況を受け、中止という決定をいたしました。
クラスが団結して取り組む毎年恒例の行事だっただけに、生徒たちからは残念がる声も上がりましたが、放課後の教室や図書室を覗くと、自学に励む高校3年生の姿が見られました。
「高校3年生 学級対抗 勉強マラソン」です。
「勉強マラソン」とは、本校で進路指導の一環として不定期に実施している自学の取組です。
普段は長期休業中などに行っており、2~3日の期間、希望生徒がひたすら自学に取り組むというもの。部活動などもあって普段まとまった時間がとれない生徒にとっては、集中して学習に向かえるよい機会となっています。
今回、学級対抗が中止となった3日間は通常授業となりましたが、放課の時間が早くなったため、放課後の時間に勉強マラソンを実施することとしたものです。
それぞれの学習時間はクラスごとに合算して、毎日、平均時間で競い合います。
形を変えて行う「学級対抗」です。
この先生方の提案に、3年生の生徒たちが応える形で実現しました。
中にはクラスTシャツを着て、他のクラスに負けるものかと、必死に勉強に取り組む生徒も見られます。
ピンチをチャンスに。
生徒たちは、大学受験というそれぞれの目標に向けて、この期間を力を伸ばす好機と捉え、しっかりと前向きに気持ちを切り替えることができていたようです。