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教育情報部

高2「学術探究」プレゼン班別指導Ⅰを実施しました。

9月8日(木)、高校2年生の学術探究コースの生徒を対象に「プレゼンテーション班別指導Ⅰ」を行いました。


今回のこの講座の目的は、10月20日に秋田市アトリオン音楽ホールで行われる公開成果発表会に向けて、効果的なプレゼンテーションの技法について、外部講師から具体的な指導を受けることを通して、それぞれの発表の質を高めることです。


外部講師に、ソフトアドバンス株式会社 代表取締役社長の菅原亘氏をお迎えし、指導していただきました。


生徒たちは、夏休み中に実施したフィールドワークでの学びも交えながら、世界や地域が抱える諸課題をテーマとしたグループ研究について、解決策の提案とともにプレゼンテーションを行いました。






その後、講師の菅原さんから生徒の発表内容や、プレゼンテーションに用いられたスライド1枚1枚について、丁寧に助言をしていただきました。



終了後の、生徒たちが書いた「振り返り」の一部を紹介します。


「まず自分たちのこれまで探究してきたことを、できる限り発表することができた。その上で、アドバイスを受けて、スライドの見せ方、探究の仕方など改善すべきところが多くあると実感した。まず探究の仕方については、自分が資料を鵜呑みしてしまうよくない傾向が発表に出てしまったと思った。もっと批判的に、比較対象を探し、資料の事実として裏付けできるようにするべきだと感じた。また、スライドの写真などをもう少し内容に合わせる必要があると感じた。相手が理解し、納得してもらえるような発表の作りをもっとメンバーと話し合い妥協を簡単にせず行っていきたい。」


「原稿とスライドの『調和』についてのアドバイスをいただきました。今回私たちはスライド作成と原稿づくりを役割分担して作っていましたが、その結果『声のトーンや内容』の雰囲気とスライドの絵や写真、構成の雰囲気があっていないミスマッチを起こしてしまいました。例えばシリアスな感じで言っているのに対し、ポップな絵で提示するなどといったことが挙げられます。それぞれが良いものであってもコンフリクトを起こしてしまえば違和感を与えることに繋がりかねない、ということに気付かされました。次回はスライドも原稿もよくすり合わせて『調和したプレゼン』ができるようにしたいと思います。」


「今回はもともと提案しようとしていた案がフィールドワークの際に“難あり”なことであることが発覚し行き詰まった状態のままで講座を迎えました。非常に不安が大きかったのですが、提案内容が面白いといったことや、提示の仕方も導入が聴衆をひきつけるものであったこと、起承転結が分かりやすかったことなどを褒めていただけたので、今回うまくできたことは引き続き継続し、より進化させて本番に繋げたいと思います。」


「ギリギリまで考えた提案だったので考察が不十分なところがあったが、現段階のベストなプレゼンができたと思う。アドバイスをいただいて、論理的な視点が足りなかったと分かった。今後の活動では、自分たちの提案を客観的に批判的に見て探究を深めていきたい。」


「今回の発表は流れを意識するという事で取り組んだが、資料を適切に使い根拠が明確で論理的な発表ができたと思う。講師の先生からのアドバイスで、私たちの『伝える』という意識が薄いことが分かったので、自分たちも楽しいと思えるような工夫をしたいと思った。1ヶ月後には英語で完成させないといけないので、English Seminrでの経験を生かし、協力してよいものを作り上げていこうと思った。」


菅原先生、誠にありがとうございました。



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