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教育情報部

創立60周年記念式典を挙行いたしました。

10月15日(土)、あきた芸術劇場ミルハス 大ホールにて、創立60周年記念式典を挙行いたしました。


今回の式典は、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、ご案内する人数を減らすなど規模を縮小して開催いたしました。


会場のあきた芸術劇場ミルハスは、先月グランドオープンしたばかり。真新しいホールには、ご来賓の皆様方を含め、本校生徒・職員のほか、PTAや同窓会、旧職員の方々など学校関係者、約1400名が出席しました。



準備や設営のほか、受付や案内は、生徒会事務局など、生徒たちが担当しました。



司会を務めたのは、中高の放送委員会の生徒たち。

生徒一人一人の手で、記念式典を作り上げました。



記念式典 第一部の様子です。

冒頭、記念事業として作成された動画が上映されました。

この動画は、秋田コアビジネスカレッジ様のご協力で作成されたものです。以下のページから視聴できます。



佐川日奈子 教育振興会長による開式のことば。


国歌演奏に続いて、伊藤雅和校長より式辞。

「昭和37年4月、第一期生の入学式を挙行して以来、秋田県立秋田南高等学校は、獨立自尊の精神の下に、文武両道の教育を実践してまいりました。その間、新校舎への移転や、中等部開設など時代の推移とともに、学校はその姿を変えてまいりましたが、高い志をもつ仲間と切磋琢磨しながら、学業や部活動、学校行事に若い情熱を注ぐ生徒たちの姿は、今も昔も変わりません。」


さらに、在校生に対して、

「自分が今、どういう人間になろうと目指しているのか、南高生、南高中等部生として日々の学校生活を送っているのか、ということを、真剣に考えてほしいと思います。そのことを考える時に、本校の校訓、獨立自尊を自分なりに解釈してほしい。併せて、本校が掲げるグローバルリーダーというのはどういう人を指すのか、自分なりの答えをもってほしい。」

「世界は答えのない問いにあふれています。その問いに答えを導き出すことは容易ではないでしょう。だからこそ、考えるのです。思考し、探究するのです。諦めずに、その営みを続けることに、意味があるのです。皆さんがこの南高校で過ごす6年間、または3年間の中で培われるものが、次の時代を担う皆さん一人一人の未来を、よりよく生きる力となることを期待します。」

と、メッセージを送りました。


続いて、創立60周年記念事業実行委員会、山岡緑三郎会長による挨拶。


ご来賓の秋田県教育長、安田浩幸様より、ご祝辞をいただきました。


生徒代表挨拶は、高校生徒会長の佐藤弘徳さん。

「60年という月日は、人間の年齢から見ても非常に意味のある数字だと感じます。人は60歳で還暦を迎えますが、還暦は『生まれ直し』とも考えられ、それまでの人生にひとつの区切りを付け、何か新しいことに挑戦する、転機となる年でもあります。」


「60年の歴史の中で先輩方は、学業の面だけでなく、部活動またそのほか課外活動などにおいて、素晴らしい功績を積み重ねて来られました。その築き上げてきたものの偉大さに、尊敬の念を抱くとともに、先輩たちが大切にしてこられた伝統と誇りを、私たちが次の世代に確実につないでいかなければならない、という使命感のようなものを感じます。しかし私たちは、ただ受け継ぐだけでなく、秋田南高等学校の歴史の、新たな一ページを創る担い手でなければなりません。」


「還暦を迎えた今こそ、本校のこれまでの歴史と伝統を振り返り、新たな秋田南高等学校の歴史を、作り上げていく時です。獨立自尊の校訓とともに、在校生が一丸となって、さらなる飛躍を目指し、より一層、精進していくことを、ここにお約束いたします。」


力強く、今後のさらなる飛躍を誓いました。


そして、60周年記念事業として生徒に募集して作成したキャッチフレーズとロゴマークについて、前生徒会副会長の大高美空さんから紹介がありました。


キャッチフレーズ部門 最優秀賞を受賞したのは、高校1年、青木千鳳さん。

同じくロゴマーク部門 最優秀賞は、高校2年、小野 将さん。


二人には伊藤校長より表彰状が授与されました。


続いて、50周年以降の本校の発展に寄与された皆様に感謝状・表彰状が贈られました。


学校功労感謝状。歴代PTA会長や同窓会会長、学校評議員や各種教育活動への協力者の皆様です。代表として、長く学校評議員を務められた、高橋秀晴様にご登壇いただきました。



同窓会特別表彰状。

代表は小野隆三様。山岡実行委員会会長より表彰状が手渡されました。


永年勤続表彰状。10年以上の長きにわたり、本校に勤務され、本校の発展に寄与された教職員の皆様方です。


代表は前高校教頭で、中等部一期生の学年主任も務められた庫山 徹先生。


同窓会より、本校に対し、今後の本校教育活動に対する支援金の目録が贈呈されました。


そして、校歌演奏。

感染対策のため、大きな声を出すことはできませんが、心の中で声を合わせ、歌い上げました。



最後に、五十嵐敦志PTA会長による閉式のことばで、式典第一部は幕を閉じました。



続いて第二部は、生徒による発表です。


中等部1年生から高校3年生まで6学年の代表生徒たちが、「秋南この10年」と題し、スライドショーにて学校のあゆみを振り返りました。







写真から、本校の歩んできた歴史を感じます。

特に、創立50周年からの10年間は、スーパーグローバルハイスクール(SGH)指定や、中等部開設など、学校が大きな変化を迎えた時代でした。

会場からは、懐かしい写真の数々に、歓声が上がる場面もありました。



第三部は、吹奏楽部による記念演奏です。


1曲目は、高校・中等部の部員たちによる演奏。本校の卒業式でも入退場曲として演奏される「式典のための協奏曲」。本校創立40周年の記念曲として、11期・天野正道さんによって作曲されました。



続いては、吹奏楽部卒業生の皆さんによる演奏。昭和46年の第1回定期演奏会で、現役と卒業生の合同で演奏して以来、定番となったという「栄光からの脱出」。

そして、「クイーンメドレー」。会場が大いに盛り上がりました。



そして、60周年記念事業として、天野正道さんが作ってくださった記念曲「創立60周年記念式典のための音楽」が、現役部員による演奏で披露されました。



曲の合間には、放送作家「元祖爆笑王」としてテレビでも活躍されている19期・高橋裕幸さんと、天野さんによるミニトークショー。本校吹奏楽部にまつわるエピソードを和気あいあいと語ってくださいました。


そして、最後の曲は、現役・卒業生の総勢200名あまりが一緒に演奏。現在の校舎完成を記念して、平成9年の新校舎落成式にて初披露された「シンボル・マーチ」です。



素晴らしい演奏に、拍手がなかなか鳴り止みませんでした。

これをもって、記念式典は幕を閉じました。


ご出席いただいた皆様、式典開催にあたりご支援いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。

誠にありがとうございました。



秋田県立秋田南高等学校、秋田県立秋田南高等学校中等部は、次の100年に向けて、郷土や国家を支える高い志と国際的な視野を備えたグローバルリーダーの育成に、引き続き取り組んでまいります。

今後とも応援のほど、よろしくお願いいたします。



なお、この記事の写真の一部は、高校写真部が撮影しました。



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