海外フィールドワーク通信(その9)
これが、タイでの最後の研修レポート。タイに5日間滞在して行った研修も、思い返すと、あっという間だったような気がします。
私たちが最終の研修地に選んだのは、マハーサーラーカーム大学。
この大学の附属高校で学ぶ、私たちとほぼ同学年の生徒たち(日本でいう高1~2年生です)との交流を通じて、互いの国の歴史や文化などを理解し合うのが目的です。
私たちはパソコンを使ったプレゼンテーションやポスターなどを用いて、タイの生徒たちに分かりやすく伝えることを心がけました。
やっぱり、どこの国でも「笑い」は共通言語。ここでも二人羽織を紹介し、案の定、大受けです!
私たちの発表へのお返しに、タイの生徒たちからパフォーマンスのプレゼント。プロモーションビデオ的な演劇のついた歌が披露されたり、
ギター女子による「ひまわりの約束」の、日本語!での熱唱があったり。そのパフォーマンスには、パワーと私たちへの思いの温かさが感じられ、とても感動的なものでした。
みんなで記念撮影。全ての人が、満面の笑みを浮かべています。さすがは微笑みの国。
交流の後半ではすっかり打ち解け合い、会話が弾みます。
感激もひとしおだったようです。
食べ物は人と人をつなぐもの。一緒に料理をして、会食を楽しもうという企画です。
エスニックなピリ辛の調味料を作って、焼き肉に付けてたべてみると「あっ!いける、いける!」
みんなの距離が、一層縮まります。
タイの生徒に、ここでもアンケート。日本から持参した「だし」を味見してもらい、その感想を伺っているところです。
「こりゃうまい!」「こっちのは不思議な感じがするよ」味見コーナーには、あっという間にたくさんの人が集まります。
「ぼくはこっちが好きだなあ」「わたしはこっち」タイのみなさんは、アンケートに非常に協力的です。こちらが思っていた以上に手厚い歓迎を受け、私たちにとって非常に素晴らしい交流となりました。
たくさんの成果と思い出のできたタイの研修。私たちは間もなく日本に向けた飛行機に乗り込みます。素晴らしい体験をたくさんすることができました。今回の研修がうまくいったのは、これに関わってくださった全ての方々のおかげだと、感謝の気持ちでいっぱいです。 このご恩は、私たちの今後の研究をよりよいものにすることでお返ししていきたいと思います。
それでは、このバスに乗って、コーンケン空港に向かいます。研修、お疲れ様でした。